妊娠が分かった友人や同僚への贈りもの。
妊娠経験のある方は自身の経験から思いつくプレゼントもあるかと思いますが、そうでない場合一体何をあげたら喜ばれるのかいまいちピンと来ないですよね。
私の経験上、ネットや雑誌で取り上げられているものでも意外とこれじゃないんだよなあ〜…なんて思ったりするものも正直ありました。
せっかくあげるなら「これが欲しかった!」と喜んでもらえる贈り物にしたいですよね。
今回は妊娠中に「これはホントにもらって良かった」というものを私自身の経験を踏まえてご紹介したいと思います。妊婦さんのプレゼントを迷っている方はぜひ参考にしてみて下さい!
妊娠中のプレゼントの注意点とマナー
妊娠中に出産祝いはNG
まず気をつけたいのが、数あるお祝いがある中で一番デリケートで気を使わないといけないのが妊婦さんへの贈り物です。
妊娠中は健康な妊婦さんであってもいつ何が起こってもおかしくありませんし、医療が発達した今の日本でも100%赤ちゃんが無事に生まれてこれる確証はありません。
妊娠中に新生児用の服やグッズを頂いてしまった…という経験がある方もいらっしゃると思いますが(私自身もあります)、もし無事に生まれてこれなかったとしたら頂いたプレゼントを目にするのはとても辛いもの。
仲の良い友人だとついつい赤ちゃんのものを!とウキウキ気分で選んでしまいたくなる気持ちもわかりますが、妊婦さんの気持ちを一番に考え赤ちゃんに関わるものは出産して一ヶ月以降に「出産祝い」として贈りましょう。
妊娠中はあくまで妊婦さん自身が使えるものやあまり形になって残らないもの、消耗品がおすすめです。
渡す時期は妊娠6ヶ月以降に
妊娠初期は妊娠継続できるのか不安な時期なので避けましょう。個人差はありますが悪阻が落ち着き、安定期に入る妊娠6ヶ月以降がベターです。
予算は大体5000円以内のものを
妊娠中のプレゼントの相場は大体3.000円〜5,000円ほど。
あまり金額が多すぎるとお返し等で気を使わせてしまいますので、5,000円以内におさめる方が気持ちよく受け取ってもらえます。多くても10,000円以内におさめた方が無難です。
妊婦さんへおすすめプレゼント8選
マタニティブルーでも思わず笑っちゃう本
胎教の本やマタニティ本はたくさん出回っていますが、妊娠中の精神不安定な時に真面目な本を読むとかえってプレッシャーになったりしませんか?
妊娠中はなるべくママが楽しく過ごしておきたいもの。マタニティブルーになってしまっている方でも気負わずに読んでもらえる本はいかがでしょうか。
◎そうゆうふうできている/さくらももこ 著
この本を初めて読んだとき私はまだ結婚の予定すらない立場だったので漠然と「妊娠出産=怖いもの」と未知の恐怖を感じていました。
それがさくらももこ先生の手にかかるとアラ不思議。ツライ悪阻や苦しいマタニティブルーがあっという間に笑い話へ早変わり!初めて自分のお腹の中に命が宿ったときの表現ですらも笑ってしまうような軽快な文章に思わず笑みがほころんでしまいます。
◎れもん、うむもん/はるな檸檬 著
エッセイマンガなので通常のマンガに比べると文字は多いですが、ゆるい絵と主人公の的確なセリフに妊婦さんなら「そうそうそう!!」と思わずうなずきながらすらすら読めてしまう本です。
妊娠出産は十人十色なのに理想と現実のギャップに「こんなんでいいんだろうか?」というはるな檸檬先生の気持ちがとてもリアルに描かれていて、逆に妊娠中不安を抱えていた時期に仲間がいるような気がして勇気づけられました。
心も身体もほっこりノンカフェインドリンク(飲み物)
◎ノンカフェインコーヒー&紅茶
お腹の赤ちゃんへの影響のことを考え妊娠中は好きだったコーヒーや紅茶を控える方も多いはず。
ノンカフェインだと味はイマイチなのかな?と思われるかもしれませんが、紅茶、コーヒー共にノンカフェインというのが分からないぐらい美味しいものが増えてきています。
ただスーパーではあまり種類が置いてなかったり少しお高いのもあって、継続して楽しむのはちょっと厳しいのも事実。
「たくさんもらえるとなお嬉しい」という意見も多いので、色んなフレーバーの組み合わせを贈っても喜ばれそうですね。
注意したいのは妊娠中はにおいに敏感になったりすることが多いので事前に確認しておく方が良いでしょう。
◎ごぼう茶
妊娠中に悩まされるもので3本の指に入るのが便秘。
ごぼう茶の原材料であるごぼうには食物繊維がたくさん含まれているので便秘解消はもちろん食欲抑制、高血圧予防、利尿作用があるのでむくみを解消し血糖値を下げる効果があり妊娠中にはもってこいのお茶です。
今すぐ使いたい!実用的な日用品
出産の時期にもよりますが妊娠中は冷えやむくみは大敵!
そしてお腹が大きくなってくる妊娠中期以降は睡眠時に横になるのもしんどいものです。そんなとき今すぐ使ってもらえるアイテムをご紹介します。
◎妊娠線予防クリーム
妊婦さんのおよそ7割が妊娠線が出来ると言われています。
妊娠線予防には保湿が肝心ですが日に日に大きくなるお腹に塗っていると塗る範囲が広くてすぐになくなってしまうんですよね。私自身も手持ちのクリームがなくなったタイミングで友人がプレゼントしてくれて本当に助かりました。
なるべく香りのキツすぎないもの、無香料がおすすめです。
◎着圧ソックス
妊娠中は足が本当にむくみます。予定日に近づくほどむくみも酷くなりゾウのようにパンパンになることも。
そんな時に大活躍なのが着圧ソックスです。これなら出産後でも使えますし消耗品なので3足程まとめてプレゼントされるのも喜ばれますよ。
ただ妊娠中なのでタイツはNG。太ももまでのロングタイプで選びましょう。
◎抱きまくら
お腹が大きくなってくると夜寝ている時に寝返りが打てなくなります。
私は腰痛もあったのでいつも足の間に大きいクッションを挟んで横向きになって寝ていました。今は変形して授乳クッションにもなる抱き枕もあるので産後長い間使ってもらえますね。
◎マタニティパジャマ
私が入院準備で迷ったのがパジャマでした。
それまでは前開きであれば何とかなるだろうと、手持ちのもので済ませるつもりだったのですが、出産経験のある友人からダブルガーゼのロングタイプのパジャマを頂き大変重宝しました。
入院中は部屋の温度設定も高いので一枚でさらっと着れるのが良かったです。
ちなみに授乳用のポケットがついているパジャマもありましたが、慣れるまでは手間取ってしまったので個人的には普通の前開きのものが使いやすかったですね。
あったらいいな!が基本で選ぶ
プレゼントで喜ばれるものは「自分ではわざわざ買わないけどあったら良いな〜」っていうものがもらえるととても嬉しいですよね。
実はこれが一番難しかったりはするのですが、今回は私自身が妊娠中に頂いて嬉しかったものを交えて紹介させてもらいました。
健康な妊婦さん、切迫気味の妊婦さん、臨月まで働く妊婦さん。色んな方がいらっしゃると思いますが、身体の中にひとつの命を宿している特別な時期は不安が多くともなるべく心穏やかに過ごしてもらいたいですよね。
人それぞれの好みはあるかと思いますが、少しでも喜んでもらえるプレゼントを参考にしてもらえたら幸いです。