お見舞いの手土産っていろいろ迷ってしまいますよね。特に妊婦さんの場合はいろいろと特殊だったりします。

この記事では、妊婦さんが「貰って嬉しい手土産」「困ってしまう可能性がある手土産」を私の入院中の経験をもとにご紹介したいと思います。

これから妊婦さんのお見舞いに行く予定がある方や、手土産に何が喜ばれるかな?と考えているなら参考にしてみてくださいね。

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はじめに

私は我が子を妊娠中に前置胎盤という病気が分かり、三カ月の入院生活を過ごしました。家族や友人、職場のスタッフなど、本当に多くの人がお見舞いに来てくださり、ありがたい事に手土産もいただきました。

入院中にはお見舞いに来て下さるだけで辛い入院生活の支えになります。さらに手土産を頂くと、中身は何かな?と楽しみも出来ます。しかし、申し訳ないことに、もらって困ってしまった手土産もありました。

何かと制限の多い妊婦さんの手土産に喜ばれるもの、困らせてしまうかもしれないものを紹介したいと思います。是非、手土産の参考にしてくださいね。

■入院中ではなく自宅で安静生活の妊婦さんへの手土産・差し入れはこちら
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入院中の妊婦さんが貰って嬉しい手土産・差し入れ

お菓子

手土産の定番中の定番ですね。

入院中の多くの妊婦さんはベッド上で安静生活を送らなくてはいけない場合が多く、歩いて売店におやつを買いに行くという事が容易ではありません。お菓子をいただくと、おやつタイムという楽しみが一つ増えますので喜んでもらえますよ!

ただし、いくつか注意ポイントがあります。

  1. 個包装のもの
  2. 賞味期限の長いもの
  3. 妊婦さんに食事制限がないこと

妊婦さんは大きくなる赤ちゃんに胃を圧迫され、一度にたくさん食事をとることが難しい人もいます。お菓子も同様、大袋タイプだと一人では食べきれません。個包装のものを選ぶことをおすすめします。

お菓子といっても洋菓子、和菓子など種類がたくさんありますよね。私が頂いたのはほとんどが洋菓子でした。たまに頂くあられやおせんべいも新鮮味があってとても嬉しかったです。

敢えて洋菓子を避けたジャンルをプレゼントしてみても喜ばれるかもしれませんよ!

テレビカード

入院中にテレビを見たい時や備え付けの冷蔵庫を使用したい時に必要になるのがテレビカードです。

身動きのとれない妊婦さんはテレビを見て過ごす事が多くなります。手土産に迷ったらテレビカードを送ってみてはいかがでしょうか?

テレビカードは病院の入り口や病棟の休憩室などで購入できることが多いです。だいたい千円で一週間程度テレビが見ることが出来ますので参考にしてくださいね。

ノンカフェイン飲料

身動きのとれない妊婦さんも水分補給は絶対にしなくてはいけません。水分を多く摂取しておかないと便秘にもなりますので積極的にとるべきなのです。

入院する際、ほとんどの人がお茶やミネラルウォーターを持ち込んでいます。でも、毎日飲み続けているとどうしても物足りない時や、他の飲み物が飲みたくなります。病棟には自動販売機はありますが、自分で歩いて買いに行くことが出来ず、家族が来てくれるまで待つことになったり・・・

そんな時に喜ばれるのがペットボトルタイプの飲み物です。

コンビニやスーパーで手軽に購入できるノンカフェイン飲料にはミルクティなどの紅茶類、カフェオレやブラックコーヒーなども種類が豊富です。お茶によっても茶葉が違えば味も変わってきますので数種類用意していくとよいかもしれません。

ただし、持っていく際は必ずキャップの出来るタイプのもの、1日で飲みきれるサイズのものにしましょう。

パン類

妊婦さんの食事は他の病棟の入院患者さんと同じメニューになる病院が多く、味が薄めに作られています。朝食はパンかご飯と選択できますが、シンプルなパンが出てくるだけなのでお総菜パンや菓子パンが非常に恋しくなります。

私もお総菜パンが無性に食べたくなることが多く、お見舞いに来て下さる人に何か欲しいものはないかと尋ねられた時には決まってお総菜パンをリクエストしていました。お菓子のストックはあったので、菓子パンではなくお総菜パンと決めていたくらいです!

食事内容は産婦人科専門の病院だとレストラン級のメニューが出るところもあります。しかし、総合病院など、他の科も診察している病院ではメニューの当たりはずれが多く、食事に愚痴を漏らしてしまう事もあります。

軽食代わりになるパンもアリですよ!

マンガや雑誌

入院生活中は暇で仕方ありません。ましてや妊婦さんは体自体はピンピンしているので一日が長くてしょうがないものです。暇つぶしアイテムであるマンガや雑誌は喜ばれる事間違いなしですよ!

マンガは出来るだけ短編もの、雑誌はベビー関係の内容のものがオススメです。

新品のものを用意しなくても自分のマンガや雑誌を貸してあげるだけでもいいと思いますよ!こまめに会いに行くついでに違うものとチェンジすると更にGOODです!

入院中の妊婦さんが困ってしまう可能性がある手土産・差し入れ

お花

どんな食べ物が好みなのかわからない・・・そんな時はお花を持っていこうかと考える人も多いはず。しかし、妊婦さんにお花をプレゼントするのは見送ったほうが無難です。

妊娠中はニオイに非常に敏感になります。つわり症状も人によって全く異なり、妊娠初期だけに起こる人、安定期から出産前までずっと続く人もいるのです。

またお花を避けるべき理由がもう一つあります。

妊婦さんの入院というのは退院するまでに最低一週間、長いと数か月にわたることがあります。家族が頻繁に来てくれるようであればすぐに自宅に持ち帰ってもらう事も可能です。

しかし、家族が忙しく、面会になかなか来ることが出来ない場合だと、お花のお世話をすることが難しいため、すぐに枯らしてダメにしてしまう恐れがあります。

賞味期限の短い食べ物、冷蔵が必要な食べ物

例えばケーキやアイスなど、もらってすぐに食べなくてはいけないものは正直困ってしまいました。ケーキの賞味期限は長くて次の日くらいでしょうか、しかも保存するにも常温で置いておくことは出来ません。

妊婦さんの中にはお腹の空腹感を常に感じる人と、胃が圧迫されてしまい満腹感で仕方ない人もいます。時間に迫られて食べなくてはいけない食べ物は避けましょう。

そして持っていく個数にも注意です。

私はスイーツ好きの友達から差し入れという事でフルーツゼリーを6つも頂きました。当時そのゼリーは非常に人気があり、入手するのが困難でしたが、なんとか手に入れて届けてくれました。

頂いた時は本当に嬉しく、すぐにでも食べたい気持ちでいっぱいでしたが、お腹がいつまでたってもすかず、ゼリーをどうしたらよいものだろうか困ってしまった事があります。

そして不運にもゼリーの賞味期限は当日、更には家族の都合も悪く面会に来る予定はなし。考えた挙句、お世話になっている看護師さんにおすそ分けしようとしましたが、病院の決まりでそういった事は出来ませんと断られてしまいました。

結局、無理を言って家族に取りに来てもらい、食べてもらいましたが、出来れば自分で食べたかったです。

まとめ

手土産の参考になりましたか?実際、何を持っていっても喜んでくれると思いますが、より喜ばれるようなものを持っていってあげたいですよね!

しかし、最も大切なのは手土産が何かという事よりもあなたがこまめに会いに行ってあげるという事です。会って話がしたい。こう思っているのが本音だと思います。

入院中には愚痴や泣き言、話したいことが山ほどあります。時間を作ってゆっくりと話し相手になることが妊婦さんに一番喜ばれる手土産になるはずですよ!