子育て真っ最中で働くことなんて無理!と思っているママ、働きたいけど子供を保育園等に預けられないママ、パートタイムのまとまった時間を確保しづらいママ等におすすめしたい仕事があります。
それは在宅ワークです。子育てしながらでも自分の空いた時間に仕事ができ、子育てママにとって働きやすいスタイルだからです。
ここでは在宅ワークの基礎知識と種類・特徴について紹介します。実際私も在宅ワークをしていますので、おすすめな在宅ワークについて体験談も含めながら紹介します。気になる仕事があればチェックしてみてくださいね。
子育てしながら働きやすい仕事とは
子育て中のママでも働きやすい仕事(自宅ではなく外)をいくつか紹介します。
飲食店スタッフ
接客中心で初心者でも働き始めやすい仕事として人気です。またシフト制なので事前に申請すれば休みを得やすい職場ですね。同じような立場の主婦層が多いので、お互いに理解しやすく融通も利くかもしれません。
ランチタイム前後の勤務ならまかないがあるので、お昼代を節約できるメリットもあります。
コンビニエンスストア、スーパーの店員
飲食店スタッフと同じく初心者でも始めやすい仕事です。
レジ打ちの他、商品の陳列作業などがありますが、専門的な内容を求められるわけではないので、ひととおりの仕事を覚えてしまえば働きやすい環境と言えるでしょう。店舗側とあなたの条件が合えば、すぐに働き始められるところも魅力の一つです。
ただし、スーパーなどは年末年始、ゴールデンウィーク、お盆の時期は繁忙期で出社する必要がでてくることもあります。また主婦が多い職場だと休暇申請日が重なることも。お互いに融通を利かせる必要がありますね。
事務職
パソコンスキルがなくても、データ入力など簡単な作業ができれば、子育てママでも働きやすい職場です。
午前中だけ、あるいは午後から夕方までというように融通がききやすいものです。人数の少ない事務所は、急な子供の発熱で欠勤する時の対応が難しい場合があります。
コールセンター
顧客からの注文や対応、営業電話、調査など(テレオペ・テレアポ・テレマ)を行う仕事です。子育てママも多い職場ですので、急な発熱等で早退しなくてはならない時も周囲の人に理解を得やすいと言えます。
子育てしながら無理なく働くポイント
子育てしながら働きやすい仕事をいくつか紹介しましたが、では、子育てしながら無理なく働くポイントはなんでしょうか。
勤務先が自宅から近いこと
出勤時間が短いほど時間を節約できます。子育てママにとって、時間は少しでも無駄にしたくないもの。朝の時間帯も職場が近ければ少し余裕ができますよね。また、子供の病気やけがで早退しなければならない時も、近いとすぐに向かえます。
時間の融通がきくこと
上の仕事はどれも比較的時間の融通が利くことが多い職場でしたね。子育てライフでは、急な病気・けが等なにが起こるかわからないことが日常的にあります。臨機応変にそういった出来事に対応してくれる職場はとても働きやすいものです。
その他幼稚園・保育園、小学校の行事やイベントが、年間を通して結構あるものです。シフト申請で希望の日や時間帯に休めるかどうかは、子育てママにとって重要課題ではないでしょうか。
理解を得やすい職場であること(子育てママがいること)
子育て中の身として働いていることを同じ職場の人たちに(程度の差はあれ)知ってもらえる、できれば理解してもらえると、働きやすさはだいぶ違います。もっと言えば同じ立場の子育てママが何人か職場にいると心強いものです。
休んだ分はしっかり働き、他の人が同じような状況になった時はサポートできるといいですよね。
未経験でもすぐできること
初心者でもきちんとサポートしてくれる仕事、あるいは未経験でも始められる仕事は、すぐにでも働きたいママにとって大事なポイントです。
子育て中にオススメな在宅ワークとは
子育てしながら無理なく働くポイントをお伝えしたところで、在宅ワークについてお話します。
在宅ワークとは外部の仕事を在宅で受託する形です。会社に出社するスタイルではなく、自宅でデータ入力等のいろいろな仕事を請け負って働くスタイルです。会社に雇用されているわけではなく、個人事業主 (フリーランス)となります。
テレワークとの違い
雇用形態 | 働く場所 | 給与 | |
---|---|---|---|
在宅ワーク | 会社に雇用されないフリーランス形態 | 自宅他 | 個人事業主なので報酬という形 |
テレワーク、リモートワーク | 会社に雇用されている | 会社以外でも仕事をすることを許可されている(自宅やその他の場所) | 給与という形 |
大きな違いは雇用形態が違う点です。
内職との違い
法律 | 働き方 | 賃金 | |
---|---|---|---|
在宅ワーク | 家内労働法は適用されないが、厚生労働省のガイドラインがある | 依頼主から外注を受ける。パソコンで作業することがほとんど | 最低賃金は定められていない |
内職 | 会社との契約で家内労働法が適用される | 委託先から品物を受け取って手作業で成果をあげる | 最低賃金が定められている |
こちらも法律があるかどうかという違いがあります。また、金額の面で言えば、内職は単価が安く、大量の品物をさばいて初めて在宅ワークの報酬と同様の賃金を得られることがほとんどです。
在宅ワークなら子育てしながら無理なく働ける
さきほどの子育てしながら無理なく働くポイントに照らし合わせてみてみましょう。
勤務先が自宅から近いこと→勤務先が自宅
勤務先が自宅なので出社時間は0です。極端な話し朝起きたらすぐに仕事にとりかかれます。(実際は朝ごはんの準備、掃除、洗濯、子どもたちのお見送り等がありますが)
また、その日の仕事が終わったら、退社時間0で帰宅後と同じ時間を過ごせます。
時間の融通が利くこと→時間は自分の責任のもと自由に使える
在宅ワークの最大のメリットといえるのが、この時間の融通が利くことです。
- 例えば、朝早く起きたら家族が起きてくるまでの間仕事ができる
- 夜子どもたちが就寝したら、すぐに仕事ができる
- 赤ちゃんが日中お昼寝してもその間仕事ができる
- 子供が熱を出した日でも、側で看病しながら仕事ができる
- 平日は仕事、土日はオフの日と自分でスケジュール管理できる
- あらかじめ予定されているイベントで仕事が難しい時は仕事を受けないなど調整が可能
理解を得やすい職場であること→基本一人です
これは在宅ワークのデメリットとも言えますが、基本的に在宅ワークは一人で行うものです。周囲の人たちに子育てへの理解を求める必要はありません。ただ、全て自己責任のもとで行う必要があります。
どちらかというと職場ではなく家族に在宅ワークの理解を得る必要がありますね。在宅ワークを行うことででてくる影響など、またそれに対応する方法などを家族で話し合うことをおすすめします。
未経験でもすぐできること→未経験でもできるものがあります
- データ入力、テキスト入力
- 口コミ・レビュー、アンケート
- 調査、分析、
- ライティング
- ネーミング
- 文字起こしなど
在宅ワークにはどんな仕事がある?種類と特徴
在宅ワークは初心者でも始められるものから専門的なスキルが必要なものまでいろいろあります。
データ、テキスト入力
まとまった件数のデータをクライアントが提供した入力フォームに打ち込んでいくものです。Excel等を使うこともあります。単純で繰り返し作業が好きな人、初めて在宅ワークを始める人などにおすすめです。
ライティング(ブログ、記事、編集・校正ほか)
ブログ、日記、コラム、ウェブ上の記事の執筆のほか、ライターが書いた記事を編集・校正する仕事です。いろいろな話題の記事テーマがありますので、自分が知っていて書けそうなジャンルからトライすると始めやすいですよ。
文章を書くのが好きな人、リサーチすることが得意な人、コピペ等せずにオリジナルな文章を書ける人におすすめです。
文字起こし
音声や動画を聞いてその会話を文字で打っていく仕事です。講演会、会議、インタビューなどさまざまな音源を聞くので、知らない専門用語が出てきても聞き取って漢字にあてはめる能力が必要になっていきます。慣れるまでには時間がかかりますのでコツコツ根気強く続けられる人向けです。
キャッチコピー、ネーミング、デザイン作成
コンペ形式で募集されることが多いキャッチコピー等の仕事です。クライアントが望む条件を満たした内容でアイデアを提案します。ほとんどが応募件数多数で、採用されるのはなかなか難しいものですが、募集内容にビビっときてアイデアが浮かぶ人におすすめです。
イラスト、ウェブデザイン、翻訳、システムエンジニアなど
専門的なスキルが必要な仕事です。クラウドソーシングサイトのクラウドワークスでも「プロ向け」というカテゴリーになっています。前職が該当する仕事だった人におすすめです。
アンケートサイト
在宅ワークを初めて行う人、まずは簡単なことから始めたいという人におすすめなのがアンケートサイトです。パソコン自体に慣れていない人もクリックすることに慣れるという意味でおすすめします。
会場調査や自宅訪問型のアンケートで抽選で選ばれると、謝礼として1万円以上もらえることもあります。また、アンケートの中には商品モニターの募集もあり、当選すればテスト用の商品を使えます。使用後の感想を入力したり写真を送ることで謝礼(数百円〜) ももらえます。
子育て中のママにおすすめな在宅ワークは?
私がおすすめする在宅ワークは以下の2つです。
- アンケート、商品モニター
- ライティング
ライティングは専門的な知識がなくてもインターネットや図書館の本で調べて書けることが多いものです。
調べることに抵抗がない人、文章を打つのが好きな人、クライアントが要求する条件や記述ルールに従って執筆できる人におすすめです。また、知らない分野にチャレンジすると、その分野を勉強しながら書いていけるので、知識が深まります。
- 募集案件の内容が美容、子育て、家事、節約、グルメ、不動産、旅行など主婦の身の回りのテーマが多いので書きやすい
- SNSやブログを日常的に書いている人にはぴったり
- 書き続けることで文章力が身についてくる
私はブログ等やっていませんが、普段ブログで身の回りのことや思っていることを発信しているママだったら、ライティング作業は向いていますね。
ただ、ブログは自分の自由な形で好きなように書いてもよいのですが、ライティングはクライアントが望む形の文章にして納めなければなりません。記述ルールや盛り込んでほしいキーワード、文章全体のテイストなど指定される場合は、きちんとそれに沿って仕事を進めましょう。
次にライティングをスタートするにはどうすればいいのか、私の体験から流れをお伝えします。
在宅ワーク始めはアンケートなどでパソコン作業に慣れよう
まずはパソコンに向かって作業するスタイルに慣れていくためにも、簡単な作業で完結するアンケートサイトに登録してみましょう。
1アンケート2円〜と単価も安いので、コツコツ続けていくことが大事です。こうすることで一日のうち何時間ぐらいは在宅ワークに取り組むめるのか、家事育児とのバランスはどうかを模索していきます。
慣れてきたらタスク案件などでライティングしてみよう
少し慣れてきたら、クラウドソーシングサイト(例えばクラウドワークスやランサーズなど)に登録してみましょう。登録は無料ですので、費用等発生しません。
初心者向け、経験不問のカテゴリーから「タスク案件」で検索してみましょう。美容、ファッション、育児、日記などさまざまなテーマ内容があります。文字数などを見て、書けそうだなと思うタスク案件は仕事開始をします。最初は100文字〜500文字くらい、徐々に文字数も増やしていくといいですね。
もっと慣れてきたらプロジェクト案件にチャレンジしてみよう
実績を積んでもう少し長い文章も書けそうだとなったら、プロジェクト案件にチャレンジしてみましょう。こちらは採用されれば、継続契約されて仕事を受けられます。単価もタスクよりは高い設定となっています。
月の目標金額を設定すると、そこに達するまでには一日どれくらい作業すればいいのかが見えてきます。
情報をインプットする習慣も身につけていこう
インターネットで調べた情報だけでは中身が薄い仕上がりになってしまうこともあります。
- 図書館で本を借りて調べる
- ママ友さんからのおしゃべり等で情報を得る
- ラジオを聴く
- どうしてもわからない時は電話で聞く
- ニュースから社会情勢、経済、世界の出来事に関心を持つ
- 普段からアンテナを張って「これ、使えそう!」というネタをためておく
おすすめは「ラジオを聴く」ことです。ラジオは目に見えない商品や内容を言葉で伝えてくれるので、どう伝えたらわかりやすく伝わるかという方法を学べます。
よく番組内で商品紹介コーナーとかありますよね。そういったのを聴いてると「あ、こういう言い方だと伝わるんだな」と勉強になるのでおすすめですよ。
また電話で聞いてしまうことも一つの手です。私はあるテーマについて書いていた時、これは実際に聞いてみないとわからないなという思いから数件問い合わせたことがありました。最初はドキドキでしたが、結果的に聞いてよかったと思える内容でした。
わからないことはわからないと書き、調べられることはきちんと調べて書くことが大事です。わからないのにわかったふりをして書いてしまうことはやめましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。在宅ワークは子育てしながらでも仕事ができます。時間の確保やオンオフの切り替えなど、デメリットもありますが、なによりも、子育て中の様々な出来事に臨機応変に対応しながら、仕事を続けられることが魅力です。
全て自分の責任のもとで行う部分は精神的にもタフになりますし、私は初めて報酬を受け取った時はかなり感動しました。
時間を上手にやりくりしつつ、家族ともよくコミュニケーションをとりつつ、在宅ワークで仕事の充実感を味わってみてください。