赤ちゃんとの生活に必要不可欠な抱っこ紐。あるのとないのとでは負担が全然違ってきます。
様々なメーカーから抱っこ紐は発売されていますが、圧倒的な人気を誇っているのがエルゴベビーの抱っこ紐。私の周りのママもほとんどがエルゴを使っています。
もうすでに用意してあったり、購入しようとしているママやプレママは多いのではないでしょうか?
そんな大人気のエルゴ抱っこ紐はいつからいつまで使うことができて、何歳まで使えるのでしょうか。
エルゴとは?
エルゴとしてお馴染みですが、エルゴとは「エルゴベビー・ベビーキャリア」という抱っこ紐です。ハワイで誕生しましたが、今では世界50ヶ国以上で販売されています。
エルゴという名前は「エルゴノミックデザイン」からきています。日本語で言うと人間工学的デザインという意味です。その名の通り、赤ちゃんと抱っこするパパやママが快適に動きやすいように考えられて作られています。
エルゴが人気である1番の理由は、なんといっても幅広のクッション性のあるベルト。幅広であるために赤ちゃんの重みで喰いこむことがなく、重さを分散させてくれます。このベルトのおかげで肩と腰の負担が小さく、他の抱っこ紐と比べても圧倒的にラクに抱っこすることができます。
エルゴにも種類が?
エルゴと一言に言っても実はいろいろな種類があるんです。
- オリジナル
もっとも定番のシリーズです。 - スリーシックスティ360
これは対面抱き、おんぶ、腰抱きに加えて前向き抱っこも出来ます? - オーガニック
名前の通り、オーガニックコットンを使用したデザインになっています。 - デザイナー
エルゴの中でもデザイン性の高いものです。柄物や様々なブランドとコラボ商品が出ています。 - パフォーマンスヴェントス
こちらはメッシュ素材で作られています。通気性がよく、汗をかきやすい赤ちゃんには快適に過ごせます。 - アダプト
こちらは今年の5月に発売された新商品です。この後詳しくご紹介します。
こうして、ラインナップが多いこともエルゴの大きな魅力の1つですね。
利用できる期間は?いつから使える?
エルゴは首が完全にすわっていること、生後4ヶ月以上、体重が5.5㎏以上であれば対面抱きには使用できるとなっています。
腰がすわる6~7ヶ月には腰抱きやおんぶも出来るようになります。これはあくまでも目安なので、赤ちゃんの成長に合わせて使うようにしましょう。
首がすわる前にどうしてもお出かけしなくてはならない時や、抱っこしていなくてはならないこともありますよね。
そういう時は新生児から使えるインサートを用意すれば使用できます。
インサートって?
インサートは生まれてすぐの小さな赤ちゃんを優しく包み込んで、守る働きをします。
生まれてすぐの赤ちゃんは、首がすわっていないため、首がグラグラしてしまいとても危険です。そのようなことをインサートは防いでくれます。
また小さな赤ちゃんをそのまま抱っこ紐に入れてしまうと、体が小さすぎるために下の方に沈み込んでしまいます。沈む込むことで窒息などの恐れもあります。インサートに入れて抱っこすることで、そういったことも防げます。
インサートは体重3.2㎏以上の子ならば、新生児から使うことができます。しかしいくら3.2㎏以上あっても、生まれてすぐ1週間などで使うことは危険です。様子を見て使用し始めましょう。
また、安全の為にも首すわりまではインサートを使うようにしましょう。
インサートは窮屈でなければ生後何ヶ月になっても使っていていいようです。また逆に成長が早く、首がすわる前に小さくなって使えなくなることもあるようです。赤ちゃんの成長に合わせて使うようにしてくださいね。
インサート不要!新しいアダプトシリーズとは?
2016年の5月に新しくアダプトというシリーズが発売されました。
このアダプトは、首周りにクッションが多く入っています。クッションによって首が安定し、守られるようになっています。つまりインサートと一体化した抱っこ紐ということです。
インサートは安全の確保のために生地が分厚く、とても暑くなり汗をかきやすいというデメリットがありましたが、そういったことも改善されます。
エルゴのアダプトはいつまで使える?
今までのエルゴは18㎏まで使えるとされていました。新しく発売されたアダプトは20㎏まで使えるようになったそうです。
体重制限があるだけで、何歳までとは明確に決まっているわけではありません。標準体重で考えると、4歳で16㎏くらいとなっているので、目安ではその頃はまだ使えるようですね。
しかし、4歳で抱っこ紐を使っている子というのをあまり見たことがないように感じます。歩けるようになり、自分の意思で動き回りたい時期になると、使用頻度は減ると思います。
実際よく使うのは2歳頃までではないでしょうか。そう考えるとエルゴの場合は4年は使えるので、いつまで使えるかよりもいつから使えるのかを考慮して購入したほうがよさそうですね。
実際抱っこ紐が必要になるのは?私の体験談
私はエルゴではなく、アップリカのコランハグを利用しています。エルゴは海外ブランドであるために日本人に合わず、赤ちゃんの股関節の脱臼が多いということをよく耳にしていたからです。
また、私は妊娠中にあらかじめ購入しておこうと思い店舗に足を運び実際につけてみましたが私の身体にはエルゴはフィットせず、人気の理由であるベルトが逆に痛かったためにこちらを購入しました。
しかし購入してから気づいたのですがアップリカの場合、エルゴのようにインサートをつければ新生児から使えるのですが、インサートは横抱きであるという難点がありました。
横抱きなので両手で支えなくてはならず、抱っこ紐を使うほうが面倒でした。その点はエルゴにしておけばよかったかな、と思いました。
しかし実際に生活してみると、新生児の頃は抱っこ紐を必要と感じることは1度もありませんでした。産後1ヶ月は出かけることもなく、赤ちゃんも寝てばかりだったからです。
初めて出かける1ヶ月検診も抱っこ紐はせずにおくるみに包んで横抱きにして連れていきましたし、外気浴を始めてからも我が家は新生児から使えるベビーカーを購入していたため、そちらを使っていました。
首がすわる前は、人混みに連れて行くのは不安だったので、旦那に見てもらっている間に行ったり、誰かと一緒に行くようにしていたので、やはり抱っこ紐は必要性を感じませんでした。
首がすわったことをきっかけに様々なところに出かけるようになったので、抱っこ紐を必要だと思ったのもその頃でした。
ママの体だけでなく赤ちゃんの体とも相性があると思います。
友人から借りたエルゴを息子に使ってみたのですが、やはり股関節が開きすぎて痛かったようでした。私は出産前に抱っこ紐を用意してしまい、運良く息子も気に入っているようなのでよかったのですが…。
焦らずに、出かけるようになって必要性を感じるようになってから、試着をしてママにも、赤ちゃんにも合うものを購入してもいいのではないかと思います。
抱っこ紐はそれなりに高額ですよね。失敗のないように様々な抱っこ紐をつけ比べしてみてくださいね。
使用方法は守って!
抱っこ紐は赤ちゃんとの距離も近くなりコミュニケーションをとることにも、移動手段としてもとても便利なものだと思います。生活の中に必要不可欠になるものの1つでしょう。
そんな必要不可欠なものだからこそ、赤ちゃんの安全を第一に考えて、使用方法は守って使用しましょうね!そして、赤ちゃんと安心で楽しい時間を共有していきましょうね。