子どもと遊びに行くことが増えてくると、親しくなるママ友もできてくるのではないでしょうか。友達が出来るのはとても嬉しいこと。
でもやはり気の合う、合わないというのは誰しもあることだと思います。子どものことを思うと、関係を絶つことが難しかったり、気が引けたりと、せっかくの友だちなのに逆に疲れてしまうことも。
楽しく子育てしていくために、ママ友と気楽に疲れないように付き合っていくにはどうすれば良いのでしょうか?
私が経験したこと、そしてママ友付き合いのコツなどを紹介したいと思います。
苦手だったボスママ
私は息子とよく近所にある子育てふれあいプラザを利用しています。
赤ちゃんから遊べて、フロアは違いますが高校生が勉強に使うなど、幅広い年齢層が利用するこの施設。赤ちゃんが遊ぶスペースも広々していて、授乳室などもあるので、息子を遊ばせるのに最適でした。
しかし、ここで出会ったママ友がとても私は苦手でした。息子より少し大きいお子さんがいて、毎日その施設を利用しているらしく、職員の人とも、利用している人ともとても親しくなっていて、ボスのような存在になっていました。
このボスママは、旦那の年収や車のローンなどまでしつこく聞いてきてきたり、気に入らないことがあると子どもを使って仲間はずれにしたりととても不愉快でした。
またこの施設の物を自分の物のように思っているのか、息子が先に遊んでいたおもちゃを取り上げて「うちの子が気に入っているおもちゃなんだから返して!」と怒鳴りつけるなど、やりたい放題な感じがでていてそのボスママを避けて遊ぶようになりました。
そして避けて遊ぶようになってから、そのボスママは私の息子は障害者で暴れて怪我をさせるという嘘の噂を流されてしまいました。
息子は障害者ではありませんし、怪我をさせてしまったこともまだありません。気づけば息子と私はいつも2人で遊ぶようになっていました。
私は福祉系の大学に通っていたのもあり、「障害者だから」ということに対して偏見も差別もないと思っています。障害者だから怪我をさせてしまった、なんてことはないと思います。
どんな子であっても、もめたり喧嘩したりして怪我をさせてしまうことはありえます。なので嘘の噂の内容については怒りを感じませんでしたが、嘘をついてまで孤独にさせる、そのやり方に怒りを感じました。
面倒なママ友との付き合いって本当に必要?
私の息子はまだ生後8ヶ月。保育園に通っているわけでもないので、同じくらいの子と触れ合う機会が欲しくて、子育てふれあいプラザに通っていました。
しかし私と2人で遊んでいる状態なのに行く必要ってあるのか?と疑問に思うようになりました。
それと同時にママ友って本当に必要なのかと考えるようになりました。
出産前、ママ友をたくさん作って楽しく子育てをしたい、と私は意気込んでいました。ママ友でワイワイ楽しそうにしているイメージが強かったのです。
しかし、今この状況にいる中でママ友のメリットとデメリットを考えてみました。
メリット
- ①情報交換ができる。
- 子育てに関することの情報交換が出来るのはありがたいと思っています。
- ②子ども同士が仲良くなれる。
- ママ同士が仲良くなると自然と子ども同士が仲良くなってくれています。
- ③良き理解者に。
- 子育ての悩みや辛さなど、抱えてる悩みが同じようなことなので共感し合えてストレスを解消できています。
デメリット
- ①もめた時のゴタゴタが面倒。
- まさに私が経験した仲間はずれや悪口など、もめた時にはとても面倒なことが多いです。
- ②出費がかさむ。
- ランチや遊びに行くなど、出費が多くなりました。
- ③気遣いが疲れる。
- みんなと同調していないと居心地が悪くなるのでかなり気遣いをすることになったりします。
- ④時間がかかる。
- みんなと合わせて行動することになるので、何かと時間がかかることが多いです。
こうして考えた結果、私は無理してママ友付き合いをしなくてもいいのではないか、と吹っ切れました。
心置きなく遊べる友人だけで今は十分だな、と。きっと息子が大きくなって幼稚園や小学校に行き始めたら、また状況が変わってきてママ友と無理してでも仲良くしなくてはならない時が来るかもしれません。
その時には子どもの成長とともに私も成長していると思うのです。その時のためにうまく付き合う術を身につけていけばいいのです。
ただ、どんな時でも言えることは、無理してまで必要以上に仲良くすることはないということです。適度な距離を保っていくことが大切だと思うのです。
息子より年齢が少し上の子どものいる友達が多く、息子は寝返りやずり這い、つかまり立ちも早くできるようになりました。上の子がいると成長が早いといいますが、お友だちからも影響を受けたようです。
また子どものいない友だちも愚痴や悩みをよく聞いてくれてストレス発散させてもらったり、息子に時間を合わせてくれるので助かります。ママ友と遊ぶわけでなくても、たくさんいいこともあるのです。
私が決めた3つの「しない」
学生時代からの友だちと遊ぶからと言って、例の施設に全く行かなくなったわけではありません。
広々としたところで様々なおもちゃで遊べるのは息子にとって必要なことだと思っています。そのため、ボスママや他のママと接することももちろんあります。
そこでママ友付き合いでの疲れを減らすため、私は3つの「しない」ことを決めました。
- ①家庭のことや息子のことを話さない。
- 基本的に、相手のママが話していることを聞いているようにしています。そして必要以上に家庭のことや息子のことを話さないようにしました。夫のことは特に話しません。夫のことが嫉妬やトラブルの発端になっているところをよく見かけるので、そういったトラブルのないようにしています。
- ②SNSの交換はしない。
- FacebookやTwitter、InstagramなどさまざまなSNSは気軽に教えてしまいがちですが、私はここから生活状況を知られてトラブルにつながることを懸念して教えないようにしています。本当に仲良くなった時に連絡先を交換することはまれにありますが、連絡先も簡単には交換しないようにしています。
- ③自宅の行き来をしない。
- どんなに仲良くなっても出来るだけ自宅には行かないようにしています。生活の詮索や手土産1つでもトラブルに繋がりかねないと思うからです。支援センターやキッズランド、おもちゃがおいてあるカフェなど子どももママも楽しめる場所を探して遊ぶようにしています。
この3つを決めて遊ぶようになってから、私は適度な距離感をつかめるようになりました。
必要以上に群がらず、だからといって関わりを絶つわけではないという微妙なところですが、これがママ友とうまく付き合うコツだと思います。
気の合うママ友を作る方法は?
ここまでママ友に対してネガティヴなイメージしか伝わらなかったと思います。しかし、ママ友が一生の友達になることもあります。
実際、ボスママから避けていた私にも親しいママ友ができました。そんなママ友をつくるために最適な場所ってどんなところなのでしょうか。
- 地域のイベントに参加
- 地域ごとに発行されている地域誌にはたくさんのイベント情報が載っています。そういったイベントに参加してみると近所のお友だちができるかもしれませんね。
- 公園や支援センターなど
- 子どもとママの集まるところへ出かけてみてください。子ども同士はすぐ友だちになったりしますよね。子どもを通してママも仲良くなれるかもしれません。
- 習い事に通う
- 定期的に開催されている教室や習い事に通ってみるのもいいかもしれません。いつも、同じメンバーであることが多いので友だちになりやすいかもしれません。
私にできたママ友とは、産院にて行われていたベビーマッサージの教室で出会いました。
教室で必ず会っていたのとに加えて月齢が近かったのもあり、検診や予防接種などでも顔をあわせることが多くなり仲良くなりました。今では学生時代からの友だちと同じくらい仲良くなり、頻繁に遊んでいます。
ママ友に限らず友だちは、いつどこで出会うかわかりませんよね。子どもと家にこもりがちになってしまったりもしますが、たくさん出かけてたくさんの人と接することはいいことだと思います。
子どもにとってもいい刺激になるし、ママにとっても素敵な出会いがあるかもしれません。
ママ友と付き合うコツをつかむ
最近はママ友と聞くとマイナスなイメージが強く、気疲れするし苦手だな…と思うママも多いと思います。実際今悩んでいるママも多いと思います。
私はママ友との付き合いも子育てと同じで最初からうまくはいかない、と思っています。子育てもだんだんコツをつかみ始めますよね。ママ友との付き合いも、だんだんとコツをつかむのではないでしょうか。
今回は私なりのママ友との付き合い方を紹介しましたが、これはあくまで参考にしてほしいということです。きっとそれぞれに合ったママ友との付き合い方があると思います。
ママ友との付き合いに疲れてしまったら、少し休んでしばらく経ってからまた付き合ったっていいんです。子どもにとってママが元気がないのが一番つらいことなのです。
うまくママ友と付き合って、楽しく子育てしていけるように頑張りましょうね。