■目次
子育て中に在宅ワークを始める人の中には、自分がはたして在宅ワークが向いているのかどうか不安になることもあるでしょう。
私も実際始めるまで、この仕事が向いているのかどうか分からず漠然とした不安の中でスタートしました。
ここでは子育て中のママ・パパで在宅ワークを検討している人向けに、在宅ワークが向いている人向いていない人についてお話します。
特に在宅ワークでもライティング業務を中心にお話します。私自身も子育て中&在宅ワークママとして半年が経ちました。その経験も含めてお話しますので参考にしてみてください。
ライティングの在宅ワークにはどんなスキルが求められる?資格は必要?
在宅ワークでも専門職の分野ですと資格があったほうが有利ですが、データ入力やライティングなどに関して言えば、特に必須な資格等ありません。あれば役立つこともありますが、なくても十分スタートでき、初心者向きといえるでしょう。
データ入力やライティングなどでパソコンを使う作業は、以下のスキルがあると便利です。
- ブラインドタッチ
- 入力するスピードが早い
- 精度が高い(誤字脱字等がない)文章を打てる
- Excel、Wordが使える
ブラインドタッチ
これができると仕事の効率があがるという意味で、習得をおすすめします。
でも、できなくても質のよい文章を納品できる人はいますので、作業時間が短縮できるという点でおすすめします。が、必ずしもこれがないとダメというわけではありません。
ただ、子育て中のママ・パパにとって時間の短縮は…大事ですよね。現に私も、この時間内に終わらせたら夕ご飯準備!という毎日です。あると便利なスキルです。
入力するスピードが早い
データ入力など、的確にぱぱっと入力できるといいですよね。ライティングも文章を打つ時に、スピードにのって打つと一気に書けます。
精度が高い(誤字脱字等がない)文章を打てる
できれば一回で精度が高い文章を打てると、作業スピードがぐんとあがります。
なかなか難しいのですが、私なりのコツとしては、文章をたくさん書き、間違えてしまう文言や言い回しを徐々に減らしていくことです。打っている途中で「あ、これ前回間違えた言葉だ」と気づけば正しい言葉で打てます。
Excel、Wordが使える
クライアントによってはExcelやWord形式のファイルで納品することもあります。またGoogleドキュメントが使えるとドキュメント管理も楽ですので、おすすめです。操作は難しくないので、作業しながら覚えていけます。
こんなタイプの人がライティングの在宅ワークに向いている
社会人としてのマナーは基本ですが、在宅ワークは以下のタイプの人が向いています。
- 調べることが苦じゃない人
- 文章を書くのが好きな人
- 興味を持って取り組める人
- パソコンに長時間向き合える人
- 顔が見えない相手だからこそ敬意をもってやりとりできる人
- スケジュール管理、自己管理ができる人
調べることが苦じゃない人
テーマについて書くとき、自分の知っていることだけでは書けないことが多いものです。より深掘りして書くなら、インターネット・本・聞き取り調査・取材などを通して調べる必要があります。
これはどういう意味だろう、ここにはこう書いてあるけど本当だろうか、と疑問を持ちながら調べていくと、深く知り、そこから必要な情報を整理して書けます。
文章を書くのが好きな人
在宅ワークを始める前からブログやTwitter等SNSで情報を発信していた人、日々の出来事や思いを書いていた人は、在宅ワーク(特にライティング)に向いています。
文章を書くのが好きだと自然に読みやすい文の流れ、文章全体の構成、正しい日本語を身に着けようと意識し始めます。ライティングも特定のテーマを読み手に伝える仕事なので、わかりやすく伝わりやすい文章を目指して書いていきます。
興味をもって取り組める人
仕事は仕事、興味もなにもなくただ目の前のことに対応していくだけ、という考えもあるでしょう。でも在宅ワークのライティングは興味をもって行うと楽しいものです。
- 未知の分野にも興味を持ってチャレンジできる
- 興味がないと苦戦する
なんでも自分の好きなこと、興味のあることは意欲を持って取り組めますよね。全く関心がないと、目の前のことについて説明・紹介することは結構大変です。調べていくうちに興味がわいてきて、楽しみながら進められたらいいですよね。
パソコンに長時間向き合える人
パソコンに長時間座っているのが苦手という人は、ちょっと大変かもしれません。在宅ワークはパソコンを使って作業することが多いからです。
と言ってもずっと座りっぱなしは体に悪いので、こまめに休憩をはさみながら作業しましょう。私も1時間に5分〜10分は休憩して、手足や肩を回したりスクワットをするようにしています。
黙々と一人でパソコン作業することが好きな人、苦にならない人は在宅ワークに向いています。
顔が見えない相手だからこそ敬意をもってやりとりできる人
在宅ワークは、顔を合わせてやりとりをしないワークスタイルがほとんどです。相手の顔が見えません。相手もこちらがどんな人間なのかわかりません。そういうところからスタートするのです。
提案して採用されれば契約し、納品日までに成果物を納め、OKなら報酬をもらいます。このやりとり全てにおいて、信頼関係を構築する必要があります。
相手に対して敬意を払いながらコミュニケーションをすることは、社会人として必須ではないでしょうか。見えないからこそ、特に気をつけていきたいものです。
スケジュール管理、自己管理ができる人
在宅ワークは基本一人で行います。仕事の契約から納品、報酬のチェック、単価の交渉など自分で行います。
特にスケジュール管理は大事です。納期を守れずに連絡もしない、ということはクライアントに迷惑をかけてしまうので、どうしても納期が難しい場合は早めに連絡するようにしましょう。
ここでいう自己管理=体調管理を意味します。
- 長時間座ったままの作業のため、運動不足になる
- 納期前などは睡眠時間を削って作業することもあるため、寝不足になる
このように健康に影響が出やすいものです。
その他ずっと家にこもって作業していると、場合によってはストレスがたまることもあるでしょう。適度に体を動かす、外に買い物に出る、散歩にいく、眠いと感じた時はちょっとでも睡眠をとるなど、工夫しながら体調管理に気をつけていきたいものですね。
乳児を子育て中で在宅ワークが向いている人の環境
赤ちゃんがいる家庭で在宅ワークを始めたい場合、どんな時に仕事ができるのでしょうか。
- 赤ちゃんがお昼寝中
- 夜寝ている間
体験談などを聞くと、赤ちゃんが寝ている時やご機嫌で一人遊びができる時期に限られるようです。
また在宅ワークでも、品物を受け取って手作業で成果物を納品する内職系の仕事だと、赤ちゃんが触ってしまうケースも考えられます。ですので、乳児がいる家庭で在宅ワークが向いている人の環境は以下の2点がまずあげられます。
- 保育園に子供を預けて仕事ができる人
- 赤ちゃんが比較的よく寝てくれる、一人遊びができる
おんぶ紐でおんぶしながらテーマのリサーチをしたり、ちょこっと遊んで仕事して、授乳して仕事して、というように在宅ワークママはいろいろと工夫している方が多いようです。
「幼稚園・保育園」に通う園児を子育て中で在宅ワークが向いている人の環境
幼稚園、保育園に通い出すと、一人時間ができますので、在宅ワークはしやすくなります。また、「ママは今からお仕事だからちょっとだけ遊んでいてね」など伝えるとある程度理解してくれます。
- 子供が園に登園中、仕事ができる人
- 納期前など臨機応変に延長保育を利用できる人
- 子どもたちが就寝後から仕事ができる人(体力、気力ともにまだ残っている人)
我が家の子どもたちは上の子は小学生なので理解してくれていますが、下の子は園児でまだまだ甘えたい時期です。仕事に入って5分後に「ママ!おままごとしよ!」とおもちゃを持ってきます(苦笑)。
納期が迫っている時は後にして!と酷な対応をしてしまいますが、そうでない時はレストランに来た客と化して執筆します。
そして、やはり乳児がいるご家庭と同様、集中して仕事ができる時間帯は子どもたちが寝た後です。日によっては体調不良やモチベーションがあがらず、そのまま寝てしまうこともありますが、基本は21時以降が仕事時間です。
小学生を子育て中で在宅ワークが向いている人の環境
小学生になると園時代よりも預かってくれる延長保育等がないため、働いている母親たちにはいわゆる「小1の壁」が問題としてたちはだかります。そんな時、在宅ワークはとても有効です。
- 子供の登校後に仕事ができる
- 臨機応変に学校行事、PTA活動に参加できる
- 朝の登校時間に余裕がある
- インフルエンザなどの学級閉鎖で自宅待機になっても仕事ができる
私が特に感じたのはインフルエンザなどの学級閉鎖があった時です。明日から三日間学級閉鎖です、となると働いている場合、子供をどうしようと慌ててしまいますよね。
在宅ワークならそのような時でも慌てることなく対応でき、在宅ワークのメリットだなと感じました。三日間子供と家にとどまるというなかなかハードな日々でしたが、同時進行で仕事も続けられました。
このように小学生がいる家庭で在宅ワークをすすめるとメリットがたくさんあります。次に向いている人、環境を以下にあげます。
- 子供の側で仕事をしたい人
- オンオフの切り替えが割りとできる人
子供が下校する時間帯も家にいて迎えられ、その日の様子を表情や態度からさりげなく読み取れます。
ずっと家にいることで親子ともにストレスがたまってしまう人は、難しいかもしれません。この時間までは仕事、ここからはオフの時間と意識し、適度にママも子供も息抜きをしながら上手に行っていきたいものですね。
まとめ
在宅ワークに向いている人や環境についてお話しましたが、全部あてはまらないとダメ、というわけでは決してありません。上にあげた内容を心がけるだけでも、在宅ワークは向いていると言えます。