私は先日初めて子供を連れてグアム旅行に行きました。子供にとって初めての海外旅行、そして初めての飛行機です。

今回は、子供連れのグアム旅行で乗る飛行機について知っておくべきポイント、参考にしていただきたいポイントををまとめてみたいと思います。

スポンサーリンク

子供の年齢によって旅行代が異なります

まず、グアム旅行を検討する際に、一番気を付けなくてはいけないのが、子供の年齢によって旅行代が異なってくるということです。

2歳以上の子供や大人は、滞在日数が長くなるほど、当然発生する旅行代は多くなります。しかし、2歳未満の赤ちゃんであれば何日グアムにいたとしても一律料金です。

私たちがグアムに行ったプランでは、3泊4日で大人1人7万円程に対し、1歳11カ月の我が子は、2万円で済みました。

2歳を超えるか超えないかというタイミングでグアム旅行に行きたいなと思っているのであれば、2歳未満のタイミングでいけば大幅な旅行代カットにつながりますね。

2歳未満の旅費が安い訳は飛行機の座席

2歳未満であれば旅行代金がほとんどかからずに行くことが出来ます。ただし、これには訳がありました。それは、飛行機の座席が準備されないということです。

子供の分の座席がないため、パパやママが抱っこや膝の上に座らせた状態で飛行機に乗らなくてはいけません。もしも、子供の分も座席が欲しいと思う場合には、本来の子供料金が発生してしまいます。

旅行代は抑えたい…。けれども、座席をとらずに飛行機を抱っこや膝の上で座らせるのはどうなのだろうか…。悩みますよね。

我が家は飛行機の座席なしのプランを選びました

我が家は座席が無くて大丈夫かなという心配をするよりも、旅行代が節約出来るという点を一番に考えて座席はなしのプランを選びました。

むしろ、座席なしのプランがある2歳前にしかグアム旅行は行けない!という思いの方が強かったため、座席ありのプランを選ぶという選択肢がなかったと言ってもいいくらいです。

子供が抱っこや膝の上でじっとしていられるかという心配はありましたが、なるようにしかならないだろうという気持ちでいるしかありませんでした。

旅行を終えた今言えることは、席なしのプランを選んで大正解でしたということです!

座席なしプランでもこんなサービスをしていただきました

私たちが出発したのは愛知県の中部国際空港、セントレアです。グアムまでは約3時間半ほどです。

あらかじめ、旅行会社の方から飛行機の席の相談は当日に出来ますよということを聞いていたので、可能であれば飛行機の後方の席をお願いしようとは思っていました。

後方の席であれば子供がぐずった時に立って抱っこをしたりすることしやすいということを聞いていたためです。

しかし、実際に乗った飛行機では、前方の席を案内されました。しかも、ビジネスクラスのすぐ後ろの席、エコノミー席の一番前の座席でした。



グアム行きの便は、ユナイテッド航空の飛行機で、前方にビジネスクラスの席が10席弱程あり、その次にエコノミークラスの席があります。エコノミークラスの中でも、さらに2種類あるそうで、少しだけ座席の間隔の広い席が前方に、通常のエコノミークラスの席が後方にあります。

少しだけ座席の間隔が広いエコノミー席は追加料金の必要があるということでしたが、子供連れということと、飛行機自体の席に空きがあったため、無料でそちらの席を案内していただくことが出来ました。

そして、大人2人分と、子供1人分の席の3席を使っても良いとのことでした。


このサービスはシーズンオフの時期やフライトの時間によって出来ないこともあるようで、GWやお正月などの人気シーズンにはあまり期待しないほうが良いでしょう。

行きのフライトはガラガラだったので、このようなサービスをしていただき座席を広々と使わせていただきました。

帰りのフライトは、行きよりかはやや混雑していましたので、広めの席ではない通常のエコノミークラスの席ではありましたが、3人分の席を使わせてもらえましたので、それだけでも十分に助かりました。

飛行機の中では子供は席に座っていられたのか?

行き、帰りの約3時間半のフライトですが、子供は自分の席に座っている時間は、本当に短時間でした。ほとんど私たち夫婦のどちらかの膝の上にいたり、泣いて抱っこ紐をしていたりして過ごしていました。

離着陸の際には危ないので席に座らせるようにはしていましたが、それ以外はほとんど椅子を利用しなかったので、荷物置きなどに使用させてもらいました。

子供連れグアムで慎重に選びたいもう一つのポイントは飛行機の時間帯

子供連れグアムに行く際に、飛行機の座席ともう一つ考えなくてはいけないことがあります。

それは、飛行機の時間帯です。飛行機の時間帯を選ぶことは、旅行代と、グアムでの滞在時間にも大きく影響します。

小さな子供がいる時には、子供の体調や生活リズムを意識しながらフライト時間を決めていきましょう。

グアムのフライト時間は4パターンあります

グアムに行くためには大きく分けて4パターンのスケジュールから選択することになります。

名古屋発 出発 帰国
パターン1 午前出発 夜帰国
パターン2 夜出発 夜帰国
パターン3 午前出発 午前帰国
パターン4 夜出発 午前帰国

この中でも一番安く行くとすると、パターン4の夜出発、午前帰国になります。次の項でもう少し分かりやすくご説明していきますね。

パターン1→午前出発、夜帰国

このパターンでの午前とは、12時前くらいの時間帯に出発し、帰国の夜とはだいたい17時前後の出発になります。

このパターンでのフライトが滞在時間も一番長くなるので、最も旅行代の高いプランになります。

しかし、余裕のあるプランなので、小さなお子さんがいる場合やおじいちゃんおばあちゃんとの旅行の際にはこの時間帯を選んでおくと、体への負担も最小限になるでしょう。

パターン2→夜出発、夜帰国

このパターンでの夜出発とは、21時頃に出発し、帰国の夜とは17時頃の出発になります。

このパターンでのフライトは、2番目に高いフライトパターンになります。

21時頃の出発なので、グアム到着はだいたい夜中の1時台になります。そこからホテル移動していると、夜中の3時頃、手続きが遅くなると明け方になってしまうことがあることを想定しておかなくてはいけません。

ちなみに、夜出発の機内食は軽食になります。出発前に空港内でしっかりと食事をとっておくと子供が寝続けた場合にも安心ですよ。

パターン3→午前出発、午前帰国

このパターンでの午前出発とは、12時頃に出発し、帰国の午前とは7時半頃の出発になります。

このパターンのフライトは、行きは比較的ゆっくりと出発して帰国は早朝の出発になります。

帰国のフライトは7時半頃の出発になりますが、実際空港には2時間前くらいには到着をしていなくてはいけません。更にホテルを出て移動時間も考えると、起床をするのは夜中の3時台頃になることを想定しておきましょう。

パターン4→夜出発、午前帰国

このパターンでの夜出発とは、21時頃に出発し、帰国の午前とは7時半頃の出発になります。

このパターンのフライトは、格安ツアーの基本プランになります。

一番お得に行けるフライトパターンではありますが、弾丸ツアーと言ってもいいくらいです。ただ、私たちはこの一番お得なフライトパターンをあえてチョイスしていきました。

グアム旅行の飛行機をあえて夜出発(深夜便)、午前帰国にした訳

私たちはグアムフライト時間をあえて一番ハードなパターンにしました。その理由は3つあります。

  • 子供が寝ている時間帯に飛行機に乗りたかった
  • コストを抑えたかった
  • 夫の休みが取れる期間が少なかった

結果的にはこのフライトを選んで正解でした。

グアム滞在中にも帰国日にもどっと疲れた…という感覚もそれほど大きくなく、生活リズムを大幅に崩すことなく過ごすことが出来ました。

夜出発(深夜便)を選んで正解だった理由

夜出発を選んで正解だった理由は、子供が飛行機の中でほとんどの時間を寝て過ごしてくれたからです。

早めに自宅を出発し、空港内で夕食をたっぷりと食べました。そして、出発までの間にキッズスペースでたっぷりと遊ばせます。キッズスペースもほぼ貸切状態で思いっきり体を動かすことができました。

夜の時間帯という事もあり、空港内が非常に空いていて、手続きをするのも食事をするのもほとんど待ち時間がなく過ごす事が出来ました。

飛行機内も驚くほどガラガラでした。季節がオフシーズンということもありましたが、夜便という事で更にお客さんが少ないようです。

子供が泣きだしたら後ろの席に移動して抱っこでユラユラしたりしても他の人の目に尽きませんし、飛行機の音がうるさくて子供の泣き声もあまり目立つことはありませんでした。

出発前にたっぷりと体を動かしていたので、短時間泣いた後はそのまま寝てくれましたので、寝た後は私たちもしばらくの間体を休めることも出来ました。

午前帰国にして正解だった理由

帰国の時間帯は、出発同様子供が寝ている時間を選択しました。グアムのホテルを出るのが朝4時頃、飛行機の出発が7時半頃です。

帰りの飛行機は、行きよりもやや混雑はしていましたが、それでも空席が目立つ状態で子供がグズグズした時には移動してあやすことが出来ました。

唯一想定外だったことが、飛行機の出発を目前にして子供が目覚めてしまったということでした。しかし、飛行機が飛び立ってからはすぐにウトウトし始めて寝てくれましたので、一安心でした。


午前帰国にして感じたことは、思った以上に体への負担が大きくなかったということです。

子供はもちろん、私たち大人も飛行機の中で寝ることが出来ましたので体を休めることも出来ました。自宅に戻ったのがお昼頃ではありましたが、その後も再び仮眠をとることもなく普段通りの生活リズムにすんなり戻ることが出来ました。

グアムの最終日のスケジュールを余裕のある組み方にしたのと、早朝のフライトのために早めに寝るようにしていたということも良かったと思います。午前帰国にする際は、夜更かししすぎないようにしておくことが大切です。

赤ちゃんとの飛行機、機内で助かる持ち物リスト・ぐずり対策

我が子は今回初めての海外旅行、そして初めての飛行機でした。飛行機で一体どんな行動をとるのかも心配でしたが、なんとか乗り切ることが出来ました。

しかし、子供が飛行機の時間を快適に過ごせるために持参したものがあります。

耳抜き対策

フライト中は、気圧の変化で耳が痛くなる場面が出てきます。大人は唾をのんだり、あくびをしたタイミングで耳抜きが出来ますが、小さな子供はこの耳抜きをするのが難しいのです。

そこで耳抜き対策のアイテムを持参することをオススメします。

私が持参したのはラムネとジュースでした。ラムネは事前に購入しておいたもので、ジュースは手荷物検査を終えてから購入した物です。

飛行機が滑走路を走りだした瞬間からラムネを少しずつ食べさせてあげます。ゆっくりと口の中で溶かしながら食べるので耳抜きがしっかりと出来ますので良いですよ。

子供のお気に入りのジュースをあげるのも手です。お茶やお水だといらないと言って飲んでくれない事もありますが、ジュースでしたら喜んで飲んでくれる子がほとんどではないでしょうか。

暇つぶしアイテム

グアムまではたった3時間半で行ける近距離ですが、子供にとっては退屈な時間になる可能性があります。

寝てくれれば使う必要はありませんが、起きてしまった場合を想定して持参しておきましょう。私は100円均一で購入したシールブックと、塗り絵を持参しました。

おやつ

飛行機内では、食事が配られた後は飲み物しか提供がありません。そして、2歳未満の赤ちゃんが座席を確保せずに乗った場合、食事もつきません。

食事を食べなかった時のことを想定しておやつやパンなどの軽食を持ち込むと安心です。おやつはボロボロとこぼれにくいもの、出来るだけニオイの少ないものを選びます。

抱っこ紐

我が子はあんよがしっかりと出来る月齢で普段はほとんど抱っこ紐を使っていませんでしたが、飛行機内へは持参しました。眠たくなったときに抱っこでユラユラと寝かしつけようと思っていたからです。

子供がグズグズなった時にはCAさんにお願いして後方の席のあたりで立ち上がって子供を抱っこさせてもらいました。

飛行機内は安定感がなく急に揺れる時もあります。抱っこ紐をしていれば両手があきますので席で体を支えながら抱っこすることが出来ます。子供が寝付いた後もそのまま抱っこ紐を付けたまま席に戻ればスヤスヤと眠り続けてくれます。

まとめ

子供を連れてのグアム旅行は本当にハラハラ、ドキドキでした。しかし、とても楽しい時間を過ごす事が出来ましたし、良い思い出が出来ました。

これから子供を連れて海外旅行に行こうと考えているパパ、ママのお役に立てれば幸いです。