ある日ふと、子供の手の平や足の裏に、何かイボのようなものができていて、これはなんだろう・・・

魚の目?たこ?うつるの?と、心配になることがあると思いますが、果たして、イボとはどうしてできるのでしょうか。

そして、うつるのでしょうか?魚の目などとの違いと共に、原因や治療法について説明します。

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そもそもイボってなに?

そもそもイボというのはなんなのでしょうか。まずは、イボができる原因について見ていきましょう。

イボとはウイルス感染によるもの

イボと聞くと、足の裏や手の平によくできる「タコ」と間違えやすいですよね。ところが、イボというのはタコとは全くの別物で、イボとは、ウイルス感染によってうつるものです。

イボは、ヒトパピローマウイルス、通称HPVというものが感染してできます。

ここで、タコとイボについても違いについて見た目で判断する方法をご紹介します。

  • タコは、わりと大きめで、全体的に皮膚が固くなっており、少し痛い
  • イボは、わりと小さくポツ、とできるもので、同じように皮膚は固くなるが、痛くないことが多い

子供が手の平や足の裏に違和感を覚えているようなら、まずはそれがタコなのか、イボなのかをこのような基準で判断するとよいと思います。

イボってうつるの?

大きめのイボでも、まだポツンと小さめのイボでも、イボはウイルス感染でできるので、うつります。

感染経路は主に接触感染と言われていますが、中には、同じバスマットを使ったことでうつる、同じタオルを使ったことでうつる場合もあるようです。感染経路は色々あるので、不明な場合も多いのです。

私の子供の場合は、足の裏にポツンとできていたものがあり、本人が、「これは何?」と気にしていたので、よくよく観察してみたところ、イボのようでしたから、病院に行きました。
すると、やはりイボでした。

その時に医師から言われたのが、「イボはうつりますよ」というお言葉。つまり、一か所にできれば、そこを触った手などで他の場所を触ると、うつってしまう可能性があるということなのですね。

子供のイボの治療法は? 話題のハト麦茶は効くのか

大人でも子供でも、基本的な治療方法は同じのようです。では、何科に行って、どのように治療するのでしょうか。

イボの治療はまずは皮膚科へ行って液体窒素の治療

イボかな、と思ったら、まず行くべきはやはり皮膚科になります。皮膚科に行くと、それがイボなのか、それともタコなのか魚の目なのか?といったことがすぐにわかります。

そして、イボだった場合の治療法ですが、大体の皮膚科で使われている方法が、患部を液体窒素で焼く、というものです。

子供でもこの方法は同じなので可哀想ですし、わたしの子供も皮膚科へ行ってイボだと診断されてからすぐに、液体窒素でシューッといきなり焼かれてしまったので、子供もわたしもびっくりしてしまいました。

詳しく説明すると、棒状のものがもともとマイナス120度の液体窒素につけてあり、その棒状のものの先は綿棒のようになっていて、それを患部に数秒押し当てて、イボの部分の皮膚を「焼いて細胞を殺してしまう」治療方法です。

焼かれた部分は、だんだんとかさぶたになって痛みはなくなるのですが、何しろマイナス120度ですから、治療自体はそうとう痛いと思います。わたしの子供は半泣きになっていました。

ただし、かさぶたになってしまうと、治療後の経過がよければあとはそのかさぶたが取れてしまえば治療は終わりになるので、注射と似たように、痛いのはほんの少しだけ、というメリットはありますね。

何回繰り返すかは、イボの治り具合で違ってくるようです。

液体窒素の治療はどうしても嫌というときは、ハト麦茶が効くかも?

実は、イボにはハト麦茶が効くと言われています。根拠はよくわからなかったのですが、子供がイボの治療のあと、なんだかもう片方の足の裏も怪しかったのです。

ですが、また液体窒素でシュー、は、どうしても嫌がるため、他の治療法はないかと探してみたところ、ハト麦茶を飲むとイボが治る、という情報を得たのですね。

そこで、1週間くらいハト麦茶を飲ませてみたところ・・・、驚くべきことに、イボらしきものが消えていたのです。

ただし、本当にイボだったかどうか怪しいですし、たまたまイボに似ていただけのちょっとした傷だったかもしれませんから、ハッキリとは断言できません。

ですが、その日から、わが家では、「イボはハト麦茶で治る」が常識となりました。もしも、お子さんがイボで悩んでいるご家庭があったら、試しに飲んでみるのもいいかもしれません。

ただし、皮膚科にはやはり、きちんと行ったほうがよいと思います。なぜなら、イボはうつるからです。

魚の目とイボってどう違うの?

魚の目は主に足の裏の皮膚が固いところにできますよね。イボもそういったところにできることはあるのですが、大きな違いが、「ウイルス性でうつるかうつらないか」というところです。

つまり、魚の目はうつりませんし、原因は皮膚が硬化して真ん中に固いシンのようなものを作ることで周りの皮膚も固くなり、大概は歩くときに痛いようなのですが、イボの場合は、それほど酷い痛みを感じることは少ないようです。ですから、

  • 魚の目はうつらない
  • 魚の目は痛いことが多い
  • イボはうつり、痛みはあまりない

といったことが主な違いですね。

イボが目立つところにできてしまったら

子供のイボは、大きさにもよりますが、手の甲や、その他肌を露出しているような目立つところにできてしまうと、可哀想ですよね。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。

まずは皮膚科で相談する

イボはうつるわけですから、やはり皮膚科で相談するのが一番です。ですが、液体窒素の治療をして傷跡がしばらく残るようなことになるのも、目立つ場所は可哀想・・・というときがあると思います。

そんなときは、焼かずに、軟膏で対処してくれる場合もあるので一度治療法について、相談してみるとよいと思います。

焼いてしまうのが、ウイルスを殺すのに一番効果的で、治りも早いようなのですが、数個ある場合や大きさが大きめの場合には、何度か繰り返して行わなければならないようなので、
どうしても液体窒素の治療法が心配な場合は、相談してみるのもいいかもしれませんね。

目立つイボを窒素で治療中のときは

液体窒素で治療する目的は、乾燥させてかさぶたにしてしまうことのようです。ですから、基本的には窒素で治療をしたところに絆創膏などを長期間貼ったりする必要がないのですね。
ですが、目立つ部分はかさぶたも目立ってしまうし、気になりますよね。

そこで、簡単な方法が、外出するときだけ絆創膏で隠す、という方法です。これなら、かさぶたになるスピードも止めることは少ないですし、女の子の場合でも、ちょっとケガをしただけ、と言えますから、簡単で便利ですよね。

まとめ

イボは子供でも大人でも、うつるものです。どこからうつったのかも、当然大事なことなので、そういった場所や物はきれいにしたり避けたりするべきですが、イボができてしまったら、特に家族やお友達にうつさないように気を配ることも大切だと思います。

家庭でできることは、バスマットを清潔にしたり、同じタオルを使わない、といったことで家族にうつる予防になりますよ。

イボは誰にでも、機会さえあればできるものなので、本人が必要以上に気にしないように説明してあげることも、大事ですね。