毎年夏が近づくと、乳幼児を中心に流行する「手足口病」。聞いたことがあるママも多いと思います。

出席停止期間がない「手足口病」ですが、「どのぐらい休ませたらいいのかわからない」また「いつから登園していいの?」など、疑問を抱くママが多いのではないでしょうか?

実際、自分の子供が患ったときは、登園の確認に何度か病院へ行きました。

そこで、どのぐらい休めばいいのか?登園の目安についてまとめてみました。

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手足口病の症状と経過

手足口病の湿疹(腕)

症状としては、手のひらや手の甲、足の裏(まれに甲)に湿疹、続いて口の中に水泡が出てくることが一般的です。お腹やお尻に広がる場合もあります。

湿疹と同時に38~39度の熱が2~3日続く子供もいますが、熱が出ない場合もあるようですね。熱が出るか出ないかは、その年流行のウイルスの種類によるそうです。

湿疹は特別な治療をせずに、だいたい1週間ほどで茶色くなって治ると言われています。そして、今現在、手足口病のウイルスに効く特効薬はないということです。

しかし、他の病気ではないことを確認するためにも、受診しておくと安心かと思います。高熱があれば、解熱剤を使うなどの症状に合わせての治療をすることはできます。

特効薬がないので、もどかしいママもいると思いますが、家庭でゆっくり回復を待つのみになりますね。

お子さんの看病の際には、水分補給をしつつ、脱水症や合併症を起こさないように注意してあげてください。1週間~10日もあれば元気になると思います。

いずれにせよ、お子さんの状態が悪化するようであれば、病院を受診し、安心を得るほうがママの精神面も楽になると思います。

手足口病の感染経路と感染期間

せきやくしゃみによって飛び散ったウイルスを吸い込むことによる飛沫感染と、唾液や鼻水などを触ってしまうことで感染する接触感染、また便から排出されたウイルスが手を介して口に入る経口感染があるようです。

手足口病のウイルスは、唾液で1~2週間程度、水疱が治った後でも便の中には、3~4週間排出されるそうです。

湿疹や水泡が消えたといっても、意外と気を抜けないことが分かりますよね。大人への感染もあるので、侮れない病気です。

登園の目安

登園の目安

園に確認する

学校保健法上では指定感染病になっていません。指定がある病気と違って、ママからみての登園の目安や判断はとても難しいですよね。

保育園や幼稚園によっては「登園の目安」などの規定を定めている園もあるかと思います。

手足口病にかかった場合は、まずは、園に確認したほうがよさそうですね。園の看護師さんなども相談に乗ってくれるでしょう。

病院の先生からの判断を参考にする

  • 「熱が下がっていて食欲がある」
  • 「咳や鼻水がない」
  • 「湿疹後、ジュクジュクしないで、かさぶたになっている」

ちなみにプールに入る目安も同じことが多いようです。

子供の様子を観察する

うちの子の場合、2~3日で熱は下がりましたが、湿疹の影響で体力低下、さらに食欲もありませんでした。

免疫力が落ちているときの登園は、他のウイルスに感染する場合もあります。よって、念には念をとって1週間お休みしました。

判断をするのは、最終的にはママですよね。

悩んだときは、だいたい「休ませて良かった」というママの声が多いものです。働いているママは大変だと思いますが、お子さんの健康を守ることがもっとも最優先の仕事かもしれません。

まとめ

登園の目安になれば幸いです。「解熱してから1日以上経っている」「湿疹や水疱が治ったら登園してよい」などさまざまな情報があるようです。

迷った際は、病院の先生や園の看護師さんに相談するのが一番だと思います。個人差のある「手足口病」。

最終的に、子供の様子をじっくり観察してから、決めるということが重要だと思います。

どうしても早めの登園になる場合は、マスクをして登園したり、他の子とタオルを分ける、などの工夫をしてみてください。

そして、なるべく大人も感染しないよう、子供のオムツ替えやトイレの後は、念入りに手を洗ってくださいね!