子育てしているママさん方、子供って昼間は元気だったのに、夜になって急に発熱するってことありますよね?!

うちの子供もまさに数日前がそれでした。もしかしたら本人は昼間のうちから少しずつ体調が悪いのかも知れませんが、食欲も機嫌も普段と変わらない様子であれば一緒に過ごしている親でも気付かないことがあります。

そして、その急な発熱は聞きなれないウイルスである、「アデノウイルス」が原因になっているかもしれません。アデノウイルスが原因となって起こる病気の症状についてお伝えします。

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アデノウイルスって一体なに?

アデノウイルスというウイルスの名前を聞いたことがあるママさんはあまり多くはないと思いますが、アデノウイルスは一般的な風邪のような症状を引き起こすウイルスです。

アデノウイルスは感染力がとても強いため、くしゃみや咳での飛沫感染やウイルスが付着した物を使うことでウイルスに接触して感染します。ですから、保育園や幼稚園に通っている場合は、1人が感染するとたちまちに拡大することがあります。

兄弟姉妹がいるご家庭では、お兄ちゃんやお姉ちゃんが保育園や幼稚園でアデノウイルスに感染すると、同じ家で生活している弟や妹にも感染する可能性はあります。もし弟や妹が乳児であっても感染することはあります。

今のところアデノウイルスは50種類くらいの型があることが分かっていて、感染した型によって症状は様々ですが、調べてみるとアデノウイルスに感染した場合にはいくつか代表的な症状が出るようです。症状については次の項目でお伝えします。

また、アデノウイルスは型の種類が50種類くらいと多いので、1つの型に感染しても型が違えば再感染することがあり、何度でも感染してしまうウイルスなのです。

アデノウイルスに感染するとどんな症状がでるの?

ではアデノウイルスに感染するとどんな症状が出るのでしょうか?

先程もお伝えしましたがアデノウイルスの型は50種類くらいと多く、型により症状はまちまちですが下記の3点が代表的な症状です。

  • 38~40度くらいの高熱がでる
  • のどが赤く腫れたりのどが痛くなったりする
  • 目やにが出たり、目が充血したりする

これらの症状が同時に出ることもあれば、1つしか症状が出なかったりするのでアデノウイルスに感染しているかどうかの判断は難しいですが、病院に行ってウイルスの検査をすればすぐに分かります。

ですが、現状アデノウイルスにすぐに効く薬は無いようなので、病院によって検査はせずに症状を緩和するための薬を処方されることもあります。

発熱が続いたり、のどの痛みがあることは大人でも辛い症状なので、お子さんがこれらの症状を訴えている場合には早めに小児科を受診するようにしましょう。また乳児のお子さんがアデノウイルスに感染してしまうと、更に症状が重くなる場合もあるので注意が必要です。

お子さんが高熱やのどの腫れに苦んでいる時の対処法

子供が病気のとき食べ物

アデノウイルスはどういうウィルスで感染した時にどんな症状がでるのかお伝えしてきました。では次に、実際にお子さんが高熱や喉の腫れで苦しんでいる時、ご家庭でできる対処法についてお伝えします。

お子さんが食べられるものを食べさせてあげましょう

発熱していたり、のどが腫れている時は、普段通りの食事ができなくても仕方ありません。ママさんやパパさんとしてはお子さんの栄養面は気になるところですが、食欲がない子供に無理に食べさせる必要はありません。

おかゆ、うどんやスープなど消化の良い食べ物を食べられれば一番良いですが、それらが食べられなくても、ゼリーやプリンなどのど越しのよい甘いものを少しずつ食べさせてあげるだけでも大丈夫です。

逆に食欲があっても、揚げ物など脂っこい食べ物は消化がよくないので、体調が回復するまで与えないほうが良いでしょう。

水分補給はこまめにしましょう

発熱時には汗もかきますし脱水が心配です。小さいお子さんですと熱や痛みに苦しんでいても言葉であらわせない分、泣いて訴えることもあると思います。

そんな時は、お子さんがのどの渇きを訴えていなくても、ママさんやパパさんの方から「喉かわいてない?」「何か飲む?」などお子さんに声をかけてあげ、こまめに水分補給ができるようにしてあげましょう。

体温は測って記録しておく

また、お子さんが風邪をひいたり熱がある時には、どこのご家庭でも熱を測ると思いますが、この測った体温はぜひ記録しておいてください。すぐに熱が下がれば良いのですが、アデノウイルスの場合にも数日間高熱が続くことは珍しくありません。

私の子供も1度発熱すると3日以上高熱が続くことはしょっちゅうあります。そんな時、病院を受診して質問されることは「いつから熱が出て、何度くらい出たか?」など熱の経緯です。

熱の記録が出来る熱型表というものを小児科などでもらえるので、熱型表に少なくても1日3回、朝昼夜の熱を測り記録し、受診時には必ず持参するようにしましょう。

また、熱型表には、咳の様子や嘔吐回数、鼻水など熱以外の情報も記載しておくと更に良いと思います。

まとめ

アデノウイルスについてお伝えしましたが、アデノウイルスは1年を通して感染する可能性のあるウイルスです。お子さんをアデノウイルスから守るためにも、一般的なことですが手洗いうがいを親子で習慣付けて行いましょう。