「魔の2歳児」と言われるイヤイヤ期を過ぎ、3歳になったらお話が上手になり、行動範囲や理解力もだいぶ広がります。

そんな中「わがまま」や「イヤイヤ期」が続いているお子さんも少なくありません。

「ジュースちょうだい」と言われ、ジュースを出すと「やっぱりお茶がいい~」など、とにかくひたすらママを困らせる…。

「じゃあ、どうしたいの?」とママもイライラが限界、爆発することもあると思います。

そこで「わがまま」になる理由と「5つの簡単しつけポイント」について調査してみました。

スポンサーリンク

子供が「わがまま」になる理由とは?

自我の芽生え

個人差はあるようですが、3歳ごろは、自我が芽生え、自分のやりたいことを押し通そうとしたりする時期でもあるようです。

また、はっきりとした意思や感情が出てくる時期でもあります。

ときには、反抗的な態度が見られ、親としては扱いにくい時期かもしれません。それを、真っ先に否定するとお子さんは納得できないようです。

かといって、すべて許してしまうと、お子さんにとってルールを覚えること難しくなってしまうかもしれません。

やりたくないことがあるから

3歳になると、言葉の理解とともに「この先にしたくないことが待っている」ことを自分自身で認識することができるようになります。

例えば、まだ寝たくないのに「もう寝る時間」、まだ遊びたいのに「もう帰る時間」など…。

嬉しい成長の証ですね。しかし、嬉しい反面それが「わがまま」に繋がる原因にもなります。

親の反応が嬉しいから

わざと親が嫌がることをすることがあるようです。親にかまって欲しくて「イヤ」と「わがまま」を言って、注意を引こうとします。

そこで、親が反応してくれるのが嬉しくもあるのだと思います。また、なんでもかんでも「イヤ」と言ってみて親や周囲の人々の反応をよく見ています。

「どこまでが大丈夫で、どこまでがだめ」なのかを子供なりに学習しているそうです。自分から正解を出して、生きていきたいと考えているのだと思います。

自分の思うようにならないから

例えば「テレビを観たい」と言って、親が「ダメ」と言った場合など、自分のやりたいことが通らない時に癇癪を起す場合があります。

また、絵が思い通りに描けなかったり、ブロックがうまくできなかったりと、自分が出来ないことに「イヤ」と癇癪を起こすこともあります。

「わがまま」な気持を抑えたり、気持ちのコントロールができるようになるのはまだまだ先になるかと思います。

体調が悪いから

なんだか、あまりにも機嫌が悪かったり「わがまま」がひどければ、体調が悪いことを疑ってみてください。

眠気や疲労などの感情をまだまだうまく出せないこともあります。お熱は?顔色は?など、お子さんの様子を観察してみてください。

「5つの簡単しつけポイント」

5つの簡単しつけポイント

自分に余裕を持つ

「わがまま」に向き合っていると、時間に追われることが多いと思います。

しっかり向き合ってあげたいという気持ちを大切にするためにも、いつもより早めに準備を始めて、時間に余裕を持って出発してみてください。

時間に余裕を持つだけで、自分に余裕ができ、だいぶイライラする回数も減ってくると思います。

いずれにせよ、成長過程の1つですので、ずっと続くわけではありません。パパや周りの人になるべく協力してもらい、ママ自身、ストレスを溜めないようにしましょう。

子供に選択させる

「わがまま」をいうお子さんは「自分でなんでもやりたい!」という自己主張の強い子が多いようです。

親に言われてから行動することを極端に嫌がります。

例えば、「ピンクもあるし、黄色もあるよ。赤もあるけど、どれがいいかな?」など複数の選択肢を出してあげてください。

また、急ぎの場合は「○○ちゃんは赤だったよ」など、お友達や姉妹の選択したものを教えてあげるとスムーズに運ぶこともあります。

なるべくお子さんに選択させるという方法がおススメです。また「次は何やるんだっけ?」などクイズ形式にすることもいいかもしれません。

クイズの楽しみがあるとともに、親に言われずに、自分から動ける&考える力も付くようになります。

子供の理由を聞く

まずは頭ごなしに怒らないで、「なぜそうしたいのか?」という理由を聞いてあげましょう。

大人では予想もつかないことが原因で「わがまま」を言っている可能性もあるかもしれません。

3歳になればある程度、言葉を理解する力もついてきています。「お話聞いてあげるよ?」と声をかけてみましょう。

ママがお子さんの分かるような言葉で説得してみると、すんなり受け入れる場合もあります。

また、お子さんが泣き止んだり、お話ししくれた時は、おもいっきり褒めてあげてください。

要求を無視する

あからさまに、つじつまの合わない、ママを困らせたいだけの「わがまま」を言うことがありますよね?

そんな時は、ママは全ての要求を受け入れなくて大丈夫です。

もし、要求を全て受け入れた場合、お子さんが「毎回泣けばママが言うことを聞いてくれる」と認識してしまいます。ママが要求を聞かない、無視する態度をとることも重要です。

いくら、お子さんが大声で泣きわめいても、ママが「わがまま」を受け入れない事がわかると、そのうち泣いて要求しなくなってくると思います。学習能力はとても高いものです。

ママも気持ちを落ち着かせるために、お子さんとは別の部屋で深呼吸したり、気分転換してみるのもいいかもしれません。

お子さんの「わがまま」を「出たっ、そのわがまま作戦」と待ち構えてみるのも楽しくなりますよ。

ちなみに無視した後は、ぜひ褒めてあげてください。褒めることによって無視したことも報われますよね。

「無視してごめんね」ではなく「泣き止んだね」「我慢できたね」などのお声かけで、お子さんもママの好む行動がわかってくるかもしれません。

親の方針を決める

反抗期が大事だからといっても、すべてをやってもいいという訳にはいきませんよね。危険な行為や社会的ルールに反する行動はダメな事だと正す必要があります。

夫婦で相談して「これは絶対ダメ」など統一した方針を決めておくことが重要だと思います。

ただ「ダメ」ではなく「○○で危ないからダメ」などの理由を教えてあげることによって、お子さんも納得ができるようになると思います。

しかし、そうでないことはできるだけやらせてみて「失敗したら慰める」または「失敗しても、また挑戦しよう」という意欲を教えることも大切だと思います。

難しいと思いますが、反抗期に「こうすればこうなる」という因果関係を身をもって体験させて、成功した時は一緒になって、お子さんの工夫や発見を喜んであげてください。

積み重ねた経験が、お子さんの社会性や自信を育てることに繋がると思います。

まとめ

ちなみに現在私も育児中ですが、親としてぶれてしまったり、心が折れることも多々あります。また、一緒になって子供と大泣きしたこともあります。

そして、子供の成長過程において、常に様々な悩みが押し寄せてきています。しかし子育て中のママにとって、案外共通の悩みだったりするのですよね。

決して「1人ではない」ということを覚えていてくれれば幸いです。

子供を持つ親の共通の悩みだと思えば、少しだけでも気持ちが楽になりませんか?

反抗期が過ぎると子供は「安心感や信頼感に満ち、自己肯定感がたっぷりな子」に育つと言われているようです。大変な時期を越えたら、きっとお子さんは大きく成長しています。

そう信じて、お互いに子育て、自分育てしていきましょう。