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「イヤイヤ期とは」

2歳くらいからママたちが恐れる「イヤイヤ期」。これは、一般的には第一反抗期と呼ばれるものです。親に対してはこれまで素直に「はーい!」と言っていたわが子が、突然「あれもイヤ、これもイヤ」と言い出すようになること。

  • 「公園にいこうね」「イヤ」
  • 「ごはん食べようね」「イヤ」
  • 「そろそろ寝ようね」「イヤ」

すべてがイヤイヤになり、親のほうがイヤになってしまう…イヤイヤ期。これは、反抗期とは名前がありますが子供が自己主張するようになってくる立派な成長過程です。

それはわかってるんだけど…実際にすべてにイヤイヤ言われるとどう対処していいかわかりませんよね。いつから始まって、いつまで続くのか、そして年齢別に対処法をまとめます。

「イヤイヤ期はいつからはじまるの?」

イヤイヤ期として有名なのは「魔の2歳児」とよばれる時期。けれども、個人差はありますが早く始まる場合もあります。

1歳半すぎから始まることがあります。1歳前半では、素直だったのに突然…という場合も。私の経験だと、姪は1歳半から反抗期です。

「イヤー」「まめー(ダメー)」
が口癖のようになりました。それにへとへとになった記憶があります。

かといえばうちの息子たちは1歳半でやっと5,6語しゃべるくらい。「イヤ」という単語もまだ出ません。が、逃げる・泣くということはするようになります。

着替えさせようとすると逃げる・泣く。食べさせようとするとぷいっとそっぽを向く。そんな行動が出るようになります。これもイヤイヤ期ですね。

「イヤイヤ期はいつまで続くの?」

イヤイヤ期いつまで続くの?

おおよそ3~4歳まで続くといわれます。幼稚園入園のときにはだいたい落ち着いていることが多いです。もちろん性格によっても違いますので一概にはいえません。

姪の場合、1歳半から始まったイヤイヤ期ですが、完全に収まったのはおそらく小学生くらいです。

いつになったら「はーい」という返事がと思いましたが。さすがに幼稚園の年長さんにもなるといっきに大人びます。

成長がゆっくりな私の息子も、「幼稚園イヤ!」が長かったのですが、年長さんでは「行くよー」と素直に行ってました。おおよそ3~4歳までだと考えます。それまでだと思って付き合うようにしておきます。

「1歳児のイヤイヤ期」

1歳イヤイヤ期

そろそろ自分でやりたいことが増えてくる1歳半くらいから始まります。自分で食べたい・自分で着替えたい、そんな自立の気持ちです。ママがやることは「とにかくチャレンジさせてみること」です。

できなんじゃないかってママは思います。見ていられないこともあります。でも、チャレンジはさせてみてもいいですよね。ゆっくり見守りましょう。

たとえ、ごはんで床がすごいことになっても、たとえ、洋服をありえない着方をしたとしても…。これで一つ成長したな、と考えて気長に見守ります。

「2歳児のイヤイヤ期」

2歳のイヤイヤ期

2歳児はだいぶいろいろな言葉を覚えます。知識の吸収はすばらしく速い時期です。おそらく脳内では、いろんなことを想像しているのでしょう。ですが、伝えるためのボキャブラリーはそこまで多くはありません。

「考えていること・伝えたいこと」と「言いたいこと・伝えたいこと」のギャップが子供をイライラさせます。「こーやって言っているのにどうして伝わらないの?」と言っているということです。

みかんやバナナの皮を「むいて」というところを、「あけて」と姪がよく言ってました。この場合は、通じたからいいのですが、適切になかなか伝わらないこともありますよね。

伝わらなくても根気よく聞いてあげて、どうしてもわからなかったら「ごめんねーわからないんだ」と言ってみるのも一つの方法です。

イヤイヤ期全般に言えるのは、いったん子供のイヤを肯定することです。「そうなんだ。イヤなんだね」ということ。これでだいぶ子供の認められたいという欲求は満たされます。

2歳児はさらに意地も張るようになります。「イヤ」のレベルがアップします。

  • 「お風呂にボールがなくちゃイヤ」
  • 「お花がついてるくつしたじゃなきゃイヤ」

などなど、1歳児よりも要求が具体的になります。聞いてあげられることもありますし、あげられないこともありますよね。

聞いてあげられることは聞いてあげる。

「お風呂にボールがなくちゃイヤ」→「いいよーどのボールにしようか」

目先を変えてみる

「お花がついてるくつしたじゃなきゃイヤ」→「お花のはないなー、あ、こっちはくまさんついてるよー」

これできいてくれればうれしいですよね。

私の姪は、お風呂に入るのを嫌がりましたが「アリエルごっこしよう」とさそうと必ずOKでした。靴をはかない場合は、シンデレラごっこです。

どうやらごっこをすることで、「無理やり」というよりも「遊び」の感覚に近づけられるようです。

2歳児はこだわりも多くみられます。このこだわりを損ねると「イヤイヤ」ということになります。

私の息子にはこだわりが多くありました。ウィンナーはかならずこのお皿で、このフォーク、ケチャップはここに置く。

着慣れた洋服しか着ない、寝る前に読む本はこれ。ここから外れると機嫌を損ねてしまいます。泊まりに行くときは、お気に入りの毛布や絵本を持ち歩くほどでした。

そのようなこだわりも徐々になくなっていくものです。私の息子が年長・小学校と学年が上がるたびにこだわりが少なくなるのを感じています。ゆっくり付き合ってあげる気持ちが必要です。

「3歳児・4歳児のイヤイヤ」

3・4歳イヤイヤ期

だいぶ言葉も話すようになるので、「伝わらない」イヤイヤも減ってきます。ですが、自分のやりたいことをゆずれない気持ちはあります。

達者な子は、生意気な言葉を話すので、大人のイライラを募らせることも。私の姪はこの生意気なタイプでした。3歳にもなると大人顔負けにしゃべりました。

「お出かけの時間だよー」
「ヤダ。今ジュースのんでりゅもん」

大人が普段「今コーヒー飲んでるから」と彼女の相手を断ることがあるのを知っているんです。それを逆手にとってのセリフ。

私の息子の場合は、こだわりがあるタイプのイヤイヤ。

  • 「お出かけの時間だよー」「ヤダぁぁ」(←おもちゃで遊んでたから)
  • 「お風呂はいるよー」「ヤダぁぁ」(←外でもっと遊びたいから)
  • 「はみがきだよー」「ヤダぁぁ」(←歯磨きがキライ)

これが二番目の子だとそれほどイライラしないのは「小さいから」という意識があるからだと思います。

一人目や上の子はどうしても「もう3歳なのに」という気持ちになりがちです。

でも、まだ3年4年しか生きていません。ある程度しゃべりますが、まだまだ気持ちは幼いのです。

誘導の仕方は、このような感じです。

「そうだねー、いやだね」(認めてあげる)
「A公園とB公園どっちがいい?」(どっちも公園だけど選択権を与えて満足させる)
「あ、ママは先に○○行こうかなー、あ、あのおもちゃもあるよねー絶対楽しいなー」(先にある楽しそうなことを想像させて誘導する)

もちろん100パーセント乗ってくれるとまではいきませんが。時間に余裕をもちます。

イラっとしてもまずは子供をぎゅっと抱きしめます。このイヤイヤ期はまさに成長している瞬間です。その瞬間に立ち会っているのですから成長をかみしめたいですね。