大変だった妊娠生活が終了して、ホッとしたのもつかの間。産まれたて赤ちゃん2人の泣き声に追われる毎日の始まりです。

1歳までの双子ママが特に大変なことをまとめてみました。実際に、双子を持つママのアドバイスも紹介。悩み解決の糸口がきっと、見つかるはずです。

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双子の授乳ってどうしてる?

1歳まではやっぱり母乳がオススメ

双子が誕生し、病院でのお世話が終わって、さぁ自宅で家族水入らずの生活が始まります。

そこでママが気になるのは、まずは双子の栄養についてですよね。母乳は赤ちゃんに一番良い栄養ですし、またお母さんにもメリットがあります。

  • 赤ちゃんへのメリット
    必要な栄養が豊富、消化が良く(身体への負担が少ない)、突然死するリスクがミルクだけの赤ちゃんより少ない、母親との絆が産まれる・・・など。
  • お母さんへのメリット
    子宮の回復を促進してくれる、缶ミルクよりも経済的(なんといっても無料で費用ゼロ)、産後ダイエットに一役買ってくれる、母乳を飲ませているとき精神状態が安定しやすい・・・など。

母乳が出るためにはどうする?

母乳が一番よい栄養だと分かっているけど、母乳が出ないと悩むママも多いです。産後すぐから母乳がよく出る人は少数です。

まずは、母と子のスキンシップを楽しむ気持ちで頻回授乳をしましょう。赤ちゃんが産まれたら母乳がすぐ出るのではなく、何度も吸わせているうちに母乳が出るようになります。

ママは1日3食、バランスのいい食事をとり、お風呂にゆっくり浸かるなどしてリラックスして過ごすことが大切です。周りの人の手を借りながら、赤ちゃんのお世話に集中できる環境があればベストです。

ですが、ちょっと疲れたなと思ったら、ミルクをたして乗り切りましょう。

実際、ミルクは母乳よりも腹持ちがよく(母乳より吸収に時間がかかる)、飲んだ後に赤ちゃんが長く寝てくれる場合もあります。

母乳が足りないかなと心配になったら、助産師さんや母乳外来に相談しましょう。乳腺の開通や母乳の分泌をよくする食べ物などのアドバイスがもらえます。

また、双子ママの大半は母乳とミルクの混合栄養をとりいれています。

母乳育児だけで育てようと頑張りすぎるとママも赤ちゃんも辛くなるので、ミルクも上手に使いましょう。

双子ママにオススメの同時授乳

「私1人でするの?」と双子ママが始めにぶつかる壁が、授乳です。

お腹を減らして泣いている双子同時に授乳するのは大変ですが、授乳時間の節約になりますし、双子2人の生活リズムを合わせられ、子育てのストレスが軽減されるメリットがあります。

ママの両脇に赤ちゃんをそれぞれ挟む「わき抱き」や、ママが腕立て伏せの状態で2人に同時授乳するスタイルなど、いろんな方法があるので試してみてください。

混合の場合、1人は抱っこで母乳、もう1人は床に寝かせてミルクをあげます。

双子ママのアドバイス

帝王切開で産まれた双子。出産直後は傷口が痛くないように気をつけながら、母乳を飲ませていました。

3時間おきに搾乳機で母乳を絞り、双子がミルクを欲しがったら、1人は搾乳した母乳をほ乳瓶で、もう1人は直接母乳を飲ませていました。

生後2ヶ月過ぎる頃には、双子が飲む量が増えて母乳だけでは足りなくなり、1人は母乳、もう1人は缶ミルクに切り替えました。

その後、生後9ヶ月までは混合で、その後は母乳が出なくなったので完全ミルクになりました。

母乳外来に行けば、もう少し母乳育児を続けられたかなと思っていますが、双子は元気に育っていますし、何も問題はありません。

母乳が出ないと、ママは罪悪感にさいなまれがちですが、母乳が出なくてもミルクがあるから大丈夫と割り切り、その分、子どもとスキンシップを増やすなどして育児を楽しみましょう。

双子の寝かしつけ、どうやるの?

双子寝かしつけ

2人一緒に寝てくれるのが理想

夜は、早く赤ちゃんを寝かしつけてママもゆっくり過ごしたいですよね。新生児期の昼夜問わずに泣いて起きる時期が過ぎたら、生活リズムをつけるためにも夜は早めにお布団に入りましょう。

とはいえ、赤ちゃん2人、双子でも個性はそれぞれですよね。すぐに寝る子、なかなか寝ない子、二人同時にすぐには寝てくれません。

そこで、寝付きがよい子を先に寝かせ、寝付きが悪い子は後からゆっくり寝かせたり、ママが2人の間に入ってそれぞれトントンしてあげたり、絵本を読んでリラックスさせてあげるのも効果があります。

なかなか寝てくれない場合、もしかしたら生活リズムに改善箇所があるのかもしれません。

疲れていない、お腹が空いている(ミルクが欲しい)、抱っこして欲しいなどなにか理由があるかもしれないので、一度夕ご飯やお風呂の時間を見直してみましょう。

夜泣きはどうしたらいい?

やっと寝たとホッとしたその数時間後、夜中に鳴り響く赤ちゃんの泣き声。夜泣きは、ママの睡眠不足の原因になりママも疲れやすくなりますよね。

早めに対応したいところですが、相手は話ができない赤ちゃんです。そう簡単に原因はわかりません。

夜泣きをしたら添い寝をする、ミルクをあげてみる、生活リズムを見直して早めに寝るようにする、日中スキンシップを増やしてあげるなど、いろいろ試してみてください。

また、「いつかは泣き止むだろう」と余裕を持って接することも効果大です。

ママが焦っていたり、イライラしているとその気持ちが赤ちゃんに通じて、もっと泣いてしまいます。気持ちをゆったり持つように意識してみてください。

双子ママのアドバイス

生活リズムを整えると、夜の寝かしつけが断然楽になります。

朝7,8時には起床、朝寝、昼寝をして、夕方17時にはご飯を終えて、18時には布団に一緒に入っていました。もちろん、部屋は真っ暗にしています。

なかなか寝ないなと思っても、抱っこはせず布団の中で抱っこしたり、あやしたり。抱っこでしか寝ない子になってしまうと、ママへの負担が大きいのでオススメしません。

やっぱり、赤ちゃん2人同時に育てるのですから、身体への負担はなるべく減らしたほうがいいと思います。

抱っこしなくても、私のお腹や太ももの上をハイハイしていったり、授乳したりでスキンシップはとれていたと思います。(寝かしつけ以外では抱っこはしていました。)30分~2時間くらい寝かしつけに時間はかかりますが、親子の触れ合いタイムを楽しみました。

双子ママを助ける便利グッズ

双子ママ便利グッズ

困ったときは、便利グッズに頼ろう

  • 同時授乳で役に立つのが授乳クッションです。
    ママの膝の上に置けば、背中を曲げなくても授乳することができます。毎日の授乳なので、リラックスした姿勢で授乳ができるのが理想ですよね。
  • 寝かしつけには、電動ハイローチェアが役に立ちます。
    癒やしの音楽付きで自動でユラユラ揺れてくれ、使った多くのママがその効果を実感しています。

    あやす効果もあり、寝かしつけ以外にも同時泣きなど、双子ママならではの悩みにも応えてくれます。値段が高いのが難点ですが、リサイクルやお下がりなどが使えると助かりますね。

  • また賛否両論ありますが、おしゃぶりも便利なアイテムです。
    赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてくれます。抱っこでしか寝なかった赤ちゃんが、おしゃぶりで抱っこなしで寝てくれる場合があります。

    おしゃぶりには、あごの発達や鼻呼吸も促してくれる嬉しい面もありますが、出っ歯になりやすいなどのデメリットもあるので、1歳を過ぎると、寝入った後は外すなど長時間使わないようにしましょう。

    赤ちゃんによっては、ペッとはき出す子もいるのでまずは1つ購入して試してみてはいかがでしょうか。

双子ママのアドバイス

祖父母、主人ともに仕事をしていたので、昼間の育児は私1人。そんなときに重宝したのが、電動ハイローチェアです。

それまでは、一人抱っこ、一人あぐらの上に置いて寝かしつけをしていましたが、電動ハイローチェアで寝かしつけできるようになって、気持ち・体力の余裕ができました。

おしゃぶりも、双子のうちの1人は気に入ったようで、寝るときは必ずおしゃぶりを使っています。生後5ヶ月から使い始めています。

ホコリや咥えるところがぺったんこになるので、おしゃぶり2個を2ヶ月間使っては、新しく買い換えています。ただ、1歳半の現在、お昼寝の時はおしゃぶりがなくても寝られるようになったので、昼寝時には使わないようにしています。

まとめ

1歳までの双子育児は、本当に大変ですよね。辛いときは、便利グッズだけではなく、迷わず家族や行政の助けを借りてください。授乳、寝かしつけ、できるだけ無理のないように、ママが笑顔で育児ができるようにと願っています。