出産準備情報を見ていると準備リストにバウンサーと書いてある事が多いですよね。赤ちゃんがバウンサーに乗っている姿はたまらなくかわいくて、ついつい欲しくなってしまう気持ちはよくわかります。

抱っこでゆらゆらしてもらう事が大好きな赤ちゃんはバウンサーも好きだと思いがちですが、中には「せっかく買ったのに赤ちゃんが気に入ってくれなかった」「使う期間が短かった」等のマイナスな声も聞きます。

果たしてバウンサーは必要なのかどうか、使える期間や使い道をまとめました。

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バウンサーって何?

バウンサー

バウンサーとは

乳幼児用のイスのことを指し、あやす際や寝かしつけに役立ちます。バウンサーは腰が沈む形状のものが多く、寝かせると自然と丸まった体勢になります。

そうするとお腹にいた頃、お母さんの腕の中にいる時と似たような体勢になり、赤ちゃんが落ち着くと言われています。

育児をしている中で、お母さんの腕の中で寝てもベッドに置いた瞬間起きるという経験はありませんか?赤ちゃんと相性の良いバウンサーだと置いてもそのまま寝てくれます。

また、適度な揺れが心地よくてバウンサーに乗るとすぐに泣き止む子、知恵が付くと自分で体重をかけて揺らして遊ぶ子もいます。日々の家事や育児に追われているお母さんにとって負担を減らしてくれるアイテムです。

ベビーラックとの違い

ベビーラックも乳幼児用のイスのことを指します。バウンサーと大きく異なる点は、キャスターと高さの調節機能の有無です。

ベビーラックはキャスターが付いているので移動が簡単で、地面から近いローポジションのものから大人の腰くらいのハイポジションまで幅広く高さが調節できます。しっかりした作りのものが多いので価格もバウンサーよりも高いものが多いです。

使える期間はいつからいつまで

生後3週間から短くて1歳半、長くて3歳くらいまで使えます。

生後3週間から使えるといっても生まれたての赤ちゃんは小さくて体もしっかりしていないのでバウンサーに乗せるのは心配という方もいるかと思います。

その場合は1ヶ月検診で体に異常がない事を確認してから使い始めると良いでしょう。

ものによっては3歳くらいまで使えますが、使用可能期間中フル活用したという方もいれば、数ヶ月で使わなくなったという方もいます。ライフスタイルや次のお子さんの予定の有無によっても活用の幅や使える期間に差がでると思います。

機能

ボタンを押せば自動で揺れるオートスイング機能やメロディが流れる多機能タイプ電動式の機能は一切付いていないタイプの大きく2種類に分けられます。

どちらも一長一短で、電動式のものは機能が豊富な分重さがしっかりしたものが多いです。シンプルなタイプは軽量で持ち運びが楽なものが多いですが自分で揺らす必要があります。

大きさ

組み立て式の大型のものから簡単な作りのコンパクトなものまであります。機能面だけでなく大きさや収納面も選ぶ際の重要なポイントになります。

注意点

やはりお母さんの抱っことは感覚が違うので機械的な同じタイミングのスイングやメロディでは飽きてくる事もあります。寝かせれば必ずしも泣き止んだり眠る訳ではありません

寝返り等、自分の意思で動けるようになるとバウンサーに乗せられる事を嫌がりあやすどころかぐずって逆効果になる事もあります。

安全ベルトを締めたからといっても大きく暴れたり前のめりになったりするとバウンサーごと倒れてしまう事故も起こり得ますので、赤ちゃんが嫌がったら一度使うのをお休みしましょう。

また使用時間にも注意が必要です。多くのメーカーが使用時間は2時間以内と決めています。バウンサーはあくまでイスなので長時間寝かせるのには向いていません。

ずっと同じ体勢でいる事で骨格形成を妨げる可能性がありますし、同じ場所で寝続ける事であせも等の肌トラブルを引き起こしかねません。お昼寝程度なら問題ありませんが、一晩中寝かせるといったベッドと同じ使い方は避けましょう

使い方は色々

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一時待機場所として

お母さんが1人で赤ちゃんのお世話をしている場合、お風呂の時間はいつもバタバタ。赤ちゃんがおとなしい時期でも脱衣所で寝かせているのが心配で自分の体もゆっくり洗っていられないですよね。

寝返りが盛んになりハイハイをするようになったら更に目が離せなくなります。そこで役に立つのがバウンサーです。バウンサーに座らせて待たせておけばお母さんも安心ですね。

料理中やお掃除中のしばらく手が離せない時も活躍してくれます。リクライニングが起こせるタイプであればお母さんも赤ちゃんもお互いの顔を見ながら過ごす事ができます。

ベビーチェアとして

寝かせておくだけでなく、リクライニングを起こしてベビーチェアとしても使う事ができ、ものによってはテーブルの取り付けが可能なので離乳食を食べさせる時にも使えます。

吐き戻し対策として

ゲップが苦手な子やよくミルクを吐く子だと常に吐き戻しの心配がつきまといますよね。更に授乳中に眠ってしまうと起こしてまでゲップをさせるのはかわいそうだと思い、そのまま寝かせた経験がある方は多いのはないでしょうか。

でもゲップをさせないとミルクを吐き戻してしまうのではないかと心配ですよね。体を横向きにしてバスタオルを当てる等の吐き戻し対策を講じても寝ている内にずれてしまうこともありますが、バウンサーを使う事でうまく対処できます。

リクライニングを起こし緩やかな傾斜がついた状態で寝かせてあげれば消化にも良いですし、上体を起こす体勢になるのでゲップも出やすくなります。

外食や旅行に持参しても

持ち運びしやすいタイプのバウンサーであれば車に積んで外食先や旅先に持って行く事もできます。車での移動が多い方は様々な場所に持ち運べますので、その分活用できるシーンが多くなりますね。

バウンサーは必要?

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ライフスタイルによる

食事はハイテーブルかローテーブルか、日中赤ちゃんのお世話を頼める人がいるかどうか等で必要性が違ってくると思います。

食事をハイテーブルでしている場合、バウンサーは基本的に高さ調節ができませんので赤ちゃんと食卓を囲むというイメージでは使えません。結局、ハイチェアやチェアベルトを買う事になる可能性が高いので後々ベビーチェアとして使おうと考えている方にはおすすめできません。

逆にローテーブルで食事をしている場合は赤ちゃんもお母さんと同じ目線で食事がとれます。また、日中赤ちゃんのお世話をお母さん1人でしている場合はどうしても手が離せない時に寝かせておけるのでバウンサーは持っていると何かと便利です。

上の子がいるかどうか

上の子がいると、ベビーベッド同様にバウンサーやベビーラック等の赤ちゃんを床に直に寝かせないアイテムは必須だと思います。

更に上の子が幼いと部屋を走り回ったりして床で寝ている赤ちゃんを踏んづけてしまうのではないかとヒヤヒヤしますよね。そんな時にもバウンサーがあると安心です。

まとめ

赤ちゃんにも好みがあるので、気になったものをいきなり購入するのではなくまずはレンタルをしてみるといいですよ。赤ちゃんが生まれる前に買うのではなく、生まれてから検討しても全く遅くありません。

特に1人目のお子さんであれば赤ちゃんとの生活ってなかなか想像できませんよね。生活している内、赤ちゃんの様子を見ている内に我が家では必要かどうかわかると思います。それからでは遅くないので焦って用意する必要はありませんよ。