赤ちゃんの頭にフケが……よく見たら、肌が乾燥していた!!

耳にすることが多い話ですが、実際に自分の子供に起こったトラブルだと、お母さんはとても心配してしまいますよね。でも、安心してください。

症状の程度は別として、ほとんどの赤ちゃんが経験するものです。今回は、そんな赤ちゃんの頭皮のフケについてのお話です。

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赤ちゃんの頭にフケが! 原因は?

肌もしっとりとしていて、潤いがいっぱいの赤ちゃんですが、実は生後3ヶ月頃からは乾燥肌になってしまうことはご存知でしょうか?

おまけに皮膚がとっても薄いので、すぐに肌トラブルを起こしてしまうのです。しかし、安心してください。ほとんどの赤ちゃんが、きちんとした基礎ケアをしてあげれば綺麗に治りますよ。

では、何が原因で赤ちゃんは乾燥肌になるのでしょうか?

赤ちゃんの乾燥肌の原因は乳児脂漏湿疹

赤ちゃんの頭皮がカサカサになってしまうのは、乳児脂漏湿疹という乳児湿疹が原因です。

これは、生後3ヶ月頃から皮脂の分泌が少なくなってしまった赤ちゃんの肌が、乾燥してしまうことによって起きてしまう肌トラブルなのです。

特に、秋~冬の赤ちゃんに起こりやすい乳児湿疹のひとつです。大体の赤ちゃんが、きちんとした基礎ケアをすれば綺麗になります。

私の娘も、生まれて3ヶ月頃から頭皮がカサカサしていましたが、特に心配することもなく綺麗に治りましたので、まずは慌てないで、赤ちゃんのケア方法を見直してみましょう。

乾燥肌の赤ちゃんのケア方法とやってはいけないケア方法

原因が乳児湿疹によるものであることが分かれば、後は乾燥した赤ちゃんの肌の基礎ケアの方法を見直せばトラブルは解決します。

焦る気持ちも分かりますが、まずは試してみてはいかがでしょうか?

赤ちゃんのケア方法は?

乾燥肌の基礎ケアと聞くと、なんだか難しい問題のように聞こえてしまいますが、実はとても簡単なのです。

  • 赤ちゃんの入浴方法
  • 入浴後の保湿

この2つの基礎ケア方法を見直せば、大丈夫です。

では、実際にどんなところを気をつけると良いのでしょうか?

・お風呂の温度は38度

おそらくほとんどのお母さんが、沐浴指導のときに38度のぬるま湯で洗うように指導されていると思います。肌を守る油分がなくなってしまうので38度以下の温度で洗ってあげて下さい。

・入浴時、石鹸で強く肌をこすらないように注意する

出来るだけ、クルクルと円を描くように優しく洗ってあげると皮膚が傷付くことを防げます。

・シャンプーは1日1回まで!

何度も石鹸で洗うと、肌を守るための皮脂がなくなってしまい、更に乾燥してしまいます。汗をかいた場合は、ぬるま湯で流してあげるだけにしてください。

・お風呂のあとは保湿を忘れない

お風呂上り10分以内の保湿をしてあげてください。保湿するものは、ベビーオイルでもベビーローションでも大丈夫です。


これらの方法で基礎ケアをしてあげることが大切なのですが、それ以外で気をつけることは室内の湿度調整くらいです。

加湿器が使えない場所なら、洗濯物を部屋干しするだけでも湿度は上がりますよ。私の家では、加湿器は置けない家なので、洗濯物を部屋干しして乾燥対策を行っています。

やってはいけないケア方法

通常、1ヶ月くらい基礎ケアを行っていれば乳児湿疹は改善されるのですが、あまりにも長引いた乳児湿疹の場合は、アレルギーの可能性がありますので、小児科やアレルギー科に受診してください。

また、ステロイド軟こうを処方されることがあります。処方されたステロイド軟こうは医者の指示に従って使用してください。ステロイドは体に悪いから……と、放置してしまうと、症状が悪化してしまいます。

また、市販のステロイド軟こうは赤ちゃんの症状に合わない場合があるので、使わないように気をつけてください。

私自身、赤ちゃんの頃からステロイド軟こうを使用して、現在もまだ使っていますが、特に問題なく生活できていますので、医者の指示通りに扱えば大丈夫ですよ。

乾燥肌から赤ちゃんを守るための対策とは?

上記で紹介したとおり、赤ちゃんの乾燥を防ぐには、保湿が大切です。しかし、保湿のための製品はたくさんありますので、どれを選べば良いのか分かりませんよね。

なので、製品別にどんなものなのかをご紹介します。

馬油

昔は、馬油で保湿をしていたのですが、今でも薬局で手に入りますよ。体温でとろけるので肌に塗りやすいのですが……匂いがダメという方が多いです。

ベビーローション

一般的に売られているベビーローションは低刺激なので、基本的にはどの製品を使っても問題ないと思います。

ベビーオイル

こちらも一般的に売られているもので、全身に使えるので一本あるととても便利です。赤ちゃんだけでなく、お母さんも使えますからとっても経済的です。ただ、塗りすぎると痒くなってしまうので、薄く塗ってあげて下さい。

オーガニックのクリーム

合成界面活性剤などが気になるお母さんはオーガニックのものをおすすめします。意外と赤ちゃんの製品にはオーガニックが多く販売されていますので、あわせて使っても良いかもしれません。

オーガニックで気をつけることは、使用期限が短いということです。匂いや見た目が変化していたら、使わないでください。


私の場合は、馬油を使っていました

私の場合は、馬油を使っていました。冬はカチカチに固まり、夏はドロドロになってしまうのですが、肌になじみやすかったのでとても使い勝手が良かったです。

また、乾燥肌の赤ちゃんにはやわらかい綿素材の洋服を着せてあげると、肌も守られますので、おすすめですよ。

まとめ

はじめての育児で乳児湿疹を見てしまうと、とってもびっくりしてしまいますよね。

私も、自分がアトピー性皮膚炎なので、子供の肌が乾燥していると神経質になってしまいます。しかし、慌てないで基礎ケアと保湿をしていれば治りますので安心してください。