赤ちゃんがハゲはじめた……と驚くお母さんは多いと思います。
でも心配はご無用です!赤ちゃんの抜け毛については、多くのお母さんが経験していることなのです。
初めての赤ちゃんだった場合、お母さんは驚いてしまいますが、赤ちゃんの抜け毛は特に珍しいことでもないのです。
今回は、そんな赤ちゃんの抜け毛の原因や、対策についてのお話です。
赤ちゃんの髪の毛が抜けるのは大丈夫?
基本的に、赤ちゃんも髪の毛が生え変わります。
お母さんも、産後にごっそりと髪の毛が抜けてしまったりするのと同じです。
実は、赤ちゃんの髪の毛は産毛と同じもので、生後3ヶ月頃から抜け始めるようになり、成長するにつれて生え変わります。そのタイミングがちょっと早かったりすると、一気に髪の毛が抜けてしまうので、お母さんはびっくりしてしまうのです。
私の娘は、抜け毛よりも切れ毛のほうが深刻で、帽子をかぶせてあげないとかわいそうなくらいにハゲてしまいました。
抜け毛の原因は?
では、この抜け毛ですが、何が原因なのでしょうか。
赤ちゃんの頭部に湿疹などがない場合は、ホルモンバランスの変調による抜け毛なので、特に問題はないです。
人によって個体差はありますが、徐々に産毛から髪の毛に生え変わり、恐らくは3歳くらいまでには完全に生え変わると思います。
このような抜け毛を「新生児生理的脱毛」と呼ぶそうなのですが、人によっては気がつかないで赤ちゃんの髪の毛が生え変わってしまうようですね。
この生え変わりの時期のタイミングが、生えてくるタイミングと合わないとゴッソリと髪の毛が抜けてしまうように感じてしまうのです。大丈夫です、病気ではありません。
注意しなければいけない抜け毛
しかし、病気が原因の抜け毛も存在していますので、注意が必要になります。
乳児湿疹が酷い場合や、頭部に乳児湿疹が出来てしまい頭皮の状態が悪くなっていることから抜け毛を起こしている場合もあるのです。
その場合は、誰が見てもわかるほど皮膚がジュクジュクしていたり、フケが多く出ていたりするので、お医者さんに行って診察してもらってください。
私の娘は、頭ではなく首に乳児湿疹が出来てしまい、治るまではチーズケーキのような匂いでした。酷い乳児湿疹は見た目にもすぐにわかりますので、お医者さんに診てもらってくださいね。
後頭部の抜け毛や切れ毛は生理的現象と外からの刺激によるもの
赤ちゃんの抜け毛には、生理的現象で抜けるものと、外からの刺激による抜け毛があります。
寝返りを打てない時期の赤ちゃんは、寝たきりになってしまうので髪の毛が絡んできます。なので、髪の毛が抜けたり切れたりしてしまうのですが、これが頭を動かしたりズルズルと進みだすと更に抜け毛と切れ毛が悪化します。
私の娘は、生後半年で後頭部がハゲましたが、つかまり立ちをするようになってからは自然と治りましたので、特に気にしなくても大丈夫ですよ。
また、赤ちゃんは成長と共に自分の手を発見して、足を発見します。すると、手を動かすことが出来るのだと学習するので、当然髪の毛も発見します。
新たに発見した謎の物体(この場合は髪の毛)について、恐らくは調べようとしているのかもしれませんが、突然自分の髪の毛を引っ張って抜いてしまうこともあるのです。
「なにこれ、すごい!!」という心境なのでしょうが、もしかするとお母さんの気を引くためにやっている可能性があることも拭いきれません。
この行動によって、髪の毛が抜けてしまったり切れてしまうので、髪の毛が薄くなってしまったりハゲてしまったりするのです。
赤ちゃんの抜け毛対策やケア方法は?
赤ちゃんの抜け毛は、基本的には産毛からきちんとした髪の毛に生え変わるだけなので、特にケアをしなくても大丈夫です。
ただ、髪の毛の絡まりが酷くて鳥の巣のようになってしまうこともあるので、そんな時はベビーオイルなどでほぐしてあげることをおすすめします。
また、乳児湿疹の場合はベビーオイルで硬くなってしまった皮膚をやわらかくしてあげることが大切です。
また、抜け毛や切れ毛を軽減する目的も含めて、赤ちゃんの枕をドーナツ型の枕に変えてあげると、後頭部の抜け毛や切れ毛を軽減することが出来ますよ。
可愛らしい動物の枕もあるので、試してみてはいかがでしょうか?
私の娘はライオンのドーナツ枕を使っていたのですが、下半身を動かして頭をこすり付けてしまっていたので、ドーナツ枕を使ってもハゲましたが、髪の毛の絡まりはそんなに酷いものではありませんでした。
個人的に、ドーナツ枕は抜け毛や切れ毛の防止だけでなく、後頭部がぺったんこになることも防いでくれるのでおすすめですよ。
まとめ
初めての育児で赤ちゃんの髪の毛がいきなり抜けはじめたら、お母さんはびっくりしてしまいますよね……でも安心してください、ちゃんと綺麗な髪の毛になりますよ!
ただ、きちんと髪の毛が生え変わるまでは我慢しなければいけないので、気になるようでしたら帽子をかぶせてあげたり、工夫をしてみてください。