プレ保育は、プレ幼稚園、未就園児クラス、子育て支援クラスなど名称が色々あります。

ここではプレ幼稚園に通う期間について、募集、申込み方法、いつからプレ幼稚園のための準備をするかなどについてお話します。

プレ幼稚園の情報収集を始めた保護者の方、参考にしてみてください。

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プレ幼稚園はいつから・何歳から通える?内容はどんなの?

大体の幼稚園では年少さんの一年前、つまり2歳児を対象としているところが多いです。しかし、中には3歳児クラスもあれば、1歳児クラスを設けている幼稚園もあります。

1歳児のプレ幼稚園例

  • 対象は1歳児
  • 親子で通う親子クラス
  • 週1回~
  • 入会金、保育料/月は無料~数千円
  • 絵本の読み聞かせやリトミックを中心に活動

初めての社会デビューとなる1歳児プレ幼稚園にはカリキュラムも様々です。

早いうちから自己表現ができることを目標としている園、親子で気軽に集い子育て相談もできる場として提供している園、親子コンサートなどリトミック中心の園など、様々な用意がされています。

人数制限を設けている園もありますので、事前に申し込み方法などを公式HPなどで確認しておくといいですよ。また、2歳児対象のプレ幼稚園に比べて実施している園が少ないので、検討している場合は早めの情報収集をお勧めします。

2歳児のプレ幼稚園例

  • 対象は2歳児
  • 親子、または母子分離で通う
  • 週1回、月1回など
  • 入会金、保育料/月は無料~数千円
  • 時間は午前中10時くらいから12時(お昼を食べる時は13時くらい)まで
  • リトミック、知育、運動、英語などを中心に活動

実施している園の多くがこの2歳児からのプレ幼稚園です。

次年度の園生活へスムーズに移行できることを目標としている園が多いです。そのため、内容もリトミックだけでなく、運動遊び、知育遊びなど活動内容の幅を広げて行っています。

また、定員数に空きがあれば2学期から入ることも可能な園もあります。(ただし、その園に次年度入園を希望する場合に限るなどの条件あり)

3歳児のプレ幼稚園例

  • 満3歳児保育
  • 満3歳児保育を実施している園では、3歳になった翌日から入園が可能なケースが多い
  • 満3歳児を単独でクラス編成している園、あるいは年少として2年過ごす園などがある
  • 早生まれの子供にとっては一つ上の学年の子達と過ごすことになる

職場復帰のため早く園に入園させたい、幼稚園激戦区で入園を確実にしたいという要望や、孤独な育児生活解消のためなど、様々な要望を受けて満三歳児保育を実施しているところが多いです。

子供が他の子と月齢に大差ない環境で過ごせるなども、満三歳児保育メリットの一つです。

プレ幼稚園の募集時期はいつから?申し込み当日はどんな感じ?

幼稚園の入園募集と合わせて10月~11月に募集をする園もあれば、年明け2,3月に説明会を開く園もあります。

幼稚園によって募集時期が違いますが、一般的なスケジュールは以下の通りです。

  1. 秋頃から年明けにかけて募集要項配布
  2. 募集要項配布時期と同時か数週間後に申し込み開始
  3. 新年度の4月以降にプレ幼稚園スタート

申し込み受付当日は並んだり・面接があることも

  • 申し込み人数が多い場合は抽選をする園もある
  • 受付当日に整理券を配布したり、定数になったら受付を終了する園もある
  • 受付時に入会金を納入する園が多い
  • 親子面接を行う園もある

このように、申し込み受付日に書類提出や面接を行う場合もありますので、事前に園のHPや案内をチェックしておいたほうがよいですね。

プレ幼稚園に通うための準備

プレ幼稚園に通う時期、募集時期がわかったところで、では、それまでの間になにを準備すればいいのか、我が家の体験も含めてお話します。

服装

園によって服装の指示があれば、制服がある幼稚園ではプレ幼稚園から帽子やカバンなどを購入するように指示する園もあります。

多くの園ではスモックの購入を勧められます。実際我が家も遊び着と言って、どんな色でもいいのでスモッグを購入してくださいと言われました。スモッグがあれば多少の泥遊びや絵の具を使ったお絵かきも、親としては着てくれれば安心でしたので、購入して正解でした。

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さらに2歳児プレ幼稚園からはアクティブな遊びも増えてきますので、

  • 汚れても構わない服
  • 動きやすい服

この2点を中心に服装指示をされる場合もあります。

そうでなくても、プレ幼稚園に登園する日は(おしゃれな洋服は別の機会にとっておき)、汚れても構わない動きやすい服装で登園したほうが無難です。また、保護者も親子で遊ぶ時間などがありますので、上の2点のような服装がいいですね。

持ち物

園によって違いますので、我が家の例を参考にしてみてください。以下は登園日の持ち物リストです。

  • ハンカチ・ティッシュ
  • 上履き
  • ストロー付き水筒
  • カラー帽子
  • スモック
  • お弁当(後期から持参)

これらを子供用の小さめのリュックに入れていきました。

我が家の園からは、カラー帽子を指定されたので購入しました。園庭で遊ぶ時在園児と見分けがつくようにとのことでした。また、お弁当も10月以降持参しました。

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親子分離の場合であっても、保護者用の室内履きを持参したほうがいいですね。袋からさっと取り出せて、コンパクトに折りたためるタイプが便利です。

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プレ幼稚園に向けて家でできる準備(生活)

少しづつ家庭でできる生活リズムを作っていくことや、挨拶などを行えるといいですね。

  • 挨拶をする(おはようございます、さようならなど)
  • 返事をする(はい、いいえなど)
  • 一人でトイレにいける
  • 自分のリュックサックなどに持ち物を入れる

※トイレトレーニングの完了は入園後でも大丈夫ですので、あまり焦らずトイレに一人でいけるところからゆっくり進めてみましょう。

ここにあげた例はプレ幼稚園に合わせて準備ができればいいなという程度のものです。プレ幼稚園期間を通して行っていくものなので、「我が子はできていない…」と悲嘆せず、一つ一つ子供の成長に合わせて行ってみてください。

いつから通った?我が家のプレ幼稚園体験

我が家は上の子も下の子も同じ幼稚園のプレ幼稚園に入り、そのまま年少さんで入園しました。

プレ幼稚園の説明会~入園までの流れ

ざっくりですが以下のような流れでした。

  1. プレ幼稚園説明会が年明けの2月頃開催
  2. 説明会内で色々園内を見学させてもらう
  3. その後受付開始、定員数が満たされた時点で受付終了
  4. 5月プレ幼稚園スタート(週に1日)
  5. 2学期からお弁当スタート
  6. 9月幼稚園入園説明会
  7. 10月半ばから入園願書配布
  8. 11月入園願書受付
  9. 数日内に入園面接、同日入園合否決定

「週1回・2時間弱」のプレ幼稚園のある日の一日スケジュール

  • 7時~    起床・朝食
  • 8時~    出かける準備
  • 9時半~   登園
  • 10時~12時 プレ幼稚園(10月以降はお弁当ありで10時~13時まで) 
  • 12時~13時 親子で降園
  • 14時    買い物などして帰宅
  • ~17時   お昼寝、遊び
  • 17時~19半 夕ご飯、お風呂、就寝準備
  • 20時    就寝

我が家が通っていた園では5月からプレ幼稚園がスタートしました。

最初の2,3回目までは保護者同伴で過ごし、それ以降は母子分離で過ごしたのですが、登園してから2時間弱でお迎えのため、遠方から来られているママさん達は近くのファミレスでお茶したり、他のママさんは買い物をしてきたり、それぞれつかの間のひとり時間を満喫していました。

上の一日スケジュールはすんなり運んでいった日の例です。ぐずったり、プレ幼稚園で思いっきり遊び、疲れすぎて昼寝を長時間とり、就寝時間が遅くなった日もたくさんありました。

それでも週に1回のプレ幼稚園でしたが、生活リズムが整い始め、よく食べて早めに寝てくれるようになったので、我が家としてはプレ幼稚園を選んでよかったです。

また、下の子は3月末生まれでしたので、4月生まれの子達と比べると体格も言葉も生活習慣も大分違いましたが、(親の私は心配でしたが)本人はそれなりに楽しんで通っていました。

いつから通わせるのが正解?プレ幼稚が必要・行くべき時期のよくある例

プレ幼稚園にいつから通わせるのがベストなのでしょうか?通うのにベストな時期はそれぞれの家庭によって違います。

  • 家庭のライフスタイル(職場復帰など)
  • 兄弟姉妹の有無
  • 子供の心身の成長度合い
  • 環境(住んでいる地域が幼稚園激戦区など)

上の子がすでに入園している場合、下の子は経済的な面なども含めて、プレ幼稚園は見送るというケースも多くあります。(実際に私のまわりでも2番目、3番目の子供は年少、年中からスタートというママ友さんもいました。)

幼稚園激戦区に住んでいて、希望する幼稚園にどうしても入園したい場合などは、満三歳児クラスやプレ幼稚園を積極的に活用するのも有効な手段です。(プレ幼稚園優先枠の有無については園で違いますので、最新の情報をチェックしてください。)

我が子のように3月生まれで他の子との差が心配という場合は、プレ幼稚園を見送ったり、逆に1歳児クラスから入って、その環境に親子ともに慣れてしまったほうがよいという考えもありますね。


調べてみると一日入園体験を実施している園もありました。

在園児とかぶらないように乳幼児向けの園庭開放日を設けている園もありますし、見学も随時受け付けているところもあります。まずは試しに園に親子で足を運び、園ならではの雰囲気を味わってみてください。きっとHPや書類では知ることができない、貴重な情報を得ることができますよ。

まとめ

プレ幼稚園の情報は市の広報や幼稚園のHPに記載されています。情報収集をするところからスタートして、機会があれば園に行ってプレ幼稚園がどんなものなのかを体感してみてください。

そしてプレ幼稚園を通わせると決めたのなら、ママとお子さんにとってベストな時期でプレ幼稚園に参加し、楽しめますように。