赤ちゃんは私たち大人の想像をはるかに超えた行動をすることが多々あります。今まで全く気にかけていなかった物までもが事故につながる凶器と変わります。
特に多いのがコンセントでの感電事故です。コンセントはカバーをすることで赤ちゃんの遊び道具にならないようにしてあげる必要があります。
今回は赤ちゃんがいる場合にどんなコンセントカバー(コンセントガード)を使ったらよいのかご紹介したいと思います。
赤ちゃんは見るもの全てに興味深々!
じっと寝ていた赤ちゃんも、寝返りをし、ずりばい、ハイハイが出来るようになると自分の意志で移動するようになってきます。
気になるものを発見すると目標めがけて必死に移動していきます。中でもコンセントは赤ちゃんの目線に入りやすく、部屋のあちこちにあるため、気になって仕方がない箇所なのです。
コンセントで遊びだすのはいつから?対策が必要な時期は?
私には現在1歳4カ月になる子供がいますが、コンセントの存在に気づいたのが、ずりばい移動を覚えた6カ月頃でした。
ほんの少し目を離したすきにコンセントに手を当てて遊んでいました。「危ないよ!」と注意すれば注意するほど、気になるらしく、隙を見つけてはコンセントの前まで移動するようになりました。
その後もコンセントブームが続き、指を入れようとしたり、おもちゃを押し当てたりするようになり、遅いながらにコンセントカバーで対策をしました。
今では私たち家族が家電をコンセントに差す仕草を覚え、マネをするようになってしまったため、更に危険度が増しました。
何気ない私たちの行動を本当に子供はよく見ています。しっかりとした対策で我が子を守りましょう。
コンセントカバー(コンセントガード)にも様々なタイプがあります
コンセントカバーにも種類が豊富にあり、インテリアの一部としてもなるオシャレなものもあります。
- コンセント全面にカバーを付けて隠してしまえる「カバータイプ」
- コンセントの穴を塞ぐ(差し込む)だけの「キャップタイプ」
お子さんの成長過程に応じて適したタイプに交換していくのも良いですね。
安全性が高いコンセントカバーは全面を覆い隠せるカバータイプ
最も安全度が高いコンセントカバーは全面を覆ってしまえるカバータイプのものです。
コンセント穴自体が見えない状態ですので、イタズラしにくく、赤ちゃんも遊ぶのを諦めてくれます。ただし、どうしても出っ張りが出てしまう為見た目はイマイチなのが残念ですが、ここは安全性を一番に考えましょう。
スリムで存在感がないコンセントカバーは、穴を塞ぐ(差し込む)キャップタイプ
どちらかと言えばメジャーなのがコンセントの穴に差し込むキャップタイプのものです。ホームセンターや100均、ベビー用品店などにも多く見かけるのはこちらです。
シンプルな白いものやカラフルなキャラクターの形のものなどもあり、家じゅうにあるコンセントに利用してもガチャガチャしにくいです。
全面を覆うものよりも値段もお手頃で、6個程度から多いと10個ほど1パックに入っているものもあります。
穴を塞ぐ(差し込む)キャップタイプは注意が必要!
穴に差し込むタイプを利用する際はいくつか注意ポイントがあります。
1.誤飲の危険も!赤ちゃんが取り外しにくいものを選ぶ
手先が器用に動かない月齢の赤ちゃんでしたらそこまで神経質になる必要はありませんが、小さなものを手に持ったり、手の動きがだんだん器用になってくると注意が必要です。
コンセントカバーをツンツンしたり引っぱって遊んでいると、まれにカバーが緩み外れてしまう事があります。コンセントカバーは赤ちゃんの口の中に入るサイズですので、誤飲の危険性があります。
取り外ししにくいように設計されたものもありますので、購入を検討される場合は取り外しにくいか工夫されているものをおすすめします。
2.コンセントカバーを使うときの保管・使い終わったらまたカバー付け直す!
コンセントは一日数回、絶対使用しますよね。掃除機をかける時、ケータイを充電するとき、全く使用しないなんて日はないのでは?
ママやパパがコンセントを利用するときに、一旦外したコンセントカバーの保管を徹底してくださいね!
先ほども誤飲の説明をしましたが、今回も同様、コンセントを利用しようとコンセントカバーを外した時に、床や赤ちゃんの手の届く範囲内に放置しておかない事。これを徹底してください。
不思議なもので、見つけてほしくないものを瞬時に見つけてしまうのが赤ちゃんです。すぐに付け直すからと置いておいたコンセントカバーを気づかないうちに赤ちゃんが持っていたなんてことになったらヒヤヒヤものです。
机の上も手を伸ばせば届いてしまう恐れもあります。絶対に目に入らない場所、子供の手の届く範囲内でない場所に置いておきましょう。
そして、コンセントを使い終わったら忘れず付け直しておきましょうね。
我が家で実際利用しているコンセントカバーの使用感や子供の反応は?
我が家で利用しているコンセントカバーは「トイザらス」のオリジナルのコンセントカバーです。
穴を塞ぐキャップタイプのもので、9個ほど入って500円前後でした。四角く角に丸みを帯びたもので、ピンクや黄色のパステルカラーで見た目も可愛いです。
購入を考えた時に、いくつか違うものも検討しました。100均やベビー用品店、ホームセンターなど数店舗まわりましたが、現在利用しているコンセントカバーに落ち着いたのは理由があります。
ここからは個人的意見ですのでご参考までに。
100均のコンセントカバーはすぐ外れてしまいそう
100均のコンセントカバーもママたちの間ではとても人気でした。実際ママ友のなかでも利用している人が多く、家じゅうのコンセントを塞ぐのに無駄なお金が掛からないのも一番のメリットです。
しかし、100均のコンセントカバーを見た率直な感想は、すぐに取り外しが出来そう…でした。他のメーカーのコンセントカバーを見てしまったからかもしれませんが、触っているうちにコロッと取れてしまいそうな印象がありました。
可愛いキャラクターものは逆に気を引いてしまうかも?
雑貨屋さんやおもちゃ屋さんでよく見かけるのがキャラクターの形をかたどったタイプのコンセントカバーでした。カラーも赤や青の可愛い物ばかりで、見ているだけで気分が上がります。
しかし、「赤ちゃんの気を逆に引いてしまうのではないか?」と疑問に思いました。
コンセントカバーがおもちゃの様に見えてしまわないか?おもちゃだと錯覚したらもちろん手に取って遊びたがります。あまり興味を持たせないようなシンプルなデザインの方が良いなと思いました。
コンセントカバー(キャップタイプ)を設置後の子供の反応
自宅にコンセントカバーを付け初めて数カ月間、我が子の反応は教科書通りでした。すぐに興味を持ち出し、一目散にコンセントカバーを目指します。
日中は目の届く範囲内で過ごしているのでイタズラしているのを確認することが出来ますが、困ったのは就寝前です。
我が家では、和室に布団を敷いて寝ています。和室にはコンセントの穴が多く、7つもあるのです。暗闇の中でコンセントの穴を触って遊ぶようになってしまい、それが暗闇の中でも場所を覚えているのか座って遊んでしまいます。
まだ取り外す事は出来ていませんが、もっと大きくなったころにどうなるのかとヒヤヒヤしています。
リビングの見える範囲内のコンセントはほとんどカバーをしていますが、ソファーやテレビの裏など、気づきにくい箇所には使用していませんでした。
しかし、赤ちゃんは狭い場所が好きなようで、つかまり立ちやあんよが出来るようになると敢えて狭い場所に入り込もうとします。「こんな場所にはいけないだろう」と思っていた場所でコンセントの穴を発見してくれます。
念には念を。穴という穴を塞いでしまうくらいの気持ちでいるべきだと思います!
まとめ
コンセントの穴は本当に危険です。
何をするか見当がつかない赤ちゃんを事故から守ることの出来るコンセントカバー。是非検討してみることをおすすめします。