出産準備リストにベビーベッドのガード(サイドガード)が入っていますか?あるいは赤ちゃんがベッドの柵に足を挟む・頭をぶつけるなどでお困りではありませんか?
そんな時購入するのもよいのですが、手作りで用意してみませんか?好きな材料で作るベビーベッドガードは、作る過程〜使用中、そしていつか卒業の時に思い出の一品になります。
ここではベビーベッドガードの手作りのよさについて、また代用できるもの・作り方などについて紹介します。
ベビーベッドガード手作りのメリット・デメリット
既製品を購入してもよいのですが、自分で材料を買って(あるいは家庭にあるものを上手に活用しながら)作ることは、楽しい思い出・体験になりますね。ベビーベッドのガードを手作りするメリットとデメリットを紹介します。
メリット
DIYや手芸が好きな人もそうでない人でも、赤ちゃんのためを思ってコツコツ作ることはそれだけでも素敵なことですよね。
自分の好きな材料で仕上げることができる
お好みの布生地を購入し好きなテイストで仕上げることができます。購入しなくても、家庭にあるものでリメイクできそうな材料を使うこともできます。材料費を抑えて作れるとちょっとお得な気持ちになりますよね。
後ほど紹介するダンボールも家庭にある材料ですよね。ダンボールの片付けとリメイクができて、一石二鳥に。
自分の好きなデザイン・色・形に仕上げることができる
ただ長方形の形ではなくて、ガードの上部は雲のモクモクなデザインに〜、ということができてしまうのが、手作りのいいところ。買ったはいいけどちょっと部屋のインテリアと違う…という場合も、手作りなら部屋のイメージに合うものに挑戦することだってできますよ。
工夫することで費用を安く抑えることができる
既製品のベビーベッドのガードは大体3,000円~6,000円と、値段がそれなりにするものです。でも手作りは材料費次第でとても安く済むことができますよ。例えば百均のアイテムだけで作るのなら2,000円以下で仕上げることも可能でしょう。
出産準備は色々とお金がかかるもの。手作りで十分対応できるのであれば、安く抑えられるに越したことはありませんね。
廃棄・リメイク用にする
使わなくなったら分解してリサイクルのゴミとして廃棄、あるいはまた別のグッズを作る時の素材として使うことができます。
思い出の一品にする
赤ちゃんを思いながら時間をかけて作る、とにかくなんでもいいから早急にベッドガードが必要!と急ぎ足で作る。作り手の状況は様々かもしれませんが、どれも後で振り返ると「ああ、あの時はこんな気持ちで作ったね?」といい思い出になります。
デメリット
やはり既製品のように完璧さを求めるなら、手作りはおすすめできません。
時間がかかる
手作りは労力と時間を使います。時間に余裕がない!という人や、手作りは大の苦手、という人は既製品の方が気持ち的にも楽ですよね。一人目の時は既製品を使い、二人目は手作りに挑戦というのも一つの案です。
ベビーベッドガードに代用できるもの
ベビーベッドのガードはどんな材料で代用できるのでしょうか。ここでは身近にあるものから100均アイテムで代用できるものなど紹介します。気になったものをチェックしてみてください。
ダンボールで作る
- ほどよい厚み
- 好みの幅にカットできる手軽さ
- 身近にある材料なのですぐ入手・着手しやすい
などのメリットがあるダンボール、これほど手軽に「ちょっと試しに作ってみよう」と思える材料はあまりないですよね。好きな布でカバーを作ってかぶせてもいいですし、まずはダンボールでプロトタイプを作ってみて、感触を探りながら、改良版を作ってもいいですね。
ただ、通気性という面では少し工夫が必要なので、例えばダンボールにいくつか小さな穴をあけてから布カバーをかけるなど、あれこれ試してみてください。
おおまかな作り方は以下の手順です。
- ダンボールをベッドのサイズに合わせながら幅と高さをカットする。
- 高さは赤ちゃんの様子が見れるように大体30cmくらいがよいでしょう。
- 幅はベッドの長辺短辺に合わせてカットしてください。
- 全周にする場合は4つ、半周にする場合は3つ作ります。
- 切りっぱなしの断面にはガムテープなどで保護する。
- ダンボールに合わせて布生地を裁断する。
- 中表にして一辺だけ残して周囲をぐるっと縫う。
- 表に返してダンボールを入れ、残していた一辺を綴じ合わせる。
- ヒモをいくつか作ってカバーに縫い付ける。
ベッドにくくりつけられるようにヒモをいくつか作るとずれなくてすみます。
ウレタンで作る
こちらも入手しやすい材料です。中材がウレタン素材になっている既製品が結構あります。ダンボールより厚みと弾力がありますので、赤ちゃんが寝返りなどで頭をぶつけても衝撃を和らげてくれますね。へたりにくく赤ちゃんが蹴っても壊れにくいです。
素材ですが、窒息する可能性も否定できないとして、ベビー用マットレスには高反発マットレスがよいとされています。ですので、低反発のウレタンよりは普通〜ちょっと硬めくらいのウレタンがよさそうですね。
ウレタンで代用する場合も、赤ちゃんがウレタンをかじって飲み込んだりしないように、布カバーも作ってかぶせることをおすすめします。
ダンボール+プチプチ(エアーキャップ)で作る
よく梱包材に使用されているあのプチプチをクッション代わりにダンボールに貼り付けます。それだけでも赤ちゃんのぶつかりの衝撃を和らげてくれます。
エアーキャップがむき出しだと、赤ちゃんがつかんだりかじったりして破れて、ビニール片を口にいれてしまうことも考えられますので、布カバーなどをかぶせたほうが安心です。
百均アイテムの子供用の座布団で作る
アイテム満載の百円均一ショップにも、ベビーベッドのガードを作るのに適したグッズが売られています。
百円均一ショップには子供用の小さなサイズの座布団が売られていることが多いので、これを利用します。椅子につけられるようにヒモが隅についていますが、このヒモを上下しっかり結んでベッドにつければ立派なガードに早変わりです。
座布団なので厚みもありますし、なにより縫わなくてもできてしまうところなどが嬉しい点です。座布団とベッドをしっかり固定したい場合は、座布団全部をぐるりと包む布カバーを作って、ベッドの柵にマジックテープで固定することもできます。
また、ヒモではなくゴムがついている座布団もあります。これならゴムを真ん中で半分に切って、マジックテープをつければよりしっかりと柵にとりつけられますね。
キルト生地と中綿で作る
お裁縫は得意、あるいは挑戦してみたい!というママにはキルト生地に中綿を詰めて作るガードはいかがでしょうか。
キルト生地自体がほどよい厚みがあるので、そこに中綿を詰めればクッション性が保たれます。キルト生地はちょっと値段が高いのですが、使わなくなった後保管しておいて、幼稚園保育園に通うようになったら、その生地でレッスンバッグや園バッグを作ることもできます。
キルト生地をいくつか紹介します。
肌触りがとてもよい生地ですので、赤ちゃんの肌にも優しい素材となっています。
色使いがカラフルで童話のキャラクターがプリントされている生地です。赤や青や黄色などの色で赤ちゃんの目にも楽しめますね。
タオルとキルト芯で作る
キルト芯にタオルを挟んで縫うだけなので、こちらも簡単にできそうなガードです。ちょっと縫いづらいかもしれませんが、赤ちゃんの肌に優しいガーゼタオルを使うのもおすすめです。
厚手タイプなのでふっくらとした仕上がりになります。
可愛いアニマル柄のタオル生地です。
ちょっとアレンジしてみるベビーベッドガード作り
作ってみて実際使い始めると、時には改良点が見えてくるものです。以下にちょっとした工夫のポイント紹介します。
ヒモなし=マジックテープで代用
ヒモは赤ちゃんが引っ張ったり、首に引っかかったりしたら心配、というママにはマジックテープでとめる方法もあります。
- キルト生地で長方形を2つ作る
- 幅はマジックテープ幅より広く、長さはガードから柵の上部の2倍の長さ (柵上部をぐるっと包んで留めるため)
- 中表にして周囲を縫って表に返す
- マジックテープを両端につける
- 片方の端をガードに縫い合わせれば完成。
- 必要な本数を上のやり方でいくつか作る。
半周タイプ(コの字型)
ベッドをぐるりと全周ガードしてしまうと、空気の流れが悪くなってしまうかもと心配のママにはコの字型のガードがおすすめです。
コの字型にするとガードをしていないところ(空いているところ)から赤ちゃんの様子がよく見れますし、空気の滞留もないですよね。足元の方を空けるようにしたり、上下スライドする柵にだけつけないようにします。
季節によって夏は半周タイプを使い、冬は全周タイプと使い分けることもできます。
ただ、空いているところから赤ちゃんの足がはみ出したり、寝返りで移動してガードがない所に頭をぶつけてしまうこともありますので、必要に応じて付け外しをしてください。
小物をつける
赤ちゃんが喜びそうな可愛い動物の形をしたアップリケをガードの内側につけてあげると、赤ちゃんも興味津々。赤や青などはっきりとした色使いで動物の口や目を作ってもいいですね。
収納ポケットをつける
赤ちゃんのお世話をする時に、お世話アイテムがすぐ手にとれる場所にあると助かるものです。大きな布に大小様々な用途別のポケットを縫いつけて、ガードの外側に取り付ければ収納ポケットの完成です。
オムツ、拭き取りシート、ティッシュボックス、ビニール袋などを収納できるポケットがあると、色々と重宝しそうですね。ただし、つかまり立ちするようになった赤ちゃんが収納されている物を取り出してしまわないように適宜外すなどしてください。
ベッドの四隅に空間を作る
ガードを作る時、ベッドの四隅の柵はガードで覆わないようにすると、
- 空気の流れを確保できる
- 四隅の隙間から赤ちゃんの様子を見ることができる
などのメリットがあります。四隅をあけるようにきちんと幅を測って作らなければいけないのがちょっと大変ですが、全周ガードしててもこれなら様子を見ることができるし、空気の流れが悪くなるなんてこともないので安心ですね。
まとめ
作っている最中は大変かもしれませんが、作り終えた時の達成感はなんともいえないものです。また、実際使ってみると愛着がわいて思い出が増えていきます。
ここで紹介したやり方を参考にしながら、世界に一つだけの素敵なガードを作ってみてくださいね。