赤ちゃんが生まれて慣れない育児の中、なかなか出来ない家事にイライラすることも多いのではないでしょうか。

やっと寝たから家事をしようと思うと、起きてしまってギャン泣きなんてこともしばしば・・・。赤ちゃんって午前中は割と機嫌がよく、夕方の忙しい頃にグズグズはじまってしまうんですよね。

そんな時に、心苦しいけど泣かせたまま家事を済ませることもママのあるある話ですよね。

実際私も悩んでいた1人でした。

この記事では、「赤ちゃんは泣かせてはいけないのか?」それとも「泣かせてもいいのか?」について私の体験を紹介します。

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「赤ちゃんを泣かせるなんて、かわいそう」姑からの叱言で悩む日々

私の義両親にとって初孫だった息子。義両親もよくある孫フィーバーでした。車で片道2時間かけて週に2~3日遊びに来るのが当たり前になっていました。

生後4ヶ月頃まで抱っこをしていないとダメだった息子。義両親が家に来るので掃除や洗濯をしておかないといけないし、息子は泣くしで正直疲れるばかりでした。

少し片付いていないと旦那や息子がかわいそうと言われ、泣かせながら片付けやお茶を出す用意をすると泣かせているなんてかわいそうと言われ、それならあなたたちが手伝ってよ!と毎回来るたびに泣いていました。



息子のことを抱っこしていてあげたい気持ちは山々でしたが、実際ずっと抱っこしていると本当に何もできないんですよね。

特に首がすわるまでは抱っこ紐もインサートをつけても怖くてなかなか使えなかったので泣かせたまま家事を済ませることもよくありました。泣いている息子を見ると私自身も本当につらくなり、「ごめんね、ごめんね」と謝るばかりでした。

そんな時に姑のかわいそう、かわいそう攻撃・・・。

泣かせてはいけない、でも必要最低限の家事はしなくてはいけない。じゃあ、私はどうすればいいのだろう、と悩む日々が続きました。

泣かせっぱなしはダメだけど、赤ちゃんは多少泣かせておいても大丈夫!

私は出産した産院のベビーマッサージの教室に通っていたので、赤ちゃんを泣かせていてはいけないのか、助産師さんに相談してみることにしました。

赤ちゃんには最初は「快感情」と「不快感情」しか備わっていなくて、徐々にほかの感情も感じるようになっていくそうです。

快感情は、おっぱいを飲んでお腹いっぱいになったときや抱っこしてもらって安心をしているときなどに感じ、不快感情はオムツが濡れていたり空腹の時、ママの温もりを感じられないときなどに感じるようです。

そういった説明を受けたのち、助産師さんは「泣いていても、ちゃんと赤ちゃんのこと思ってることを伝えてあげれば大丈夫だよ」と言ってくれました。


もちろん泣いていることに気づいていながら無視していたり、意図があって泣かせっぱなしにしていると余計不安が増して泣く一方です。

でも、例えば料理をしながらも「パパに美味しいご飯作って待ってようね」や、「これが終わったらたくさん抱っこしようね」などお話しし続けてあげれば、赤ちゃんも安心するというのです。

泣かせ続けると成長に妨げがあるという人もいるけれど、それは異常なほどずっと泣かせ続けて無視したときです。

赤ちゃんは泣くことでしか自己表現できません。泣くことが仕事なんです。泣くことで肺が鍛えられたりするとも言われているくらいです。

そのため泣かせないように、泣かせないようにとすることはなく、多少泣かせておいても大丈夫とのことでした。

泣かせてもいいんだと思うことで気持ちが楽に

泣かせることがいいことではないけれど、泣かせてもいいんだと思うことで随分と気持ちが楽になりました。そして悩むのをやめることにしました。

それはそういったネガティヴな感情も赤ちゃんは感じ取ってしまうと聞いたからです。

ずっと息子といるのは私で、一番分かっているのも私だと自信を持つようにしました。

それからは泣いている時に家事をする際も、謝るのではなく楽しくお話をするようにしました。そして終わると「待っていてくれてありがとう、ママも急いで頑張ったよ」とたくさん抱っこしてあげるようにしました。

それまでは抱っこしても泣き止まないことも多かったのですが、ずっと話しかけるようにしてからは抱っこすればすぐ泣き止むようになりました。泣いていながらも、そばにいて見ているという安心感を感じてくれていたのかなと思います。

「泣かせたほうがいい」「泣かせないほうがいい」育児に正解はない

この言葉も救われた1つの言葉です。

助産師さんに相談し、自分なりに考えながら生活する中で、「泣かせたほうがいい」「泣かせないほうがいい」、それはどちらが正解でもないと思いました。

みんなそれぞれ考え方は違います。ママとしての考え、パパとしての考え義両親の考え、立場が違うことでも考え方は違ってくると思うんです。

姑が息子を泣かせるのはかわいそうと思うのも息子を思ってのことなんですよね。泣かせる、泣かせないどちらの考えであっても赤ちゃんのことを思っているのはみんな同じで、そこが一番重要なのではないか、と思ったのです。

そこで私なりの結論は、「泣かせることがあっても仕方がない。」ということでした。

止むを得ず泣かせたまま何かをしなくてはならないときも必ず出てきます。

そういった時は待たせてしまったり我慢させてしまった以上に、たくさん甘えさせてあげればいい。ちゃんとママは終われば来てくれると伝わるようにしたいと思いました。

息子は月齢があがって、泣かずに1人でも遊べるようになった今でも、家事が終わるとニッコリして抱っこしてと寄ってきます。そうなった今、泣かせてしまっていたけれど、きちんと私の思っていたことは伝わっていたんだな、と実感しています。

「無理して泣かせないように」と悩んでいるママへ

泣く赤ちゃん

私は「無理して泣かせないようにしよう」とする必要はないと思います。赤ちゃんは泣くことが仕事、くらいに大きく構えていていいのではないでしょうか。

泣かせながら家事をしなくてはならなくても、その分赤ちゃんの安心させてあげられることを探してみてください。

そして泣かせながら待たせた分たくさん愛情を注いであげてください。きっと赤ちゃんには伝わるはずです。

言葉を発することが出来ないため、泣くことしかできないけれどきっとそれは悲しくて泣いていることばかりではなくなっていくと思います。

赤ちゃんとの生活でなかなか思うように家事ができない生活もきっとあっという間です。今はつらいかもしれませんが頑張っていきましょうね。