赤ちゃんのお肌は、とってもデリケート。

ちょっとしたことで、皮膚トラブルを起こしてしまいます。特に、温度・湿度が高く、汗をかきやすい夏の時期の赤ちゃんは、あせもになりやすいですよね。

赤ちゃんがあせもになったら、どのように対処したらよいのでしょうか?

この記事では、赤ちゃんのあせもの原因や正しい治し方、そして予防策をお伝えしたいと思います。

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赤ちゃんのあせもの原因は?

あせもの原因は、もちろん汗。しかし、大人に比べて赤ちゃんがあせもになりやすいのは、どうしてでしょうか?

赤ちゃんの体はとっても小さいのに、汗腺の数は大人とほぼ同じ。つまり、汗腺の密度が非常に高いのです。加えて、基礎代謝も活発なので、たくさん汗をかきます。

それなのに、自分で汗を拭くことも、着替えることも、もちろんできませんから、汗をかいたままの状態が続いてしまうと、すぐにあせもを発症してしまうのです。

赤ちゃんのあせもは、どんなところにできやすい?

では、赤ちゃんのあせもができやすいのは、特にどの部分でしょうか?

1.首

赤ちゃんの首周りはしわが多く、汗や汚れや埃が非常にたまりやすい部分です。

表面だけ見ていると気づかないことが多いので、時々皮膚を伸ばして、チェックしましょう。意外と汚れているものです。

2.背中

生後3~4ヶ月頃までの赤ちゃんは、一日中仰向けで寝ていることがほとんどです。

また、ベビーカーのシート、チャイルドシートなどに長い時間接している背中の部分は、蒸れやすくなって当然と言えますね。

3.お腹

赤ちゃんのお腹の皮膚はとりわけ柔らかいので、あせもが拡がりやすい部分です。また、おむつをあてている部分も、蒸れてあせもが出来やすくなります。

4.顔

おでこやあごの部分に、プツプツとした赤い発疹が現れることがよくあります。

お顔は人目につくところですし、かゆいと赤ちゃんも手で掻きむしるかもしれません。お顔にできてしまったあせもは、すぐにでも治してあげたいですよね!

赤ちゃんがあせもになったら?正しい治し方は?

赤ちゃん汗疹なってしまった

では、赤ちゃんがあせもになったら、具体的にどのようなことをしてあげたらよいのでしょうか?基本的な事ですが、3つ挙げてみたいと思います。

1.皮膚を清潔に保つ

薬を塗るよりも先にすべきことは、皮膚を清潔にしてあげることです。汗をきれいに流し、石鹸でやさしく洗ってあげましょう。

泡が残らないように洗い流し、水分は丁寧に拭き取ります。あせもは、すぐには治りませんが、日々の基本的なケアがとても重要です。

2.赤ちゃん専用のあせもの薬を塗る

市販のあせもの薬を使う場合は、赤ちゃん用の刺激の少ないものを選びましょう。薬剤師さんに選んでもらうと、より安心です。使用方法は正しく守りましょう。

3.症状が改善しない場合は、皮膚科を受診する

なかなかあせもの症状が治らない場合は、皮膚科の先生に診てもらいましょう。

私も経験がありますが、病院のお薬は、断然治りが早いです。受診を先延ばしにしていると、もっと症状が悪化してしまうかもしれません。

赤ちゃんのあせもを予防しよう!

あせもの治し方を知っておくと安心ですが、何よりも、赤ちゃんがあせもになる前に、きちんと予防してあげることが大切です。

では、どのような予防策があるでしょうか?4つ挙げてみたいと思います。

  • 赤ちゃんが汗をかいたままの状態にしない。
  • 汗をかいたら、すぐに着替えるようにする。もしくはシャワーやお風呂に入れて、汗を洗い流す。
  • おむつは、こまめに交換する
  • 通気性・吸湿性のよい肌着や衣服を着せる。

夏場は、できるだけ涼しい環境で過ごさせてあげたいものですが、全く外に出ない、というわけにもいきません。赤ちゃんを連れて、気温の高い場所に長時間出かける場合は、着替えを2セットほど持って行きましょう。

汗をかいて衣服や肌着が濡れていることに気づいたら、その場で着替えさせてあげてください。

その際、濡らした冷たいタオルなどで、軽く全身を拭いてあげると、さっぱりするでしょう。最もあせもができやすいのは、お尻やお腹回りなど、おむつをあてている部分です。

暑い時期のお出かけの際は、おむつをこまめに取り換えてあげましょう。

まとめ

赤ちゃんは、かゆみや痛みなどの不快感を、言葉で表現できません。

「かゆがったり、泣いたりしてないから大丈夫!」と、簡単に考えていると、あせもの症状がいつのまにかひどくなってしまう可能性もあります。

常日ごろから、赤ちゃんの身体の状態をよく観察して、気になることがあったら、早めに対策を取りましょう。

暑い夏が始まる前に、あせもの予防策と正しい治し方の知識を、ぜひ身に着けてくださいね!