日焼けしたわけでもないのに、赤ちゃんの肌が黒く感じる……もしかしてお母さんよりも肌が黒いのでは? と、気になった方はいませんか?

私も、娘が生まれて数日後に気がついて、助産師さんに相談してみたことがあります。

もしかすると病気なのかもしれない。ただの地黒なのかな?たくさんの不安がお母さんに襲いかかってきますよね。

今回は、そんな赤ちゃんの肌が色黒の場合のお話です。

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色黒は母乳性黄疸かも? 治療はしなくても大丈夫なの?

母乳性黄疸と聞くと、もしかすると病気? と、びっくりしてしまうかもしれませんが、大多数の方が経験しているものなので、あせらなくても大丈夫です。

生まれて数日後、赤ちゃんはちょっとだけ肌の色が生まれた時とは違う色になることがあるのですが、これは新生児黄疸というものです。

この、新生児黄疸が長引いている完全母乳の赤ちゃんの黄疸のことを「母乳性黄疸」と呼びます。

私の娘も新生児黄疸と母乳性黄疸になっていましたが、特に問題もなく生活していたので、身構えなくても大丈夫ですし、母乳のせいだからと粉ミルクに変える必要もないです。

母乳性黄疸の原因は?

母乳性黄疸の原因は、母乳に多く含まれる女性ホルモンです。

この女性ホルモンが、赤ちゃんの肝臓の処理能力を遅らせてしまうことが原因で、長引いた黄疸になってしまうことが原因です。

しかし母乳が原因の黄疸なので、特に治療をする必要はありません。

母乳には、とても素晴らしい栄養や、免疫力が含まれていますのでそのまま与え続けても大丈夫なので、粉ミルクに変える必要もありません。赤ちゃんとのスキンシップでもあるので、安心して母乳を与えてあげてください。

私の場合は、生まれてから離乳食までずっと完全母乳でした。離乳食を迎えてからも母乳を与え続けましたし、2歳過ぎまで母乳を飲んでいました。

一ヶ月以上続く母乳性黄疸は注意が必要

もし、黄疸の症状が一ヶ月検診まで続くようでしたら、他の病気が考えられます。また、病気でなくても、医師の判断によっては母乳を中止することもあるようです。

なので、黄疸の症状が気になる場合は忘れずに一ヶ月検診で伝えてください。

私の娘は、この頃には黄疸が全くなかったので、医師に黄疸について問わなかったのですが、中には黄疸が長引いてしまい治療をしなくてはいけない赤ちゃんもいるそうです。

また、黄疸の治療には赤ちゃんの目を隠して、光を当てる治療を行うそうですが、特に痛みなどはないと言われていますので安心してください。

黄疸の赤ちゃんにできることは?

お母さんが出来ることは、母乳の栄養を少し見直すことと、たくさんの光を赤ちゃんに浴びせることです。

私の場合は真冬だったので、窓を開けて光を注いで上げることは出来なかったのと、その時は非常に狭い部屋の非常に小さな窓での生活だったので、日中光が部屋に入ってくる時間は、娘を抱っこして日の光に当ててあげていました。

また、栄養面に厳しい病院だったので、赤ちゃんの肝臓の働きを良くするために、しじみのお味噌汁を飲むように指導されました。

その効果で黄疸が消えたのかはちょっとわかりませんが、出来る限りやったほうが良いと医師に言われたことはやりましたので、赤ちゃんの黄疸が気になる方は試してみてはいかがでしょうか?

いつまで?黄疸がなくなっても色黒、肌の色が白くなるのはいつから?

母乳性黄疸を経験している方々のサイトを見ると「黄疸はなくなったのに肌の色が白くならない」などのコメントを多く見かけました。

特に肝臓が悪いわけでもないのに色黒なのが残ってしまうのは、どうしてなのか疑問に思って調べてみたのですが、どうやら色黒と黄疸の因果関係はわかっていないようなのです。

また、小学校を迎えてから肌の色が薄くなった子供もいるそうなので、肌の色が元に戻る明確な年数はわかりませんでした。

私の娘のように、黄疸が引いてからすぐに白い肌になる子もいれば、しばらくは色黒のままで……という子もいるということですね。

また、両親が白いのに、子供は隔世遺伝で色黒、というケースもありました。私のいとこは隔世遺伝での色黒でしたよ。

妊娠中にタバコの煙を吸っていると赤ちゃんが色黒に?

ちょっと驚いたことに「妊娠中にタバコを吸っていたら生まれた子供が色黒で生まれてきた」という文章を目にしました。

大多数のお母さん方が「どういうことなの?」となってしまうような話です。

なので、調べてみたところどうやらタバコに含まれるニコチンが原因で、赤ちゃんが色黒になるというのは都市伝説のようですね。タバコのニコチンで黄疸が出てしまう、色黒になるということは全くありません。



注意

もちろん、このニコチンのせいで、赤ちゃんに十分な酸素がいかなくて育ちにくくなるというものは本当ですので、妊娠中は喫煙者から離れて生活するように注意しましょう。

私の場合、主人がタバコをやめることはしなかったので、タバコは仕事中か外で吸うか、吸ったらしばらくは戻ってこないように「お願い」をしていました。

まとめ

赤ちゃんの肌の色の変化はちょっと心配ですよね。

通常の黄疸ですと、生まれてから1、2週間ほどでひいてくるのですが、もしそれよりも長く黄疸が続いて完全母乳の場合は、母乳性黄疸を疑ってみてください。

また、赤ちゃんの白目の色が黄色だったりすると黄疸の症状なので、この場合は念のために医師に相談して経過を見てみるのも良いと思いますよ。