「二人目は早いよ?!」とまわりのママさん達から聞いたことありませんか?
本当に二人目は出産が予定日より早いのでしょうか?また二人目は陣痛がきてから出産までどのくらいの時間なのでしょうか?
ここでは一人目の時と比べてどうなのか、週数、出産までにかかった時間、出産自体も楽なのかどうかなど、私の体験談を交えながら紹介します。
二人目出産を控えているのなら確実に一人目よりも経験値が上がってることは間違いないですので、ここで紹介する内容が出産の経験値アップにつながればいいなと思います。
子供それぞれに違う出産経験!二人目も一人目と同じ出産はなるわけではない
まず、子によって性格が違うように出産体験もまた様々で違います。一人目と全く同じ出産という訳ではありません。その時その状況によって違います。
でも、一人目の経験があるので、「あ、そうそう、この痛み、これにはこう対処しよう!」と過去の経験から対処できる部分が多いのです。
一人目の出産がとっても大変で何時間もかかってしまって、あんな経験はもういやだと思っている方も、二人目がまた同じとは限りません。逆の場合もあるかもしれませんが、いずれにしても、「今度の出産はどんな体験ができるのだろう」くらいの余裕を覚悟して、臨んでみるといいかもしれません。
二人目の出産は予定日より早い?安産になりやすいの?
一般的に初産婦より経産婦のほうが出産が早い傾向であると言われています。これは子宮口・産道が一人目出産によって広がりやすくなっているからです。
私のまわりのママさん達からも、二人目は出産予定日より1,2週間早く生まれたという声をよく聞きます。実際私も二人目は予定日よりだいぶ早く生まれました。子宮口や産道が広がりやすいのでそれだけ生まれやすい状態にあるということが、確かに体験談や経験上から言えます。
ただ個人差があるため、必ずしも全ての経産婦のほうが出産予定日よりも早く出産したり、分娩所要時間が一人目よりも短いという訳ではありません。
あくまで、傾向として出産が早いということですので、やみくもに「出産予定日より前に出産するから」とソワソワし過ぎて全然落ち着かない、ということにならないようにしていきたいですね。同じく、二人目の出産が予定日より遅くなっていても、担当医の判断にまかせて落ち着いて過ごせるといいですね。
私が出産した一人目と二人目の比較!妊娠期間(何週目に生まれたか)・分娩所要時間(出産時間)・体重など
一般的な分娩所要時間は初産婦で11~15時間前後、経産婦で6~8時間前後です。
私の場合はといいますと、二人目の出産は予定日より2週間ほど早い出産でした。母子手帳に記載されていた情報を比較すると以下のようになります。
妊娠期間 | 分娩所要時間 | 体重 | |
---|---|---|---|
上の子 | 40週 | 6時間6分 | 3705g |
下の子 | 38週 | 2時間47分 | 3081g |
体重の差も関係しているのかもしれませんが、上の子と比べると下の子の分娩所要時間がだいぶ短いことがわかります。
初産婦と経産婦の違い!破水から出産までの時間は一人目より二人目は早かった
初産婦と経産婦ではどのような違いがあるのでしょうか。以下に私の体験談を交えながら紹介します。
分娩の第一期から第四期について
分娩には第一期から第四期までの4つに分類することができます。
状態 | 初産婦 | 経産婦 | |
---|---|---|---|
第一期 | 陣痛が10分間隔。子宮口が10cm全開まで。 | 約10〜12時間 | 約4〜6時間 |
第二期 | 子宮口が全開し胎児娩出まで。 | 約1.5〜2時間 | 約0.5〜1時間 |
第三期 | 胎児娩出〜胎盤がでるまで。 | 約15分〜30分 | 約10分〜20分 |
第四期 | 分娩終了後2時間 | 2時間 | 2時間 |
合計時間 | 約12〜15時間 | 約4〜8時間 |
初産婦の出産体験
高位破水で入院 ➡ 二日間陣痛なし ➡ 三日目に促進剤投与で出産という流れでした。促進剤を朝投与してお昼くらいから本格的な陣痛がきて、夕方頃に生まれました。
一般的な時間に比べると早い方ですが、それでもとっても長く感じました。出生体重が3805gと大きかったので、産まれた直後そこにいた人全員が口をそろえて「大きい?!」と言ったくらいでした。
促進剤での本格的な陣痛から5時間がとても長く感じました。比較的短い第一期だと思いますが、それでも二人目よりは随分辛かった思いがあります。
経産婦の出産体験
前駆陣痛が出産の1週間前からありました。上の子のお世話や通常の家事全てが必要最低限のことしかできない日が続き、また、お腹の痛みも遠のいたり強まったりという数日間でした。
ようやく出産日の未明に破水しました。「パン!」と風船がお腹の中で割れたような感覚で、トイレに行くと尿とは明らかに違うためすぐに病院に向かいましたが、車内でみるみるうちにお腹がバレーボールみたいに固くなっていったのが印象に残っています。
分娩室に通され、そこからあっという間の3時間弱で生まれました。下の子は感覚でいうと、「にゅるん」という感じで出てきたのを覚えています。
前駆陣痛が一週間あったので、全体的に見ても出産スピードが早いなという思いは当時の私にはありませんでした。でもこうやって改めて比較すると(もちろん子の体格の差などありますが)、破水から出産まで一人目よりは早かったということがわかります。
一人目と二人目で出産の痛みは違う?二人目のほうが楽?
正直言って、一人目も二人目も出産の痛みは同じです。どっちもそれぞれ本当に痛かったです(苦笑)。二人目の方が、「この痛みはこうやって逃そう」と対処法を知っている程度で、痛みに差があるとは感じませんでした。
逆に二人目の時は、初産婦で経験した「もういきんでよい」状態に早くなりたくてどうしようもなかったです。
助産師にもういきんでいいですか?と何回も聞いては、もうちょっと、あとちょっとの繰り返しでした。あまりに私がせかすのでとうとう「本当はもうちょっと降りてきてからがいいんだけど…」とOKになったのですがやはりちょっと早すぎたようでで、産道が傷だらけで縫合多め&下の子も大きな頭血腫ができてしまったなど、初産婦の時より色々とボロボロでした。
二人目の出産が楽というのは「子宮口や産道が開きやすい」という面でスピード出産しやすい傾向にあるのかもしれませんが、決して楽であるということではないです。
それよりも、一人目でも二人目でも、ママやお腹の子のその時の状態や体格骨格などが出産全体に影響しているのではないかと、私は二人の出産経験から考えています。
二人目は産後の後陣痛が辛い!後陣痛の痛みはいつまで?
これは本当でした。第四期の時間帯に私も夫も、ともに疲れ果ててそのままその部屋で寝ていたのですが、やがて寝られないくらいの痛みで目が覚めました。そこで初めて「ああ、これが後陣痛か!」とわかったのです。
これが陣痛よりはちょっとまし、いや陣痛と同じくらいの痛さで、なんでもう出産終わったのにまだ痛みが続くの?(泣)と思ったものです。
当時私の担当医から聞いた話ですが、後陣痛は子宮を回復させようとする筋肉の動きだそうです。歳を重ねるほど子宮の回復スピードもかかるので、二人目のほうが余計に後陣痛が辛い、ということでした。
生理痛ともいえない、本当に子宮が「きゅーっ」っと雑巾絞りをされているような痛みを私は丸三日間体験しました。その間起き上がれないし、せっかくきてくれた上の子にも寝たままのハグで、本当に辛かったです。痛み止めをもらいながらどうにかしのぎました。
後陣痛で辛い時は無理せずに看護師さんに痛み止めをもらうとよいですよ。授乳中でも飲める痛み止めを処方してもらえる場合もあるので我慢せずに相談してみましょう。
個人差はありますが、後陣痛は当日で治まってしまう人と一週間、一ヶ月かかったという人もいます。なるべく横になって温めたり、薬が気になる人は、痛み止めを飲んでいる時だけは母乳とミルクの混合にするなど工夫して乗り切りましょう。
まとめ
初産婦と経産婦の出産時間や生まれた時の週数の違いなど、私の体験を交えながら紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
二人目は上の子のお世話などで、毎日慌ただしく過ごしてしまい、出産時間よりもマタニティライフのほうがあっという間に早く過ぎてしまったという声もよくききます。
忙しい毎日で出産のサインや兆候が一人目より気づきにくいこともあります。二人目のほうが色々と早い傾向があるんだなということを頭の片隅にいれながら、いざ陣痛や破水が来た時に慌てないように準備していきたいものですね。
二人目も母子ともに健康で、貴重な出産体験となりますように。