妊娠中適度な運動はした方がいいと言われるものの、適度ってよくわからないし、運動するのは少し心配…。そして引きこもりがちになってしまうマタママさんも多いのではないでしょうか。

そんなママさんに試してもらいたいマタニティヨガ。この記事ではマタニティヨガの始める時期と効果について紹介します。

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マタニティヨガはどんな効果がある?始めるには?

マタニティヨガのポーズ

マタニティヨガは呼吸法を使いながら様々なポーズをしていきます。ヨガは身体の柔軟性を高めることができます。

身体の柔軟性が高いと骨盤底筋が鍛えられるため、お腹が大きくなってきて足や腰に負担がかかるようになっても、腰痛になりにくいと言われています。身体がむくみやすい妊娠期間ですが、むくみも軽減できるとされています。

そしてヨガの呼吸法というのはリラックス効果があります。心を落ち着かせることで、妊娠期間のイライラを抑えたり、出産時の陣痛中にもこの呼吸法を使えば痛みを軽減できると言われています。

また体重管理の難しいこの時期に、マタニティヨガでダイエットをする人も多いです。産前も産後もヨガはダイエットに効果的です。ゆっくりな動きであるためカロリー消費は望めませんが、代謝が高くなります。痩せやすい身体作りにはもってこいです。

マタニティヨガはいつから始めるの?

安定期に入る妊娠16週(妊娠5ヶ月)頃から始めるのが望ましいでしょう。また妊娠初期は流産のリスクが高いので控えたほうが良いとされています。

マタニティヨガは妊婦さんの運動不足を解消する目的で改良された有酸素運動です。激しい運動ではありませんが体調が悪かったり、お腹の赤ちゃんに不安があるときは無理は禁物です。

またマタニティヨガを始めたいときは必ず産婦人科の担当医に相談してから始めるようにしましょう。

マタニティヨガはいつまでできる?

マタニティヨガは、妊婦さんの体調がよければ出産直前まで可能です。ゆっくりと身体を動かすので、臨月に入ってからも取り組みやすく運動不足にならないよう続けることができます。

臨月に適度な運動をすることで安産になる効果もあるので、マタニティヨガでリフレッシュしながら出産に向けて身体と気持ちの準備をすることもオススメです。

しかしお腹が張りやすかったり、子宮頸管が短いなど何か不安要素がある場合、切迫早産になりかねません。体調とお医者さんと相談しながらやるようにしてくださいね。

どんな服装がいいの?

マタニティヨガのために特別洋服を用意することはありません。ゆったりとしたTシャツやカットソーに、お腹を締め付けないひざ下まで丈のあるパンツを合わせるようにすれば大丈夫です。

マタニティヨガの服装で気をつけなくてはならないのは、お腹を締め付けないようにするということです。腹帯や腹巻、マタニティタイツなどは外して動きやすい格好でやるようにしましょう。

教室に通わなくてはいけないの?

教室に通うほかにも、マタニティヨガのDVDや本が売っています。DVDや本なら気軽に始められそうですよね。

しかし、私が通っていたマタニティヨガの教室の先生はDVDや本を見てやるときは注意が必要だと言っていました。それは間違った方法でやってしまう可能性があるからです。

間違った方法でやってしまうと、期待通りの効果を得られなかったり、お腹に負担をかけてしまうことがあります。まずは体験レッスンなどに参加して基本だけでも教わってからDVDや本でやってみることをオススメされました。

実際私はDVD付きの本を買いましたがなかなか理解出来ず、使わず終いでした。見様見真似というのもなかなか難しいのですよね。

私が購入した本にはインストラクターさんに電話で質問もできるサービスがありました。理解出来ないときは無理して進めないようにしてくださいね。

自宅でもできるマタニティヨガ

マタニティヨガは畳1畳分の広さがあれば出来るので自宅でも実践しやすいです。教室で教わったら自宅でも継続して続けるようにしましょう。継続し続けることでより高い効果を得られます。

また自宅ではテレビや音楽をかけながらなどリラックスできる空間の中で出来るのも一つの魅力です。

自宅でやる際は、1人でいることも多いと思うので無理して調子が悪くなってしまうと大変です。自分の体調と相談しながらリラックスして楽しんでくださいね。

忘れがちな水分補給や休憩

マタニティヨガはじわじわ汗をかくので自分で思っているより水分が失われています。こまめに水分補給をするようにしてくださいね。

またゆったりな動きであるため疲れているのに気付きづらい部分があります。体調としっかり相談して休憩もとるようにしてくださいね。

私もマタニティヨガで出産を乗り切った

マタニティヨガをする女性

私が出産した病院ではマタニティヨガの教室が行われていました。

やはり妊娠16週から参加でき、病院内のホールで行われていたため何かあった時も安心だな、と思い参加することにしました。(後から調べたのですが、市のマタニティヨガ教室などにも助産師さんが常駐しているものもありました。)

運動をしようにもどの程度いいのか悩んでいて、引きこもりがちでした。私はアウトドア派で家にいるのはストレスだったのですが過剰にお腹の子の心配をしていたのです。

そんな時にマタニティヨガの教室が行われているのを知り参加しました。周りは皆さん妊婦さんであるため、割とのんびり休み休みやっていたり、自分の無理のないペースでやることが出来ました。

また初めての出産に不安がありましたが、周りの妊婦さんたちと不安な気持ちや情報を共有することができ、私の中で心の支えになる場所でした。

東北に住んでいて、出産が冬であったため臨月の頃は雪がひどくなかなか通うことができなくなってしまいましたが、覚えれば家でもできるので毎日やっていました。

やるのとやらないのとでは、身体のだるさが全く違って気持ちもリラックスすることができて楽しくマタニティ生活を送ることができました。

マタニティヨガの良いところは赤ちゃんとのコミュニケーション

マタニティヨガをしていて1番良かったと思っているのが赤ちゃんとコミュニケーションがとれるということです。

お腹の赤ちゃんに話しかけながらのんびりと運動することで、その時は胎動が激しかったり、呼吸に合わせて動いているのがわかったりしてとても嬉しかったのをよく覚えています。

こうしてゆったりとコミュニケーションをとる時間があったことで出産に向けての心の準備や母親になる覚悟が出来たような気がしています。出産時にはマタニティヨガのおかげか、とても安産でした。

マタニティヨガの際に「一緒に頑張ろうねー」といつも言っていたのをしっかりと聞いていてくれたのかもしれませんね。

妊娠前は身体が硬くて、汗もかかないほど代謝の悪い私でしたが、産後7ヶ月を過ぎて忙しくなかなかヨガを行う時間がなくなった今でも以前では考えられないほど身体も柔らかく代謝もとてもいいです。マタニティヨガをやっていて本当によかったと思っています。

気になっているママにはぜひ試してみてほしいと思います。ただ、無理はしないよう体調には気をつけて水分補給をしっかりしながら行うよう気をつけてくださいね。