おすわりが出来始めた赤ちゃんから大人まで使える、ノルウェーのストッケ社のトリップトラップは1972年に発売されて以来、今なお人気のハイチェアです。
類似品も多く出回っているものの、やっぱりストッケのトリップトラップが良い!と魅力たっぷりのハイチェアに世界のママさんがとりこになっています。
今回はそんなトリップトラップはいつから使えるのか、またオプションのクッションやテーブル、ハーネスは必要なのか?
実際にトリップトラップを使ってみた体験談を元にご紹介していきます。
世界で売れているストッケのトリップトラップの魅力とは?
出典:Amazon
「子どもとともに成長する椅子」として45年経った今も、モデルチェンジを重ねて売れ続けているトリップトラップの魅力とは一体どこにあるのでしょう?
洗練されたデザイン
ストッケのトリップトラップはなんといってもオシャレで可愛いというところ。
シンプルで洗練されたデザインながら、カラーバリエーションも豊富なのでお家のインテリアに合わせやすいことが魅力です。「ザ・子供椅子!」という感じは苦手というおしゃれママさんにはもってこいですね。
大人になっても長く使える
ストッケのトリップトラップは正規の値段で約3万円という、子ども用椅子としてはなかなかのお値段です。しかし座板と足のせ板の高さを成長によって細かく調節できるので、子どもから大人まで使えるのが嬉しいところ。
体重は最大80キロまで耐えることが出来るそうです。我が子が大人と同じ椅子に座れるようになったらポイ、ではなく、のちの勉強机の椅子としても使えるので高価ですが長い目で見るとおつりが来るぐらいお得な買い物かもしれません。
家族と同じ目線で食卓を囲める
トリップトラップはどのテーブルの高さでもフィットするよう設計してあるので、離乳食期スタートの小さい赤ちゃんでも家族と同じ高さで食卓を囲む事が出来ます。
そして人間工学に基づき設計されているので、自然と良い姿勢で座って食事をすることが出来るのです。
その頃は“汚されるのがイヤだから”という私の勝手な理由で食事時間や場所を共有していなかったのが原因のひとつだったと思います。
色々悩んだ末、何とか食に興味を持ってもらえるように…と、トリップトラップ購入後は家族みんなで「おいしいね」と言いながら食卓を囲むようにしました。
その甲斐あってか少しずつ大人の食べるものや置いてあるご飯に興味を持ち出し徐々に食べてくれるようになりました。
トリップトラップはいつから使える?
では実際のところトリップトラップはいつから使うことが出来るのでしょうか?
使えるのは生後半年以降!ベビーセットがあると安心
赤ちゃんが自分でおすわりできるようになった生後半年から使えますが、ただハイチェアなのでやはり落下が心配ですよね。
そのためにベビーセットという赤ちゃんをしっかり支えるための背もたれと前ガードをオプションで付けることができます。
我が家がトリップトラップを購入したのは、子どもが生後8ヶ月の時でおすわりは完全に出来ていたものの、ガード無しでは怖かったのでベビーセット付きで購入しました。
ちなみに今は組み立ててから郵送してくれるサービスがあり、「忙しい家事育児の合間に組み立てなんて出来ない!」というママさんでも安心ですよ。
ベビーセットはいつまで使う?
ベビーセットを外す時期は人それぞれですが、我が子はベビーガードがあると窮屈そうになってきた二歳前で様子を見ながら外しました。
最初は落下しないかヒヤヒヤものでしたが、テーブル前までしっかりチェアを近づければ大丈夫でした。
身体が成長し窮屈になってきたりテーブルと座高の高さが合わなくなった時が外し時かなと思いますが、お子さんによっては3歳まで使えたという人もいます。
クッション・テーブル・ハーネスなどのオプションは必要?
トリップトラップのオプションには上記で紹介したベビーセットに加え、専用クッション、トリップトラップに付けることができるテーブル、ハーネスがあります。
実際これらのものは必要なのでしょうか?
専用クッション
ストッケの専用クッションはとっても可愛いデザインの柄なのでシンプルなトリップトラップが更に栄えます。椅子自体は木の硬さそのままなので、クッションがあると座っている子どもも快適に過ごせるでしょう。
しかしクッションがあることによって難点がひとつ!
離乳食や掴み食べの時期は食べこぼしが多いので、すぐにお洗濯が必要になりママの手間が増えます。さらに冬だと洗濯しても乾きにくいということもあり、私は結局クッション無しで使っていました。
もしクッションを購入される場合は自分でキレイに食べられるようになる年齢まで待つ方が良いかなと個人的には思います。
専用テーブル•ストッケトレイ
ストッケトレイはベビーセットの前ガードに直接付けるので食べこぼしの床への落下が軽減されやすいのもちろん、スプーンやお皿が落下することも少なく食後の掃除をしなければならないママとしてはとても助かります。
専用品ということもあり頑丈に作られていて取り外しも簡単にでき、後追いが激しくなったらママの近くにトリップトラップを置いてストッケトレイの上でお絵描きやオモチャで一人遊びしてもらうことも出来ます。
あとテーブルの上に触って欲しくないものがある場合や、大きくなって抜け出すことを覚えテーブルに登る等を防ぐことが出来ますので安心ですね。
専用ハーネス
これは激しく動くタイプの子どもさんには必要かもしれません。ベビーセットがあるといっても足のせ板があるため、立ち上がって抜け出そうとするのは時間の問題です。
ストッケのベビーセットは一番高い位置でしか装着出来ないので、その高さで立ち上がるは本当に危険ですよね。
ベビーセットだけでもなかなか抜け出しにくい作りですし、座板の奥行き位置を調節すれば簡単には出られないかもしれませんが、万が一のこともありますのでよく動く子どもさんの場合はあった方が安心です。
オプション類は後から買い足すことが出来るので今ご紹介したクッション、テーブル、ハーネスに関してはお子様の様子を見てからの方が良いと思います。
またクッションに関しては手作りされる方も多いので、子どもさんやママの好きな布で作ってみても楽しいですね。
ストッケのトリップトラップを実際使ってみた感想
離乳食が始まったころ我が家ではハイローチェアを起こし一番高い位置に上げてテーブルと近づけて使っていましたが、毎回食べこぼしがシートにべちゃべちゃ付いてうんざり・・・
身体からテーブルとの距離があるためガサゴソ動くのでこれもまたうんざり、子ども本人も落ち着いて食べられない様子でそれもまたイライラ…となかなかストレスな離乳食期を過ごしていました。
子ども自らが座りたいと言う
ストッケのトリップトラップを購入してからビックリしたのはガサゴソ動き回る娘が、一歳代にもかかわらず30分程じっと座ってご飯を食べていること。
長い時はご飯が終わっても「ここにいる」と、一時間近く座っていることもあります。きっと姿勢よくフィットする椅子の方が心地良いのでしょうね。
ベビーセットは卒業後も使える
我が家のベビーセットはもう外していますが、おすわりできる赤ちゃんが遊びに来た時はベビーセットを装着して座ってもらったりしています。
装着は少し面倒ですが、その方がママ達もゆっくりおしゃべり出来ます。ベビーセットとトリップトラップの色の組み合わせを変えてみるのも可愛いですね。
ストッケのトリップトラップは個人的にオススメしたい育児グッズですが、一つ困ることがあるとすれば、くの地に曲がった椅子の脚先で足小指をぶつけてしまうことが結構あります。
トリップトラップの近くを通る時は要注意です。
種類豊富でずっと使えるトリップトラップ
ストッケのトリップトラップはカラーの種類が豊富なため選ぶ楽しさもありますが、正直迷ってしまいますよね。
子どもが使う椅子なので、我が家では子ども自身に色を選んでもらいました。長く使うものだからこそ、是非ステキな一脚をお子様にプレゼントしてあげてほしいです。