赤ちゃんを安定した姿勢で座らせることができるので、活用している人も多いバンボ(Bumbo)。
バンボには赤ちゃんが座る椅子本体以外に、取り外しできるテーブルがあります。バンボの本体のみを購入することもできるため、このテーブルが必要なのかどうか気になる人のために、バンボのテーブルの必要性とその活用方法について紹介します。
バンボの活用方法
そもそもバンボ(Bumbo)とはどういうもので、どういう場面で利用するものかを確認しましょう。
バンボって何?
バンボは、南アフリカのおじいちゃんが愛娘とかわいいお孫さんのために考えたといわれるベビーチェアです。
赤ちゃんのおしりをすっぽりと包み込むので、首さえすわっていれば、まだおすわりができない赤ちゃんでもぐらつくことなく座らせることができます。
バンボの利用用途
バンボは、まだおすわりが安定していない腰がすわる前の赤ちゃんを座らせることができるので、5~6ヵ月の離乳食初期に利用されることが多くあります。また、髪の毛や爪を切るときなど、動かずにまっすぐ座っていてほしいときにも活躍します。
我が家でもバンボを活用していましたが、一番出番が多かったのはお風呂のときでした。
私が体を洗っているあいだ、当初は脱衣所に寝かせて待っていてもらったのですが、寝返りを始めて移動してしまうようになってからは、バンボに座って待ってもらうようにしていました。
第二子も同じように、自分でごろごろと転がって移動するようになった4ヵ月ころから、バンボをお風呂の洗い場に置き、私と第一子が洗い終わるまで座って待ってもらっていました。
寝返りを始めたり、おすわりに興味を持ち始めたころの赤ちゃんは、まだ安定した姿勢で遊ぶことができないので、目を離すことができません。
そのため、トイレなどで少し赤ちゃんと離れる必要が生じた際、バンボに座らせておくことで、赤ちゃんが倒れて頭を打ったり、うつ伏せで顔が上がらなくなるなどの危険を回避することができます。
バンボはいつまで使える?
対象年齢は4ヵ月~とありますが、赤ちゃんの成長には個人差があるので、実際には首がすわってからになります。
いつまで使えるかについては、14ヵ月頃までとされていますが、実際には、ある程度の月齢でバンボから自力で抜け出すようになるので、そのときが利用を終了するタイミングになります。
また赤ちゃんによっては太ももやおしり、おなか周りがきつく、バンボに座っていることを嫌がる赤ちゃんもいます。その場合は月齢を問わず、利用を避けましょう。
バンボのテーブルの使い方
バンボには「プレートレイ」という専用のテーブルがあります。バンボとセットで購入することができるのですが、このテーブルはどのように使うものなのでしょうか。
バンボの「プレートレイ」は「おすわりした状態で遊ばせる」「離乳食」などテーブルが必要なときに便利
「プレートレイ」というバンボ専用のテーブルは、バンボに赤ちゃんを座らせた状態で取り付けるテーブルです。
座っている赤ちゃんの力では外すことができないくらいバンボにきっちりとはまるので、テーブルをはめた状態では赤ちゃんはバンボから抜け出すことはできません。
「プレートレイ」という名のとおり、このテーブルは、テーブルの上におもちゃや絵本を置き、おすわりした状態で遊ばせることができます。
またバンボを利用することの多い離乳食のとき、テーブルの上に手でつかめる食べ物を置くことで、赤ちゃんの手づかみ食べの練習をさせることができます。我が家では、おやつのときにたまごボーロなどをテーブルに置いて食べさせていました。
テーブルの付け方
前述したとおり、プレートレイは、赤ちゃんは抜け出せなくなるくらいバンボにきっちりはまるものなので、先に赤ちゃんをバンボに座らせた状態で装着することになります。
手順は次のとおりです。
- 赤ちゃんを座らせる
- プレートレイを真ん中の支柱にはめる
- 赤ちゃんを座らせたバンボの前側を少し持ち上げる
- プレートレイの足の部分をバンボの下にはめ込む
プレートレイはバンボにきっちりはまって安定しますが、その分、はめ込む作業は力業なので、取り付け方に不安を感じる人も多いようです。
慣れるまでは少し時間を要するかもしれませんが、取り付けをしているあいだ、赤ちゃんも不安定な姿勢になるので、なるべく短時間で装着してあげましょう。
テーブルの外し方
取り外すときも取り付け同様、きっちりはまっているものを外すので、力業となります。赤ちゃんを先に出すことはできないので、プレートレイから外していきましょう。
- 赤ちゃんを座らせたバンボの前側を少し持ち上げる
- プレートレイの足の部分をバンボから取り外す
- バンボを下ろし、プレートレイをバンボの支柱から外す
- 赤ちゃんをバンボから降ろす
赤ちゃんが泣いているときなど、早く出してあげたいと焦ることもありますが、焦ると、なかなかプレートレイが外れず、赤ちゃんの不安を煽ります。気持ちを落ち着かせ、短時間で出してあげることを意識しましょう。
バンボのテーブルは必要?
ここまで、バンボとバンボのテーブルの使い方を紹介してきましたが、バンボのテーブルについては、バンボ利用者のなかでも、必要可否についての意見が分かれます。
結局のところ、テーブルは必要なのかどうか確認していきましょう。
利用用途の確認「離乳食」「おすわりした状態で遊ばせる」「お風呂」
テーブルが必要かどうか判断する基準のひとつは、バンボをどのように活用するかです。
離乳食で利用する予定であれば、テーブルはあった方がいいでしょう。
テーブルに食べ物を置いた手づかみ食べの練習をさせることができるだけでなく、テーブルを装着することで赤ちゃんが食事中にバンボから逃げ出すことを防ぎます。またテーブルに手を置くことができるので、食べる姿勢をきれいに保つことができます。
一方で、私が使っていたようなお風呂を待つあいだなどに座らせるだけのつもりであれば、テーブルはなくても問題ありません。
自分がどのようなシーンでバンボを使うつもりか、改めてシミュレーションしてみましょう。自ずとテーブルが必要かどうかがみえてきます。
赤ちゃんに合っているか
利用用途以外に、そもそも赤ちゃんにバンボが合っているかという問題があります。
赤ちゃんによっては、足やおしりのサイズがきつく、バンボに座ることを嫌がる赤ちゃんもいます。テーブルを装着すると、バンボはさらに窮屈になるので、離乳食で使うつもりが使えなかったという事例もあります。
赤ちゃんに合っているかどうかは、実際に赤ちゃんが座ってみないと分からないので、購入前には判断しづらいですが、もし赤ちゃんグッズを扱うお店や、バンボを持っている友達の家などで試す機会があれば、赤ちゃんが座って嫌がらないかどうか試してみることをおすすめします。
ギフトのときはどうする?
出産祝いなどでプレゼントをする場合には、相手方の利用用途や赤ちゃんのサイズは判断できないので、実際に活用してもらえるかどうかは分かりませんが、テーブルがセットになっているものを贈った方がいいでしょう。
あとからテーブルが必要になり、相手方に購入させるのは、なんだか申し訳ないものです。せっかくの贈り物ですから、使うかどうかの判断は相手方に委ね、利用用途が広がるプレゼントでお祝いのお気持ちを伝えましょう。
まとめ
テーブルが必要かどうかは、バンボをどのように活用するかで変わってきます。
離乳食で利用するなど、明確な利用用途が決まっている場合にはバンボとセットで購入した方がお得ですし、使えるか分からないものを買ってから後悔したくない場合には、まずはバンボを使ってみてから考えても遅くはありません。
バンボに座っている赤ちゃんの様子をみながら、テーブルの必要有無を検討しましょう。