象のような安定感のあるベビーチェアとして有名な「バンボ」。小さいお子さんをお持ちの方なら、知らない方はもはやいらっしゃらないでしょう。
もうすぐ6歳になる娘がまだ赤ちゃんの頃から、バンボはありました。今は腰ベルトが付属したり、別売りでテーブルも付けられるようになっています。カラーバリエーションも豊富ですし、何よりも赤ちゃんがバンボに座っている姿が、なんとも可愛いらしいですよね。
この「バンボ」。腰が座る前から使用できる椅子、ということなので驚きです。つまり、首が座る頃、生後3~4ヶ月頃から、使用可能なのです。
しかし、そのような比較的早い段階でベビーチェアに座らせることにより、赤ちゃんの腰に負担がかかるなど、身体の発育に悪影響がないのだろうか?と心配するママの声も多く耳にします。
では、この人気のベビーチェア「バンボ」を使用するにあたって、どんな点に注意すればよいのか、これから調べていきましょう。
バンボの特徴!バンボってどんなベビーチェア?
まずは、バンボの特徴を挙げてみましょう。
ポイント
- 肌をやさしく包み込むような柔らかなウレタン素材
- 表面の小さな凸凹加工により、すべりにくく安定して座れる
- 椅子本体も、倒れにくく安定感がある
- 背中をしっかりホールドして、まっすぐの姿勢をキープできる
- 赤ちゃんのお尻をすっぽりと包み込む構造
- 水を弾くので、汚れてもさっと拭ける。
- 持ち運びがしやすい。
- カラーバリエーションが豊富
このように、大変シンプルな構造ではありますが、様々な工夫が施されているようです。
これなら、腰座り前の赤ちゃんであっても、快適で安定感のある座り心地を実感できそうですね。
バンボの腰ベルトは必要?
最近販売されているバンボには、腰ベルトが付属しています。
注意
高い台の上にバンボを置いて、赤ちゃんを乗せていたところ、赤ちゃんがバンボから抜け出して落下するという事故が、米国やカナダで起きたようです。
もちろん、このような使い方は言語道断ですが、正しい使い方をしていても、やはり赤ちゃんの安全のために腰ベルトはあったほうがよいでしょう。
腰が座る頃になると、赤ちゃんはバンボから自力で抜け出そうとします。それを防止するために、腰ベルトを着けることが薦められているのですが、このベルトが邪魔だという意見も多く聞かれます。
一応、取り外すこともできるようなのですが、万が一の事故防止のためにも、専用腰ベルトをきちんと装着して赤ちゃんを座らせるようにしましょう。
腰座り前にバンボに座らせるのは、腰や背骨に悪い影響や負担がある?
それでは、今回一番気になる問題点に移りましょう。バンボに座らせることにより、赤ちゃんの腰に何らかの悪い影響があるのでしょうか?
注意
短い時間なら問題ありませんが、まだ腰がすわってない赤ちゃんを、長時間バンボに座らせておくのはやはりよくありません。赤ちゃんの骨はまだ柔らかいので、背骨が曲がって成長してしまいます。ずっと同じ姿勢をさせることで、腰にも大きな負担がかかります。
もし、3~4ヶ月の赤ちゃんをバンボに座らせる場合は、一日5分程度にとどめるようにしましょう。
3~4ヶ月といえば、寝返りなどを始める時期です。早くから無理にバンボに座らせて、身体の動きを拘束させるのではなく、お布団の上で、自由に運動をさせてあげたほうがよいでしょう。
腰座りの時期とはいつ頃でしょうか?
首座りの時期は、3~4ヶ月頃と言われています。では、腰座りの時期は一体いつ頃でしょうか?
個人差はありますが、通常は6ヶ月~8ヶ月頃です。座らせたとき、前にも後ろにも倒れたりせず、支えてあげなくてもお座りができるなら、腰が座ったと言えるでしょう。
本来は、この頃から、赤ちゃんはやっとベビーチェアに座ることができるようになります。バンボも腰座り前から使用できるとはいえ、できる限り月齢が進んで腰がしっかりしてきた頃から座らせてもよいのではないかと思います。
腰座り前の赤ちゃんをバンボに座らせるメリット・デメリット
それでは、腰座り前にバンボに座らせるメリットとデメリットを、もう一度まとめてみたいと思います。
腰座り前にバンボに座らせるメリット
ポイント
- 寝てばかりいる赤ちゃんの視点が変わり、おとなしくしてくれる
- 一人遊びができる
- ちょっと目を離すとき(ママがトイレに行く時など)安全のために座らせておける
腰座り前にバンボに座らせるデメリット
ポイント
- 長く座らせることにより、筋肉が弱くなる、関節が固まる
- 腰や背中に負担がかかる
デメリットは前述したとおりです。また、早くからバンボに座らせることで、おすわりの練習ができる、ということもないようです。
まとめ
首が座った赤ちゃんを座らせることができるバンボですが、使用するにあたって、注意しておきたい点もたくさんありましたね。
腰座り前はもちろんのこと、腰が座った赤ちゃんであっても、おとなしくさせておきたいからと、ずっとバンボに座らせたままにしておくのはやめましょう。
バンボは使用期間の短い育児用品ではありますが、あると確かに便利なアイテムです。使用期間や正しい使い方をきちんと知った上で、購入されることをお勧めしたいと思います。