赤ちゃんの成長に合わせて、準備していかなければならない育児用品はたくさんあります。その中でも、必ず用意しなければならないアイテムが、赤ちゃんの椅子です。

赤ちゃんの首が座り、腰が据わってくるころには、離乳食も始まっていることでしょう。食事、つまりご飯を食べることは、生きている限り、これから毎日ずっと続いていきます。

食事の内容ももちろん大事なのですが、正しい食事の習慣を着けるために、最初にどんな椅子に座らせるかは、実は大変重要なポイントなのです。

赤ちゃん~幼児期にかけて、毎日何度も使う赤ちゃん専用の椅子。いろいろな種類のものがありますので、よく吟味して、赤ちゃんの月齢や生活スタイルにぴったり合うものを選んであげたいですよね。

この記事では、赤ちゃん用の椅子は、具体的にいつ頃から使えるのか、お食事用の椅子やお風呂用の椅子は、どんな点を重視して選んだらよいのか、また世界中で愛用されている、人気のベビーチェア「バンボ」についても取り上げてみたいと思います。

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赤ちゃんの椅子が必要になる時期は?いつから?

離乳食スタート

赤ちゃんの椅子は実に様々な種類があり、中には首がすわる3ヶ月頃から使えるものもあります(バンボ)。

しかし、実際に椅子に座らせる必要をママが感じるようになるのは、生後5~6ヶ月以降ではないでしょうか?なぜなら、その頃に、ほとんどの赤ちゃんは離乳食がスタートするからです。

最初のうちは、赤ちゃんをお膝の上に抱っこして、ひとさじ、ふたさじあげる感じでよいですが、すぐに椅子に座らせて食事をあげることになるでしょう。

腰がしっかり据わってないうちは、椅子に座らせても安定せず、身体が傾いたりして危なっかしく感じるかもしれません。早くから椅子に座らせたい場合は、椅子の素材やサイズに注意して、赤ちゃんの月齢に合ったものを用意してあげましょう。

では次に、赤ちゃんのお食事用の椅子にはどんなものがあるのか、具体的に調べてみましょう。

離乳食が始まったら、そろそろ赤ちゃん専用の椅子を準備しよう!

赤ちゃん椅子

生後半年を過ぎる頃から、毎日使うことになる赤ちゃん専用のお食事椅子。

ママも赤ちゃんも、食事の時間にストレスを感じないように、みんなで楽しくお食事ができるように、最初の椅子選びは慎重に行ないましょう。「赤ちゃんの椅子なんて、どうせすぐ使わなくなるのだから・・・」と適当に選んでしまうと、後悔するかもしれません。

それでは、赤ちゃんのお食事用椅子のうち、代表的なものを3つ挙げてみたいと思います。

ハイチェア

ダイニングテーブルでお食事をする家庭の場合は、ハイチェアがよいでしょう。木製のものやパイプ製、テーブルが付いているもの、腰ベルトや肩ベルトが付いているもの、座面や足置きの高さ調節ができるものなど、一口にハイチェアといっても、これも様々な種類があります。

我が家には、もう5年以上使っている木製の赤ちゃん用ハイチェアがありますが(現在3番目の子が使用中)、木製のものは温かみがあってよいですね。重量はありますが、その分、丈夫で安定感があり、デザイン的にも飽きがきません。


赤ちゃんが小さいうちは、高さ調節のために座面にクッションを置くことが必要です。また、立ち上がることができるようになると、椅子からの転落事故にも注意しなければなりません。

ハイチェアに赤ちゃんを座らせる場合は、決して目を離さないように、またはベルトを付けるなどして、立ち上がることができないようにするなどの安全対策をきちんととってください。

ハイローチェア

新生児期の頃からハイローチェアを使っているなら、テーブルを取り付けて、お食事用椅子としても使えます。クッションが付いていますし、リクライニング機能もありますので、まだ体勢が不安定な赤ちゃんでも、楽な姿勢で安心して離乳食を食べさせることができますね。

私自身も、最初の子と二番目の子のときは、離乳食初期の頃にハイローチェアを使っていました。


しかし、お食事用椅子というよりは、もともと赤ちゃんを寝かせるために作られているものなので、場所をとりますし、クッションが食べこぼしなどで汚れやすいという難点があります。また、使う時期は短いので、お食事椅子として新たに購入する必要はないと思います。

ハイローチェアをすでに持っていて、きちんとした椅子に座らせるまでの移行期間に使用するには、とても重宝すると思います。

ローチェア

低いテーブルで食事をするご家庭の場合は、ハイチェアではなくローチェアがよいでしょう。

値段も安価で、持ち運びもしやすく、ハイチェアと違って、赤ちゃんが落下するといった心配もありません。その反面、赤ちゃんが立ったり歩けるようになると、自分で椅子から簡単に降りてしまうというデメリットもあります。

このように、赤ちゃんのお食事椅子には、それぞれメリットやデメリットがあるので、それぞれをよく検討し、納得のいくものを選びたいですね。椅子は一つに限定せず、お食事スタイルや用途に合わせて、2~3つほどタイプの異なるものを持っておいてもよいかもしれませんね。

お風呂でも使える赤ちゃんの椅子、バスチェア

赤ちゃんをお風呂に入れるのは、なかなか難しいものです。そんなときに重宝するのが、お風呂用の赤ちゃん椅子です。

一般にバスチェアと呼ばれています。これも様々なタイプのものがあります。

場所をとるので、浴室が狭い場合は、できるだけコンパクトなものを選んだほうがよいでしょう。座り心地がよくないと赤ちゃんが嫌がって座ってくれないこともあるかもしれないので、素材や使い勝手、購入した人の評価なども参考にするとよいですね。

いずれにしても、ママも一緒にお風呂に入って体を洗いたい場合、また上のお子さんも一緒にお風呂に入れる場合には、大変役に立つアイテムだと思います。

バンボはいつからいつまで使える?メリット・デメリットは?

バンボ

ベビーチェアとして広く知られている「バンボ」。腰が据わっていなくても、首が座っていれば使用できる、つまり生後3~4ヶ月から使用できるという、本当に画期的な赤ちゃん用の椅子です。

この「バンボ」のメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。

バンボのメリット

  • 生後3~4ヶ月という、比較的早い時期から、赤ちゃんを安全に座らせることができる。
  • 1才2ヶ月頃まで使える。
  • 水をはじく素材なので、食べこぼしもさっと拭けて衛生的。
  • 部屋のいろいろな場所に持ち運べる。

バンボのデメリット

  • 腰が据わってくると、嫌がって抜け出そうとする赤ちゃんが多い。
  • 太ももが太めな赤ちゃんは、椅子から下ろすのが大変。

赤ちゃんにもよりますが、一般的なベビーチェアに比べて、バンボの使用期間は短いと思ってよいでしょう。購入するなら、早いうちに用意して、赤ちゃんがまだ自力で自由に動けない時期に、フル活用するとよいでしょう。

ただし、注意を一言。動き回らせないために、赤ちゃんをいつもバンボに座らせておくのはよくありません。

自力でお座りしたり、ハイハイをしたりするのを阻害し、身体の発達を遅らせてしまう原因にもなりかねません。お食事のときや、どうしてもじっと座らせておきたいときにだけ使用するようにしましょう。

まとめ

「赤ちゃんの椅子」といっても、本当にいろいろな種類がありましたね。離乳食を開始するときになって慌てて購入するのではなく、どのようなタイプのものを用意してあげるのか、十分前もってリストアップしておくことをおすすめします。

使う期間は短いとはいえ、愛する赤ちゃんのために、品質のよいものを選んであげてくださいね。