10ヶ月もの間、ずっとママのお腹にいた赤ちゃんは外の世界の事を全く知りません。当然、1日という時間の感覚もありませんし、昼と夜があるなんてことは全く知らずに産まれてきます。

そんな赤ちゃんが昼夜逆転の生活リズムになるということは誰もが通る道と言ってもいいぐらい、よくあることです。

しかし、解ってはいても大人にとって昼夜逆転は辛いもの…そんなお困りのパパ・ママにお勧めの対処方法についてまとめました。

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赤ちゃんの昼夜逆転はいつまで続く?

生活リズムが昼夜逆転してしまう赤ちゃんは多いのですが、そうなってしまう時期がハッキリと決まっているわけではありません。赤ちゃんによってそれぞれですが、昼夜逆転が起きやすい時期がいくつかあります。

新生児期は昼夜という概念がない

産まれてすぐの赤ちゃんは、基本的には3時間おきに授乳しなければなりません。それも母乳育児の場合は3時間という間隔よりも短く小刻みに授乳するケースも多いため、ママも赤ちゃんも昼夜関係なく過ごします。

この時期のママの体は睡眠時間が短くても対応できるようになっているため、あまり苦痛を感じないかもしれません。

最初の難関!生後3ヶ月前後

生後3ヶ月頃というのは、小間切れだった赤ちゃんの睡眠が少しずつまとまって4~6時間程度連続で眠れるようになる時期です。

しかし、これまで全く昼夜を意識していなかった赤ちゃんにとって、いきなり最初から夜にまとまった睡眠が取れるかというとそうではありません。

この時期から昼夜を意識した生活が送れるように環境を整えます。

赤ちゃんによって様々!生後6~9ヶ月頃

これまで1日の生活リズムがきちんと整っていたのに、この時期に突然赤ちゃんの生活が昼夜逆転してしまうことがあります。

この時期は、赤ちゃんが自分でやれるようになることが増え、離乳食も始まり、夜泣きをする子が増える時期でもあります。夜には完全に目が覚めて遊びだし、昼間は眠たくてぐずぐず…なんて子も出てきます。

昼夜逆転の原因を探ってみました

昼夜逆転の原因

昼と夜の違いがわからない

冒頭でも記載しましたが、赤ちゃんは1日の時間の流れなんて未知の状態で産まれてくるので、当然昼夜がどういうものなのかわかりません。これは一緒に生活をしている大人が教えてあげる以外に方法はありません。

夜にきちんと眠れない

今は夜だ!とわかっていても、眠くない、遊びたい、夜泣き等によってぐずったり、起きている時間が長いと当然、昼間に眠くなって寝てしまうか、日中の活動量が減ってしまい結果また夜が眠れないといって悪循環に陥るパターンです。

意外!便秘が原因な場合も

これはケースとしては少ないのですが、我が子が超便秘症だったのでこのケースで生活リズムが昼夜逆転してしまったことがありました。

なぜ便秘で昼夜逆転してしまうのかというと、常に腸内に便が存在していることによって消化が遅くなり、お腹が空かない状態が続きます。その状態で日中にミルクを飲んだり、離乳食を食べると満腹の時間が長いのでその分眠くなり、昼寝の回数が多くなったり長くなったりして夜の睡眠に影響が出てしまうのです。

原因別、昼夜逆転の治し方とは?

昼夜逆転の治し方

では実際に昼夜逆転してしまった赤ちゃんの生活リズムを整えるにはどうしたらいいのでしょうか。

昼と夜の違いが分かるように早めに対策を!

とにかく赤ちゃんに1日には昼と夜があるということを知ってもらう必要があります。

まず、昼と夜の一番の違いは「明るさ」です。毎朝決まった時間にカーテンを開けて明るくし、夜も決まった時間に電気を消して暗くするようにします。

次に「音」です。昼は活動する時間だということが分かるように、昼寝の時間も必要以上に生活音を消すのではなく通常の生活を送り、夜は電気を消すとともにテレビ等も消して大人が寝るときと同じ環境を作ります。

早い時期から実践することで、後の苦労が軽減される場合も多いので、ママだけではなくパパの協力も得て、大人も規則正しい生活を送るようにしましょう。

昼寝の時間と昼間の活動がカギ!

夜に眠れない原因はさまざまですが、昼間の時間の使い方を工夫することで改善されることがあります。

まず昼寝ですが、1回の昼寝で2時間以上寝てしまうときは起こすようにし、夕方16時以降はできるだけ昼寝しないようにします。

起きている間は外に出て風に当たったり日光に当たるだけで赤ちゃんは体力を消耗しますし、体を使った遊びをすることで適度に疲れて夜に眠れるようになります。

昼の授乳を減らして夜にまわす

便秘を治すことが大前提ですが、便秘はすぐに治せるものではありません。

そこで、夜中に起きてしまうなら昼間の授乳の1回分を夜起きている間に行うと、夜中に起きてしまっても飲んだ後に再度寝かしつけることができます。

また、昼間の活動時間に授乳の間隔が空くことによって腸が動いて消化を促し、起きている時間に便意を感じるようになるかもしれません。

まとめ

昼と夜という人間にとって当たり前の生活リズムは自然に身に着くものではありません。何も知らず本能のままに生きている赤ちゃんに、1日の生活リズムを教えてあげるのはパパとママです。

まずは大人が規則正しい生活を送ることが赤ちゃんの昼夜逆転を自然に治す近道だと思います。