「寝かしつけには欠かせない!」と赤ちゃんの入眠万能グッズとして昔から使用されているおしゃぶり。

様々な場面でその威力を発揮するのですが、これだけ万能なのにいつかはおしゃぶりを卒業しなければならないし、習慣になってしまったおしゃぶりをやめるのって大変そう…。

その理由とやめ方について、私の実体験も交えてまとめました。

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そもそもおしゃぶりの使い方とその効果って?

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まず、すべての赤ちゃんがおしゃぶりを使っているかと言われるとそうではありません。ではなぜ全くおしゃぶりを使わなくても大丈夫な赤ちゃんがいるのでしょうか。

母乳かミルクかの違い

中にはそうではない赤ちゃんもいるかもしれませんが、多くの母乳で育てているママの場合は、寝かしつけやぐずりにおっぱいを与えることが多いため、おしゃぶりを使わない傾向にあります。

また、ミルク育児の場合でもシリコンで出来ているおしゃぶりに抵抗がある赤ちゃんもいるため、万人におしゃぶりが受けるというわけではないようです。

おしゃぶりの使い時はこんな時

おしゃぶりを使う頻度が最も多いのは寝かしつけ時です。

赤ちゃんにとって安心できるものを触っていたり臭いを嗅いだりすると眠りに入りやすいので、入眠儀式の一つとしておしゃぶりを使用しているケースが多いのです。

また、外出時等にぐずって泣いてしまうのを防止するためにおしゃぶりを使用するケースもあります。

単純におしゃぶりに夢中になって赤ちゃんの気をそらすことができることと、おしゃぶりで口が塞がることによって静かにさせることができるという使い方です。

おしゃぶりの効果は依存性あり

おっぱいの代わりになるおしゃぶりにハマってしまう赤ちゃんにとっては効果が絶大で、それ故に依存性が高くなります。

断乳に苦労するママがいるように、おしゃぶりばかりに頼っていると断おしゃぶりをするのに苦労するのです。

なぜおしゃぶりをやめなければならないのか

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巷ではおしゃぶりは早いうちにやめさせたほうがよいといった話をよく聞きますよね。それにはきちんとした理由がありました。

歯並びが悪くなってしまうから

これには医学的根拠があって、乳歯が生えそろう2歳~2歳半までの間におしゃぶりをやめないと歯並びが悪くなってしまったり、出っ歯の原因になるようです。

急激に歯が成長する時期におしゃぶりをくわえたり吸っている時間が長いと、まっすぐ生えるはずの歯をおしゃぶりが邪魔をしてしまうからです。

単純に危ないから

まだ赤ちゃんが自分で動けないうちはいいのですが、赤ちゃんの行動範囲が広がってくるとおしゃぶりをくわえたまま動いて何かにぶつかったり、顔から転んでしまった時におしゃぶりが原因でけがをしてしまうこともあるからです。

必要性がなくなるから

おもちゃで一人遊びができるようになったりすると、おしゃぶりより他事に集中することが増え、自然とおしゃぶりがいらなくなるケースもあります。

また、寝かしつけも1歳を過ぎて日中の活動量が増えると、おしゃぶりがなくても自然と自分で眠れるようになる子もいます。

おしゃぶりを外すタイミングはこの時期がベスト!

おしゃぶりを外すタイミング

上記にも記載しましたが、おしゃぶりには自然と必要性がなくなる時期があります。

それが1歳前後です。これまでにおしゃぶりが卒業できなかった赤ちゃんはここで卒業しておかないと、卒業に苦労する可能性が高くなります。

この時期は赤ちゃんが立ったり歩いたり、おしゃべりができるようになったりして赤ちゃんの世界がぐんと広がる時期で、赤ちゃんにとっては身の回りが興味を引くものばかり!

この時期を上手に利用して、おしゃぶりをやめることをお勧めします。

上手におしゃぶりをやめる方法とは?

おしゃぶりをやめる方法

では具体的にはどのようにやめればよいのか?その方法をいくつかご紹介します。

おしゃぶりの身代わりを作る

たとえば、赤ちゃんが好きな手触りや匂いがするもの、落ち着くものを探します。物でなくてもママも声やママを触っている感触でもいいのです。

我が子の例ですが、産まれた時から吐き戻しがひどかったので、常に枕にタオルを敷いて寝かせていたのですが、その匂いや感触を覚えているのかずっとそのタオルが精神安定剤の役目を果たしています。

我が子はタオルの裏(糸がループになっているほう)の手触りと匂いが落ち着くようで、寝るときやチャイルドシートに乗る時、怖いことがあった時等にタオルをさわさわクンクンしています。

おかげでおしゃぶりは生後2か月に少しだけ使った程度で辞めることが出来ました。

思い切っておしゃぶりを捨てる

これはまず、おしゃぶりに依存しているのは赤ちゃんだけではなくママも依存している場合もあるということを知ってください。

寝かしつけで大変、ぐずって大変な時にママもおしゃぶりに頼ってきてしまったという方は、ぜひ思い切っておしゃぶりを捨ててください。

赤ちゃんにも、もうおしゃぶりはない!ということがハッキリわかった方が諦めが早いです。これは、おっぱいに怖い絵を描くという断乳方法と同じような原理ですね。

まとめ

おしゃぶりをやめるということは、今までおしゃぶりに頼っていた分だけ苦労すると思います。

しかし、おしゃぶりがなくなって不安な赤ちゃんにママがいるから大丈夫だよ!という信頼関係をより築けるチャンスでもあります。

やめさせるのが大変…という雰囲気ではなくおしゃぶりをやめることは楽しいことなんだ!という雰囲気を作って、親子で楽しみながら断おしゃぶりできるといいですね。