赤ちゃんが産まれて、これまでの朝起きて夜寝るスタイルが一変!ママは昼夜問わず授乳の日々で大変ですよね。

せめて、夜中にぐっすり眠ることができれば楽なのに…。乳幼児を持つママなら誰しもが思うことでしょう。

特に母乳で育てている赤ちゃんは寝かしつけにおっぱいが効果的なことも多く、なかなか夜中の授乳がやめられないと悩むママも多いようです。

そこで、夜中の授乳がもたらす影響について私の体験を元にまとめてみました。

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夜中の授乳が本当に必要なのはいつまで?

夜中に授乳している

産まれて間もない赤ちゃんは最低でも3時間おきに授乳します。

ミルクの場合は母乳よりも腹持ちが良く消化に時間がかかるので3時間空けますが、母乳の場合は消化が良く3時間も赤ちゃんが待てず、結果1日にかなりの回数授乳することもあります。

夜中の授乳については厳密にいつまでは必ず授乳しなければならないという明確な基準というものがありません。はっきり言って赤ちゃん次第なのです。

夜中にお腹が空いて起きてしまう赤ちゃんなら授乳しなければなりませんし、母乳でも夜中ぐっすり寝てくれる赤ちゃんであれば無理矢理起こしてまで授乳する必要はありません。

夜中の授乳をしなければならない時とは

基本的には赤ちゃんのご要望にお応えする形で夜中の授乳をしますが、反対に夜中に無理矢理でも起こして授乳しなければならない場合があります。

これは私が実際に医師から指示を受けたことなのですが、我が子は生後1~2ヶ月の頃、便秘が原因でミルクの吐き戻しがひどく、入院して体重管理をしていました。

入院するまでは暗くなってから日が昇るまでひたすら泣いて全然夜寝てくれない子でしたが、入院して便秘が解消されると生後2ヶ月になったばかりで、夜中5時間以上眠り続けるようになりました。

我が子も苦しくなくなって夜はよく眠れるようになったし、私も楽だったので一緒に寝てしまっていたのですが、体重の増えが悪かったので「夜中も無理矢理起こし1日の授乳回数を必ずこなしてください」と注意を受けてしまいました。

1回にたくさん飲めない赤ちゃんの場合は必要な授乳回数を減らしてしまうとダイレクトに体重に影響が出てしまう恐れがあります。

夜中の授乳を習慣づけると後々大変になるかも…

泣く赤ちゃん

我が子は今でもそうですが寝るのが大好き!夜泣きもほとんどなかったのでかなり早い段階で夜中の授乳を卒業しましたが、2歳になる今でも夜中の授乳を続けているママも少なくありません。

そのママ達に共通するのが100%母乳育児で、寝かしつけにおっぱいを必要とする子たちなのです。

その子達が私の家に遊びに来たとき、1人は昼寝の寝かしつけもおっぱいがないと眠れず、もう1人は昼間は断乳しているのですがなかなか1人で寝ることが出来ず、機嫌が悪くぐずって結局お昼寝しませんでした。

眠たくなったらどこでも力尽きたかのように寝ることができる我が子を見て、「こんなに寝かしつけが楽なの!?」と2人のママは驚いていました。

夜中の授乳の減らし方は赤ちゃんの性格を見極めて!

哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん

離乳食が始まるまでは、母乳やミルクでしか栄養を摂ることができませんので、無理に夜中の授乳を減らすことができませんが、日中離乳食をもりもり食べてミルクや母乳をある程度飲めているのであれば、夜中の授乳を止めることを考えてもいいと思います。

しかし、中には授乳が精神安定剤のような役割を果たしている場合、無理に夜中の授乳を減らすとストレスで反対に眠れなくなってしまう子もいるので、赤ちゃんの様子を見ながら試してみてください。

夜中の授乳の減らし方にはいろいろな方法がある

夜中の授乳を減らすには、大きく分けると「きっぱり断乳」「徐々に断乳」「ミルクを使う」の3種類あります。

「きっぱり断乳」は1日中通して授乳を辞めてしまうという方法です。

これは、すでに離乳食が完了している場合や日中の栄養がきちんと足りていることが条件となりますが、おっぱいへの執着が減る分、夜中の授乳回数が減ること以上に得ることがありそうです。

「徐々に断乳」は赤ちゃんが夜中欲しがれば授乳するけど、基本寝かしつけにおっぱいを使わないようにすることです。

夜泣きで起きた場合にこれまではとにかく授乳させていたのを、本当にお腹が空いたときだけ授乳して、それ以外の夜泣きには授乳無しで対応します。

そうすることで、離乳食を食べる量が増えるにしたがって夜中お腹が減らなくなり、自然と夜中の授乳をしなくても良くなるという方法です。

救世主「ミルク」を使う

これまで母乳育児だった場合は、夜寝る前だけ腹持ちの良いミルク授乳に切り替え、お腹が空いて夜中に起きてしまうのを防ぐ方法もあります。

生後9ヶ月からはフォローアップミルクが利用できますので、日中の栄養補給に加えてみるのもよいと思います。またミルク育児の場合は、実は粉ミルクのメーカーを変えると腹持ちが良くなることがあります。

赤ちゃんのうんちの様子を見てみるとわかるのですが、ある粉ミルクでは緩めのうんちが毎日でるのにメーカーを変えたら2日に1回形があるうんちが出るようになったことがあります。

メーカーによって赤ちゃんの消化スピードが違うことがあるので、うんちの回数が少し減るようなメーカーで授乳してみると夜中お腹が空いて起きる回数が減るかもしれません。

授乳で寝てくれるなら…という理由でついつい夜中の授乳を続けてしまうと大きくなってから辞めるのに苦労することの方が多いように思います。

ママの睡眠不足がちょっと辛くなってきたなと思ったら、お子さんに合う方法で夜中の授乳を辞めてみるのもいいと思いますよ。