赤ちゃんが産まれてから3時間おきの授乳で、小間切れ睡眠だったママも生後2~3ヶ月頃から少しずつまとまって寝てくれるようになり、ママにとっては少しずつ夜が楽になっていきますが、次に問題となるのが「夜泣き」です。

夜泣きのパターンは赤ちゃんにとっても様々で、全く夜泣きをしなかったのに生後8ヶ月頃突然激しい夜泣きが始まるケースも少なくありません。そこで、この時期の夜泣きについてまとめました。

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赤ちゃんの生後8ヶ月ってどんな頃?

夜泣きが現れやすい生後8ヶ月とは赤ちゃんにとってどんな時期なのでしょうか?

体格がいちばんまるまるしている時期

体重が8㎏前後になり、徐々に抱っこしているのが辛くなってくる重さになります。離乳食も中期に入って、形があるものや肉魚などに少しずつ慣らしていく時期になります。

食欲旺盛な赤ちゃんですと、離乳食も授乳もモリモリ食べて飲んでよりふくよかな体格になりますが、急激に成長してきた時期に比べるとこの時期から徐々に体格の成長は緩やかになっていきます。

自分で移動ができて世界が広がる時期

この時期の赤ちゃんは、一人座りができて、ズリバイやハイハイで少しずつ自分の行きたい場所へ移動できるようになったり、早いとつかまり立ちを始める赤ちゃんもいます。

このようにパパやママに何でもやってもらっていた時期から少し成長し、自分で行動できるようになることで世界が広がり、刺激でいっぱいの毎日を送っています。

生後8ヶ月頃の特徴的な夜泣きの症状

8ヶ月頃の特徴的な夜泣きの症状

それまで夜泣きをしていた赤ちゃんもこれまでとは比べ物にならない夜泣きを経験することがあります。赤ちゃんも成長して体格や声も大きくなってきたため、泣き方がどんどんダイナミックになります。

夜中に突然激しく泣く

すやすや眠っていたかと思うと、突然怪獣のように泣き叫びます。赤ちゃんは目を閉じたまま泣いていることが多く、抱っこしてもあやしても何をしても泣き止みません。

寝始めてから1~2時間後から夜中に発生することが比較的多いようです。

朝早い時間からダラダラ泣き続ける

朝方3~4時あたりから、ぐずってむにゃむにゃ泣きだしたな~と思っているとそれがずっと続くパターンです。

背中をトントンしてあげたり子守歌を歌っている最中は泣き止んで眠るのに、寝かしつけることを止めるとまた泣き出してしまいます。

この夜泣きはいつまで続くのか?

夜泣きの終わりはその赤ちゃんによってもかなりの差があるため、はっきりとこの時期にあったら終わると言えません。

一般的には1歳前後までにはある程度治まるといわれています。夜泣きの原因を考えているうちに気づいたら終わってたなんてことも…。

夜泣きが発生したときの対処法!

夜泣きの対処法

原因がわかっている時の夜泣きはそれに対処してあげればよいのですが、なんで泣いているのかわからないことが多いのが夜泣きです。

そんな時どうすればよいのか、まずこの対処法を試してみてください。

とにかく起こす

どちらのパターンの夜泣きも、目を閉じたまま寝ている状態で泣いていることがほとんどです。

結果、赤ちゃん自身も自分が泣いていることもわかっていないので、当然なぜ泣いているのかもわからないのです。ですから、まず完全に起こして様子を見ます。起こすだけで泣き止む赤ちゃんもいます。

それでも泣き止まない場合は、お腹がすいた、喉が渇いた、暑い寒い等の原因が隠されている場合がありますのでそれを探って対処してあげましょう。

落ち着かせる

理由なく泣いていた場合は、起こした後落ち着かせてあげると再び寝付きやすくなります。

落ち着かせるのに時間がかかりそうな場合は気持ちを切り替え、お気に入りのおもちゃ等で少し遊んで、リフレッシュさせてあげた方が、その後の寝かしつけには有効です。

事前対策で夜泣きが起こっても最小限に食い止める

夜泣きを未然に食い止める方法は難しいので、夜泣きが起こってもすぐに対処して、赤ちゃんがすぐにまた眠りに着けるよう、事前に準備してくととても楽になります。

夜泣きの原因を考えてみる

夜泣きの原因はわからないことがほとんどです。

医学的もはっきりと解明されていないため、日頃の様子と赤ちゃんの行動から原因を推測することが必要です。赤ちゃんの性格が多種多様なように、夜泣きの原因も多種多様なのです。

ただ、この時期に多い原因としては日中に刺激的なことや興奮したこと初めて体験したこと等があった場合や歯が生え始めている場合があります。また、赤ちゃんの体調が悪い時も夜泣きすることがありますのでよく観察しましょう。

夜泣きのパターンから対策を考える

赤ちゃんによっては毎回同じような夜泣きを繰り返す場合があります。

我が子の夜泣きは歯が生える1~2週間前に必ず始まるというパターンと、風邪を引く1日前に夜泣きがあるパターンがありました。

どちらにしても、何か変化が起こる数日前に必ず夜泣きがあったので、夜泣きの後は注意深く観察するようにしました。

パターンがわかると事前に対策を考えておくことができます。

例えば、歯が生える前だと分かれば、夜泣きが起こってもすぐに歯固めや飲み物を与えられるように準備できたり、風邪を引くような心当たりがあれば、その風邪がひどくならないように対処しておくといってことができます。

夜泣きは本当に辛いものですが、赤ちゃんにとっても夜ぐっすり眠れず辛いものです。夜泣きが治まってから「あの時の夜泣きはこれが原因だったのか」と気づくことも多いのが現実です。

しかし、夜泣きに対応することで赤ちゃんとの信頼関係がより築ける時期でもあります。赤ちゃんとしっかり向き合って、その子に合う対処方法が見つかるといいですね。