赤ちゃんの爪は、もうこんなに伸びたの?!と思うほど伸びるのが早いですよね。赤ちゃんは新陳代謝がいいため爪の伸びるスピードが大人に比べて早いのです。
そのためこまめにチェックして、お手入れしてあげなくてはなりません。でも赤ちゃんの爪って本当に小さくて、切るのが怖いママは多いのではないでしょうか。
不器用で有名な私、周りから心配されるほど?
私は身内や友人の間では不器用で有名です。子供の頃から図画工作など手先を使うものはめっきり苦手で…。
昔から子供が大好きだったので子育てについてはなんとかなると言われていたのですが、不器用すぎて爪ではなく指を切ってしまうのではないかとみんなから心配されました。
実際私も不器用なことはもちろん自負していたので、あんなに小さな赤ちゃんの爪をうまく切れるのか心配でした。小さいことにプラスして赤ちゃんはいつ動くのかわからないので怖くて怖くて仕方ありませんでした。
助産師さん直伝の3つのコツで私にも切れた
あまりにも心配された私は、どんどん怖くなり、赤ちゃんと退院する際に助産師さんに爪切りのコツを教わりました。
コツを押さえると不器用な私にもそこそこ綺麗に切れました。あとは、慣れです。慣れてくると綺麗に切れるようになりました。
ここでは助産師さんに教えてもらったコツを紹介しますね。
手の爪は頭側から、足の爪は足側から
足の爪は足側から切るというのは自然だと思いますが、手の爪は頭側からの方が切りやすいというのは驚きでした。
頭側から手を持ち上げて切ると、自分の爪を切るときと同じようになるんです。そのため見やすく切りやすいそうです。
1本の指の爪を3回に分けて切る
爪の右側、真ん中、左側と順に、1本の指の爪を3回に分けて切るとうまくいきます。このとき角を落とすように切ることで滑らかなカーブに切ることができます。
私は小指を3回に分けて切れる?と最初は思っていたのですが、実際やってみて、この3回に分けてというのがポイントであるように感じました。私には少なくても多くても綺麗には切れませんでした。
何かを握らせて切る
赤ちゃんは予測のつかない動きをするので、爪を切るのも一苦労ですよね。そういう時は、ピンポン球くらいのものを握らせて切るとあまり動きがなく、切りやすいです。
ピンポン球は100円均一に売っていたので、私はピンポン球を使っていましたが、ガラガラなどでも代用できるようです。ある程度丸みがあるもの、ゆるく握るものである方が切りやすいと思います。
どんな爪切りを使えばいいの?
最初はハサミタイプがオススメ
新生児から生後9ヶ月頃までは爪が小さく、薄いためハサミタイプのものが使いやすいと思います。
ハサミタイプであれば力をいれずに切ることができるので、簡単に切ることが出来ると思います。また赤ちゃん用のハサミタイプのものは刃の先が丸くなっているので他の指を切ってしまう心配が軽減されると思います。
ハサミタイプは、指を入れる部分にも注目して選んでみてください。指を入れるところが小さすぎて指が入らずに切りずらかったり、動かしにくいことがあります。たくさん種類が出ているので使いやすいものを探してみてくださいね。
爪が固くなってきたら
爪が固くなってくる生後9ヶ月頃からは、テコ型のものを使ってみてもいいと思います。
持つところが大きく、刃の部分は小さいものが切りやすく、使いやすいと思います。テコ型は大人用と同じ形であるため、慣れているので使いやすく感じる人も多いと思います。
しかしママが使いやすいことが1番です。ハサミの方が使いやすいと感じたら時期は気にせずに、ハサミを使って切ってあげてくださいね。
どうしても怖い時は、電動の爪やすりを使ってみてはどうでしょうか。爪切りよりコストがかかってしまいますが、ある程度切ってから電動の爪やすりをしてあげると綺麗に仕上がります。
お風呂上がりは避けて!
お風呂上がりは、爪が柔らかくなっているため深爪しやすくなってしまいます。指しゃぶりをした後などもです。授乳中や寝ている間など動きの少ない時に切るのがオススメです。
大人と同様爪の白い部分(フリーエッジ)を少し残して切るようにしてください。もし深爪してしまい傷ができてしまっても、軽症であれば心配はいりません。新陳代謝がいいため傷もすぐ治ります。
絆創膏などは、剥がれて飲み込んでしまうこともあるので使わずに済むのなら使わないようにしましょうね。万が一出血がとまらないような深い傷をつけてしまった場合は病院に行くようにしてください。
いつ爪切りする?毎日少しずつ切るのがオススメ
私の息子は本当に爪が伸びるのが早く、すぐに引っかき傷を作っていました。爪の伸びるスピードも赤ちゃんそれぞれ個人差があるものなんですね。
引っかき傷を作ってしまった後に慌てて切ると、なかなか綺麗には切れません。そこで私は、毎日チェックするタイミングを決めてやっています。
どういうことかと言うと、朝、息子より先に起きるので、そのタイミングで手の爪をチェック。たいてい切っている間に起きてしまったりします。そして寝かしつけをして、足の爪をチェックします。
これを習慣にしたことで、引っかき傷を作ることは大幅に減りました。毎日チェックしてるので、勿論伸びていないこともあります。指によっても、爪の伸びやすい指があったりするので、その指の爪だけ切るということもよくあります。
私は全部まとめて切ろうと思うと、手足合わせて20本分。結構な時間がかかり、爪が小さいので嫌になってしまいました。そのため、毎日少しずつ切るというこのスタイルが合っているようです。
スプーンネイルって知っていますか?
私の息子も足の親指がそうなのですが、通常は平らか下を向いているのですが、外側に反り返ってしまっていてスプーンのような形になっていることからスプーンネイルと言われるようです。
成長過程で治るものなので治療が必要なものではありません。しかし3歳を過ぎても治らない場合は、貧血などが原因になっていることもあるようです。
爪は健康状態が出やすいとされています。爪切りの時は伸びているところをチェックするだけでなく、ついでに異常がないか爪だけでなく皮膚も含めて見てあげるといいかもしれませんね。
言葉で伝えられない赤ちゃんの病気や怪我の早期発見につながるかもしれません。
誰でも最初は下手で当たり前。
最初のうちは小さな爪を切ることは怖いかもしれませんが、慣れてくれば必ず綺麗に切ることができます。
周りから心配され続けた私でも、なんとか綺麗に切ることが出来ています。勿論最初はガタガタしてしまったり失敗はしました。
でも、爪切りは赤ちゃんのためにやらなくてはならないことであって、毎日のように繰り返しているのですぐにコツをつかむことが出来ました。
あまり怖がらず、自分にあった爪切りで赤ちゃんを引っかき傷から守ってあげてくださいね。