生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ全然動きませんし、ただ泣くだけですが、よく、そんな新生児と犬が仲良くしている場面など、見たことがあるかもしれません。

でも、新生児と犬の同居って大丈夫なの?と気になりますよね。

そこで、ここでは、新生児と犬の同居は、いつ頃からなら大丈夫なのか、アレルギーはどうなのか?といったことについて説明します。

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新生児と犬の同居は、そもそも大丈夫なの?

生まれたての新生児と犬の同居は、そもそも大丈夫なのでしょうか。

これは、大丈夫と言えば全然大丈夫なようで、私の友人にも、赤ちゃんが生まれる前からもともと犬を飼っていた、というお宅が何件かあります。

では、どんなシチュエーションだったのでしょうか。

新生児と犬の同居は、犬が先のほうがうまくいく

赤ちゃんが生まれてすぐに犬を飼う人はあまりいないと思いますが、しばらくしたら飼いたいな、と思う人はいるかもしれません。

そんな時は、犬の方が先にいたほうが、ずいぶんとラクで、なおかつうまく行くようです。

先ほどの友人は、もともと、お子さんが生まれる前からトイプードルを飼っていたのですが、飼い始めてからすぐに、赤ちゃんができました。

では、実際に生まれてからどのように生活していたのかと言うと、友人宅では、ベビーベッドを使っていたため、初めのうちは赤ちゃんと犬が直接触れ合う機会はなかったようです。

ですが、赤ちゃんって、少したつと手や足を活発に動かしますよね。

そして、持っているおもちゃを放り投げてみたりもします。そんな時に、犬はいつもベビーベッドのすぐ下にいたらしいのですが、上から降ってくるおもちゃを犬が拾ってあげていたりしたのだとか。

他にも、もっと大型の犬を飼っていて、赤ちゃんが生まれたお宅がありますが、全然平気だったそうです。

もともと飼っている犬は、大概赤ちゃんが好きで、あまり嫉妬しない

もともと家で飼っていた犬にとって、赤ちゃんというのは他の人間と違い、小さくてまるでお人形さんのようで、話さないですし、歩くこともまだしないので、犬にとって「ライバル」的な存在にはならないようです。

むしろ、ほとんどの犬が、「守るべき存在」と見なすようで、おそらくですが、両親(飼い主)がそのような雰囲気でいるために、犬もそれを敏感に察知するからのようですね。

ちなみにわが家は、犬はあとから来ましたが、小さな我が子に攻撃するようなことは一切なかったです。

犬種によっては注意が必要

ほとんどの犬は赤ちゃんにとても寛容ですが、中には、飼い主さんが大好きすぎて赤ちゃんに嫉妬してしまう犬種もいるようです。

柴犬など、飼い主にとても忠実な犬種に多いようですが、飼い主さんを取られたような感覚になるのかもしれませんね。

こういった場合は、先に書いたお宅のように、

  • あらかじめベビーベッドを使用する
  • 赤ちゃんと犬を二人きりにしない

という点に気をつけるべきかもしれません。

犬も、そのうちだんだん赤ちゃんの存在に慣れてくるので、ちょっと時間がかかるケースかもしれませんね。

犬が赤ちゃんを舐める時はどうしたらいい?

犬が赤ちゃんを舐める

犬って、好きなものは舐めまわしますし、よだれもすごかったりしますよね。

ですが、犬に、赤ちゃんを舐めるなと言っても、なかなかわかってもらえないと思います。実際にわが家の犬も、小さかった子供の手などを舐めていました。

犬の唾液自体は汚くないけれど、犬は色々なところを舐めるので注意が必要

犬の唾液自体は、ただの「唾液」なので汚くはないですが、問題なのが犬はその舌で自分の体も舐めるということです。

わが家の犬は小型犬で、唾液の量もそんなに多くないほうですが、やはり犬が自分のお尻などを舐めた舌で、子供の手などを舐めるのは、とても気になりました。

そこで、まず子供には、犬に触ったり、舐められた手を口に入れないように教えましたが、赤ちゃんの場合には口で言ってもわからないですよね。

そんな時は、犬があまりにもしつこく赤ちゃんを舐めるのはやめさせるといいと思います。

ちなみに、犬の唾液が赤ちゃんのアレルゲンになることはほとんどないので、その点については大丈夫です。あくまでも、衛生面での話ですね。

赤ちゃんのアレルギーが心配な時は

赤ちゃんが、犬に対してアレルギーを持っているかどうかは、実際に犬と暮らしてみないとわからないので、あまりにもアレルギーが気になる場合には、初めから犬は飼わないべきだと思います。

ですが、そこまで気になるわけではないけれど、少し心配、という時には、赤ちゃんが生まれて、犬としばらく生活していく中で、3か月検診くらいの時期でいいので、一度検査してもらうと安心します。

赤ちゃんのアレルギーの検査の仕方

赤ちゃんでも、もう少し大きくなってからでも、子供でも大人でも、アレルギーの検査には必ず血液検査をします。

赤ちゃんに痛い思いをさせるのは可哀想ですが、この血液検査がとても優れもので、大体のアレルゲンがすべてわかるようになっているんです。

私の子供も、アレルギーの検査の時は血液検査をしましたし、どんなものにアレルギーを持っていて、程度がどのくらいなのか、とても詳細にわかることができました。

新生児でもアレルギーの検査はできるのか

新生児の場合は、まだ生まれてまもないので、お母さんの抗体が体の中にたくさん残っています。

そして、外気に触れて生活している期間がまだ短いので、一般的には新生児でのアレルギー検査はまだ早いと言われているようです。

アレルギーというのは、徐々に形成されていくものなので、新生児の場合は、まだアレルギーの形成ができていないことも多いんですね。ですから、まだアレルギーに関してはそこまで心配することはないようです。

私の友人のお子さんは、生まれてからずっと犬と暮らしていますが、アレルギーは出ていませんから、アレルギーになるかならないかは、まだまだわからない、ということですね。

まとめ

新生児のうちから家に犬がいる状態は、いいこともたくさんありますし、逆にアレルギーや衛生面など心配なこともあると思います。

ですが、何事も、やってみなければわからないので、犬と赤ちゃんの同居が理想なのであれば、あまり神経質にならず長い目で様子を見守るといいですよ。

子供にとって、身近に動物がいるということは情緒的にもとてもいいことですから、犬飼いからの意見としては、ぜひ仲良く同居できるように工夫してみてもらいたいと思います。