小さい子供は、歩き出しただけで親にとっては嬉しいものですよね。

まだ小さなうちは「歩き方が変かもしれない」と気が付くことは少ないかもしれません。しかし、幼児期にはいり子供の歩いてる姿を見て、「もしかしたらうちの子内股かも」と思うことがあります。

「よく転ぶんだけどなぜだろう?」「立ち上がり方が何かおかしい」「靴底の減り方が偏っている」など、そんな時にはどうしたらいいのでしょうか。

この記事では、内股になっている子供の特徴や原因、矯正方法や予防法について紹介します。

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子供が内股かもしれないと思う原因について

裸足で遊ぶ子供

もし、自分の子供の歩き方が変だと思ったり、内股なのかもしれない、と思う時には、親がまず気が付くと思いますが、その気が付く原因についてここでは一覧にしてみます。

思い当たる節があったら要注意です。

  • よく転ぶ
  • 何もないところでもよく転ぶ
  • 立ち上がり方が何かおかしい
  • 走り方が内股に見える
  • 靴底の減り方が偏っていることが多い


こういったことが原因で、内股かもしれない、と気が付く親御さんが多いようです。

特に注意したいのが、「よく転ぶ」、ということや、「何もないところでもよく転ぶ」といった点のようです。

内股な子供の特徴について

転ぶ子供

私の子供は、3歳くらいの時からかなり内股で、治るのにしばらくかかりましたが、そういったことを交えて、子供の内股の特徴について説明したいと思います。

何もないところでもよく転ぶということ

子供の内股に気が付いたのはまさにこのことからなのですが、とにかくよく転び、それも、段差など何もないところでもよく転びます。

ある時、子供が公園で走っており、順調に走っていて、私もその現場にいたのですが、本当に何もないところで、いきなり足がもつれたようになって転んでしまったのです。

こういうことがしょっちゅうあるのが、内股の子供によく見られる現象のようです。

座り方がおかしい

子供の体はとても柔らかいので、子供が座っている時、大人では到底無理な座り方をしていることがありますよね。

中でも、内股の子供というのは、正座のままで膝から下を外にはみ出す感じで折り曲げている子が多いそうです。実はこれは、内股の特徴でもあり、また原因にもなるようです。

逆に、がに股の子供はこの座り方がかなり苦手で、胡坐のかきかけのような状態で足を前に投げ出して座ることが多いようです。

靴の減り方がいつも左右どちらかに偏っている

靴の底の減り方で、人の歩き方がわかると言いますが、内股の子供の場合、靴底の外側の減りが激しいようです。

常に、足が内向きになっているので、逆に足の外側に重心がかかることが多いからのようです。

子供の内股の矯正方法について

子供の内股の矯正方法については、実は内股の原因や程度によって違ってきます。

例えば、足の骨の関節などに大きな原因がある場合には、整形外科に通う必要がありますし、そこまででなければ、日常生活で気をつけることによって矯正が可能のようです。

一度は整形外科に行って程度を診てもらうことが重要

外科の先生

小さな子供はこれからどんどん成長していきますから、多少内股やがに股であっても、あまり気にせずにいたいと思いますよね。ところが、うちの子供の場合は、しばらく放置していてから整形外科に行ったところ、なぜもっと早く来ないのかと怒られました。

と、言うのも、内股のまま日常生活を送っていると、その時期が長くなればなるほど、矯正時期も長くなってしまったり、今度は関節の形成などに影響が出てきてしまうからだそうです。

幸いにも、子供は関節が変形していたりはしなかったのですが、そういった可能性も全くないわけではないので、内股の疑いがあれば、一度は整形外科に連れていってあげたほうがいいようです。

日常生活の中での内股矯正方法①「日ごろの座り方の改善」

子供の座り方

関節や骨には異常がないことがわかり、医師から特に気をつけるようによく言われることとしては、まず、子供の日ごろの座り方の改善です。これは、がに股の子供でも言われます。

正座をしなければならない時は仕方がないのですが、そうではない時には、なるべく足は崩して座ること。

特に床などに直接ぺたんと座る場合には、内股の子供の特徴でも書いたような、正座を崩したような座り方を極力させないことが大事です。

また、椅子に座っている時には、足をクロスしたり、膝をくっつけないような座り方をなるべくさせないことも有効のようです。内股の子供は、特に膝から下が内側に行きやすいので、どうしても足をクロスさせたり、膝をくっつけて座ることが苦手なようです。

そこで、日ごろから、こういったことをさせないように、逆のことをよく注意してさせるといいようです。

日常生活の中での矯正方法②「靴を左右反対に履く」

子供の靴

靴を左右反対に履く、という方法があるようで、これは、医師の指導のもとで行ったほうがいいと言われていますが、内股の改善に有効のようです。

靴を左右反対に履くという方法なのですが、普通の子は左右反対に履くと逆に転びます。ところが、内股がひどい子供だとわりとうまく歩けるのだそうです。

ただし、程度の軽い子の場合には、この方法はやりすぎになってしまう恐れがあるので、もしもやらせたい時には、一度医師に相談してからのほうがいいようです。

内股の予防方法は「座り方」「股関節を柔らかくする」

ストレッチする子供

最後に、内股の予防についてですが、ほとんどが「矯正方法」と同じになります。つまり、日ごろから「座り方」に気をつけたりといったことです。

そして、もう一つ有効な予防法が、「常に股関節を柔らかくしておく」、という方法です。

お風呂上りなどに、子供を仰向けに寝かせて、股関節のストレッチをしてあげます。これでだけで、内股やがに股がほぼ治ってしまう子いるようなので、この方法も、予防と矯正の両方の効果がありそうです。

まとめ

子供は自分の楽な姿勢や座り方をしたがります。特に小さな子供は、まだまだ、ピシッと立っていたり座っていたりということを強要させる機会が少ないです。

子供の内股を予防したり、矯正したりするためには、親がまず正しい歩き方や座り方、立ち方のお手本になることが大切ですね。そして、もしも子供の内股に気づいたら、素人療法の前に一度、整形外科に連れていくことも大事です。

すぐに転んでしまうような場合は、だいぶ内股の症状が進んでいる可能性も考えられますし、危ないので、早めの受診を心がけるといいですよ。