子供には、ぜひ運動神経の良い子に育ってほしいですよね。ですが、子供にも生まれつき、合う運動、合わない運動というものがあるものです。そこで、今回は、自分の子供にはどんな運動が合うのか?を考えながら運動神経を鍛える方法についていくつかご紹介したいと思います。

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子供の運動神経って誰に似るの?

子供の運動神経は、誰に似て生まれてくるのでしょうか。

顔がパパとママとどちらに似ているかということは、わりと早いうちからわかるものですが、体の方になると、赤ちゃんのうちはまだよくわからないですよね。

ここで、面白い話をひとつご紹介したいと思います。

子供の頭脳はママに似て、運動神経は両方に似るらしい?

ある研究機関の発表によると、子供の頭部にまつわる部分(生まれ持った頭脳、視力、考え方など基本的な性格など)は、主にママに似る子が多いのだそうです。

わたしがこの話を聞いたのは、子供のかかりつけの眼科医さんからで、子供の視力が年々下がっていたため、ある日メガネを作るために受診したのですね。

すると、視力はママに似てしまうから、ママが視力が悪ければある程度悪くなってしまうものであると教えられたのです。

ちなみに私は、裸眼だとほとんど何も見えないくらいの視力の悪さです・・・。

眼科医さんいわく、子供の視力や頭脳、ものの根本的な考え方といった、「子供の頭部」にまつわる部分は、主にママの遺伝子が強くなる分野なのだとか。

ところが、頭部より下になるとどうかと言うと、子供というのは遺伝子の関係で、なるべく自分にとって有利なほうの遺伝子を引き継ごうとするため、パパとママ、両方からそれぞれ「いいとこ取り」をするのだそうです。

ですが、いいとこ取りをしたつもりでも、似てほしくないところはありますよね。ところが、子供のほうでこれは必要な能力だ、と判断すれば引き継いでしまうのだそうで、つまり、体の部分、特に運動神経に関しては、パパとママ、両方に似るらしいのです。

できれば運動神経のいいほうに似てほしいですよね。

小さいうちから運動神経を鍛えることはできるのか

子供の運動神経を赤ちゃんのうちから鍛えることは、ある程度は可能のようです。例えば、体力、バランス感覚など、おおまかな部分は小さい頃からの習い事で鍛えられるのだとか。

赤ちゃんからの習い事でもスイミングが人気

今は、子供がまだ1歳未満のうちからリトミックやスイミングなどに通わせているご家庭も多いですよね。これは、正解のようです。

リトミックというと、リズム感覚や周りのお友達と合わせたりすること、と言った、「体の感覚的なもの」を鍛えることになりそうですが、スイミングの場合は、体全体を動かしますし、体のバランス感覚や基礎体力をつけるのにうってつけの習い事のようです。

わが家も、できれば赤ちゃんのころからスイミングをさせたかったので、色々と見学して回ったことがあるのですが、スイミング講師によると、赤ちゃんからプールで体を動かすことは体全体のバランス感覚を鍛えるのにうってつけなのだそうです。

残念ながら、わたしの子供にはスイミングは合わなかったようですが、合っていたら習わせていたと思います。

習い事をしなくても、外遊びで運動神経は伸ばせる

うちは金銭的に、まだ習い事は厳しいかな・・・というご家庭でも、できることはたくさんあります。

例えば「外遊び」です。男の子でも女の子でも、休日は積極的に公園などに連れ出して、外遊びをたくさんしてあげるといいと思います。

わが家の子供は、週末には必ずと言っていいほど、パパが外遊びに連れて行き、ボール遊びや三輪車、縄跳びなどを遊びながらたくさんやっていました。おかげで、初めての補助論なし自転車は1日でクリアできましたし、ある程度の基礎体力はついたように思います。

なんと言っても、子供が「外で遊ぶことは楽しい」と理解してくれるので、楽しい経験がたくさん積まれていると、体を動かすことが楽しい子供になりやすいと思います。

体を動かすことが楽しければ、今後色々な習い事にチャレンジするときにもスムーズですし、外遊びもいいですよ。

子供の得意分野を見極めるのがポイント

2、3歳くらいになってくると、子供と外で遊んでいても、なんとなく、この子はボールは好きだけど走るのは苦手かな、ですとか、走るのはとても早いけれどボール遊びは苦手そうだな、といったことがわかってくるようになりますよね。

高いところは苦手そうだな、であったり、細かいルールは苦手そうだけどみんなでわいわいが好きそうだな、であったりと、その子それぞれで様々だと思いますが、こういった子供の得意分野と不得意分野を見極めると、運動神経の向上に役立ちそうです。

伸ばすべきは、子供の得意分野から

苦手そうなものがあると、得意になってほしいと思うのが親心というものですよね。ですが、子供の運動神経を伸ばすには、まずは子供の得意分野から力を入れるべき、と言っていたのが、幼稚園時代のスポーツクラブの先生です。

理由は明白で、苦手なものばかりやらされると、子供は運動自体が楽しくなくなってしまうからなのだそうです。ですが、得意なこと、例えば走るのが好きな子供なら軽いランニングや短距離走、ボール遊びが好きな子なら、サッカーや野球などの球技、ドッジボールなど、選択肢を変えていくことで、子供も楽しく運動するようになるのだそうです。

ですから、まずは子供の得意分野はどんなタイプの運動になるのかを親が見極め、その上で、全体的な体力も伸ばすようにするのが、バランスよく運動神経を鍛えるコツなのだそうですよ。

わいわいタイプかこつこつタイプか、もポイント

そして、同じ運動でも、みんなでわいわいやるのが好きなのか、一人でもこつこつとやるのが好きなのかどうかで、将来の習い事を考えるのに重要になるようです。

例えば、みんなでわいわい楽しむことが好きであれば、団体競技系が向いていることになりますよね。そして、一人でこつこつが好きであれば、個人競技が向いている、ということになります。

始めは本番に似たおもちゃを使って親が一緒に遊んであげるのもいいですし、小さいころは、とにかく「楽しく運動する」ということに意識を向けつつ、子供はどんなタイプなのかを早めに見極めると、小さいころからの習い事選びに役立ちそうです。

ちなみに私の子供は、一人でこつこつタイプだったので、小さいときは走ったりボール遊びをしたりということはみんなでわいわいやっていましたが、もう少し大きくなってから自分で選んだ習い事は、空手でした。やはり、個人競技が好きだったようです。

まとめ

子供の運動神経は、おそらく親が考える以上に、未知の部分が多いのだと思います。ですから、親ができることは、なるべくたくさん子供と外遊びをしてあげること、そして体を動かすことは楽しことだ、と思わせてあげることのようです。

その上で、子供にはどんな習い事が向いていて、これからどんな分野で向上が見込めそうかということをよく観察してから、子供に合った習い事を見つけてあげることで、子供の運動神経を伸ばし、発達させて行けることにつながりそうです。

パパやママもぜひ一緒に、子供とたくさん体を動かしてみてくださいね。