妊娠中には、普段通りの生活をしていても、なにかと神経質になりがちです。口にするものはもちろんのこと、運動や家事の制限などでもそうです。

そして、美容院のことについても疑問に思うこともたくさんあります。妊婦さんは美容院に行くのはいつまでか、タイミングや注意点など紹介します。

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妊娠中だけど出産前の最後の美容院に行きたい!でも妊婦さんが行くにはいろいろと問題が…

女性は髪が長くても短くても定期的にお手入れは必要ですよね。

カットだけであっても2.3カ月放置しておくと、ボサボサになってしまう事もあります。カラーをしている場合には、1カ月過ぎただけでも根元の色が気になってきます。これは妊娠中であっても妊娠中でなくても同様です。

「妊娠中でも美容院に行きたい!!」となりますが、妊娠中に美容院に行くとなると、いろいろな問題点があります。

妊婦さんの美容院はいつまで行ってもいいの?妊娠中に行けるタイミングは?

妊婦さんの美容院はいつまで行ってもいいのかと疑問に思いますよね。この答えはズバリ「いつまでという期限はない!」です。

体調が良くて、長時間座っていても何ともない妊婦さんでしたら出産直前でも良いでしょう。ただし、実際には美容院に行くのをためらう妊婦さんが多いです。

では、それはなぜなのでしょうか?

妊娠初期での美容院はニオイづわりが課題

妊娠初期の頃は、「つわり」という妊婦さんを苦しめる症状に襲われます。

つわりには食べ物を口にしただけで吐き気を感じる吐きづわりや、逆に何かを食べ続けていないと気分が悪くなる食べづわり、常に激しい眠気を感じる眠気づわり、そして、ニオイに敏感になるニオイづわりなどです。

美容院と関係するであろうつわり症状はニオイづわりですよね。美容院に行くと、普段の生活とは異なるニオイを感じませんか?

このニオイに長時間耐えられるかが課題になります。

カラーのニオイ

カラーをすると、カラーリング剤の独特な鼻を刺すニオイがします。つわり中にはこのニオイを嗅ぐと気分を悪くすることがあります。

自分自身がカラーをしなくても他のお客さんがカラーをしている場合も同様です。これまでは何とも思わなかったニオイに反応してしまうのです。

シャンプーのニオイ

シャンプーのニオイもつわり中には苦手になることがあります。最近では、いくつかのシャンプーが準備されて選択できる美容院もありますが、色々なシャンプーのニオイが混ざって気持ち悪さを加速させることもあります。

更に、洗面エリアでは、リラックス効果を高めるためにお香を焚いていることもありますので注意が必要です。カラー、パーマをすれば、その分シャンプーをする回数も多くなりますので更に注意しましょう。

美容院を出てからもニオイは残る

美容院のニオイは、美容院を出てからもしばらく体に染みつきます。

髪の毛からはカラー剤やワックスやムースのニオイ、洋服からは美容室のニオイが染みています。数日間美容院のニオイに包まれて生活することになるかもしれません。

妊娠中期での美容院がベストタイミングかも!

妊娠中期ごろになると、多くの妊婦さんがつわりの症状も落ち着いてきます。妊娠期間中の中でも美容院に行く唯一のベストタイミングかもしれません。

ただし、妊娠中には健康状態がとても不安定です。予約をとった時は何もなかった場合でも、当日に体調が悪いなと感じる場合もありますので、注意してくださいね。

できれば美容院は妊娠後期に入る前までに!どうしても行きたい場合のポイント

妊娠後期になると、妊婦さんだとはっきりと分かるくらいお腹が大きくなってきます。すると、美容院に行く以前に歩く事も大変になってきます。

出来れば美容院に行くのは妊娠後期よりも前に行っておいたほうが良いですが、どうしても行きたい場合には、次のポイントをおさえておくことをオススメします。

妊娠中だとお店にあらかじめ伝えておく

美容院によっては妊娠中だと伝えた時点でカラーやパーマをオススメしないというお店もあります。

妊娠期間中には、お肌の状態がとても不安定です。これまでは何ともなかったカラー剤やパーマ剤で頭皮がかぶれてしまったりする可能性も十分にあります。これらのトラブルを避けるためです。

妊娠後期であっても施術中に体調を崩す場合もありますし、お腹の張りも感じやすくなる時期でもありますので、あらかじめ妊娠中という事を美容院に伝えておくと安心です。

長時間にならないように配慮してもらえたり、途中に休憩をはさんでもらえる場合もありますよ。予約を入れる際も、土日は避けて平日にすると尚良いでしょう。

カットのみでお願いする

美容室は施術内容にもよりますが、かなりの時間を要します。

カラー、カットをすればざっとみても2.3時間はかかりますし、カット、パーマ、カラーを同時にするとさらに拘束時間が長くなります。同じ姿勢で何時間も座り続けなくてはいけませんので終了時には想像以上に疲れを感じるでしょう。

妊娠後期には、少しでも負担を減らすためにもカットのみでお願いすることがオススメです。

シャンプーはなし、もしくは体調をみて

シャンプーをする時は仰向けですることになりますよね。

5分~10分ほどではありますが、お腹が大きい時に仰向けになるのは本当に苦しいです。苦しいと感じても途中でストップすることも難しいので、いっそのことシャンプーをなしにしてしまうという手もあります。

しかし、シャンプーをせずにカットをする場合には、多少カットしにくくなりますので髪型のバランスが崩れてしまうこともあります。他の方法がないか美容師さんと相談してみてくださいね。

臨月での美容院はいつ陣痛がきても良い覚悟が必要

赤ちゃんがいつ産まれても良い状態が臨月です。

臨月での美容院は妊婦さん自身も美容師さんも内心ドキドキでしょう。妊婦さん自身で感じる体の具合ももちろんですが、念のため医師に美容院に行っても良いかを確認しておくとよいですね。

突然陣痛がスタートしても良いように、カラーやパーマは避けて簡単にカットをしてもらうだけにしたほうが良いでしょう。

私は妊娠中に起こる様々なトラブルで美容室には1回も行けませんでした…

私は妊娠してから出産を終えるまで約10カ月間、1回も美容室に行けませんでした。なぜかというと、妊娠初期から出産を終えるまで様々なトラブルが起こり美容院に行っている場合ではなかったからです。

このように、妊娠中には、想定外のトラブルに襲われる可能性もありますので、美容院に行きたいと思った時は早め早めに行動しておくと安心ですよ。

妊娠初期の出血

妊娠が分かったときには、髪の長さは肩まであり、明るめの茶色でした。ありがたいことにつわりは全くなかったので、時間がある時に美容院に行けばいいやと思っていました。

しかし、ある日突然出血が起こってしまい、不要な外出は控えるようにする必要がありました。もちろん、時間のかかる美容院にはいくことも出来ませんでした。

妊娠中期のお腹の張り

妊娠初期の出血が妊娠中期の頃も続きました。

出血量はごくわずかでたまに起こる程度でしたので、赤ちゃんにも私自身にも急を要する問題はなく、気にしなくても良いという程度でしたが、この頃になると、お腹の張りで悩まされるようになりました。

妊娠中期頃でのお腹の張りは望ましい状態ではありません。むしろ、張りを感じるのは早すぎるくらいでした。私の場合、張り止めを飲んでいましたが、あまり効果を実感することは出来ず、日常生活にも支障をきたすようになりました。

髪の毛はボサボサ、カラーもとても見苦しい状態ではありましたが、美容院に行くすら出来ず、行けたとしても10分も座っていられないくらいです。カットどころではありません。

妊娠後期は切迫早産で入院~そのまま出産

結局、出産日を迎えるまで、美容院にはいけずじまいでした。妊娠後期には切迫早産で入院することになってしまい、出産を迎えるまで退院出来ませんでした。

髪の毛も約10カ月間放置状態です。カラーも自然に黒髪に戻ったかと思うほどです。このように、妊娠中には想定外のトラブルに襲われる可能も十分にあります。

妊婦さんに伝えたい!産後の事も考えた最後に美容院に行ったときのオススメ髪型

現在妊娠中の妊婦さん、これから妊娠を考える女性にオススメな髪型があります。妊娠期間や産後の事を考えたオススメの髪型です。

髪の毛の長さ

産後は、赤ちゃんのお世話が生活の中心になります。自分の時間なんて無いに等しいくらいなので、髪の手入れはしなくてもよい位楽なくらいが良いでしょう。

髪の毛の長さは、ショートカットか結べるくらいの長さ、どちらかがオススメです。ショートカットにすれば、赤ちゃんに髪の毛を引っ張られたりする心配もありませんし、なにより髪の毛をドライする時間がとにかく短い!楽チンです!

しかし、ショートカットはちょっと…と思う場合には、髪の毛が結べるくらいの長さのままでいたほうが良いです。1つに結べる長さでしたら、結んでしまえばスッキリします。

髪の毛の色

髪の毛の色は、黒髪がオススメです!黒髪にしてしまえば、カラーリングをする必要もありません。妊娠中も、産後も、カラーしたいと思った時に自由にすることが難しくなります。

それならばいっそのこと一度黒髪にしてしまい、カラーリングの手間をなくしてしまいましょう。これまで明るい色の髪の人は、イメージチェンジにもなって楽しめますよ!

まとめ

妊婦さんに無理は禁物です。ご自身の体調や赤ちゃんの状態をみつつ、お気に入りのヘアスタイルに出会えると良いですね!