妊娠できたら誰しもが産まれた後のことを考えて、期待に胸を膨らませ、どきどきわくわく妊娠期を過ごすと思います。

私もその1人で、妊娠したら当然産まれてくるものだと思っていましたし、産まれた後の事しか考えておらず、まさか自分が切迫早産で苦しむことになるなんて全く想像もしていませんでした。

そんな感じで完全に油断していた私に降りかかった切迫早産から出産までの体験記です。

現在順調に妊娠中のママ、まさに切迫早産で辛い思いをしているママ、またそれを支えているパパに「こんな妊娠・出産もあるんだよ」ということを伝え、勇気づけたいと思い私の壮絶な体験をまとめました。

まず、なぜ切迫早産だとわかったのか、こんな症状があったということを症状別にしてみました。

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お腹の張りと下向きのお腹

頻繁に張っていたお腹

よくお腹の下腹部がキューっとして締め付けられるような感じで固くなっていました。座ってじっとしていれば数秒で元に戻りましたが、動いている間は定期的にこのような症状が現れていました。

当時はこれが「お腹が張っている」という症状だということに気づいておらず、痛いわけでもないしこれが普通なのかな、としか思っていませんでした。

便秘による下剤使用

妊娠中は特に便秘になりやすいのですが、私の場合は元から超便秘症で腸を刺激するタイプの下剤を定期的に使用していました。

重度の便秘は切迫早産の原因になると言われ、妊娠中も産婦人科で処方された下剤(ラキソベロンという目薬のような下剤)を使用していました。

このタイプの下剤は自分の適量を見極めて使うことができるなのですが、私の場合は9滴までは全く効果がなく、10滴にすると激しい腹痛を伴った下痢を起こして便秘が解消されるという効き目だったのです。

その腹痛が起こっている間は特にお腹が張っていました。

お腹が痛いのと同時に下腹部が固くなって、いつもお腹の赤ちゃんに「ごめんね、辛いね」と言っていました。

下向きのお腹

私はあまりお腹が出るタイプではなかったので、妊娠8ヶ月で入院するまでは普通の服を着られましたし、後ろ姿では全く妊婦だとわからないぐらいの体形だったのですが、それでも腹帯や骨盤ベルトを装着していないと、お腹が支えきれていないような感覚があり不安でした。

よく、予定日が近づいてくるとお腹が下がると言いますが私は常にそんな感じでした。

腹痛から病院へ、妊娠25週のときに切迫早産で絶対安静に

左下腹部の痛み

局部的に左下腹部がズキズキ刺すように痛むことがありました。しかし、頻度としてはそんなになかったので便が詰まっているのかな、ぐらいにしか思っていませんでした。

それに排卵痛や生理痛で同じような痛みをよく経験していたので、痛みに対して鈍感になっていたのかもしれません。

病院受診の決定打

妊娠25週(妊娠6ヶ月)に入り、2日後に2泊3日の旅行を予定していた時、いつものように左下腹部が痛くなったため、定期健診ではなかったのですが旅行前ということもあり、念のため病院を受診することにしました。

そこで「切迫早産ですので自宅で絶対安静です」と言われてしまいました。

この腹痛の原因は結局わからなかったのですが、きっとお腹の赤ちゃんが「旅行なんかだめ!安静にしていないとやばいよ~」と警告してくれていたのかもしれませんね。

子宮頚管が短い

子宮頚管とは妊婦のお腹を風船に例えると空気が漏れないように縛ってある部分のことです。子宮頚管は3.5㎝~4㎝あるのが通常ですが、切迫早産で自宅安静を言い渡された時、すでにギリギリ3㎝あるかないかの長さしかありませんでした。

この時点でこれだけ短いとそういう体質だったのかもと言われましたが、一度短くなってしまったら手術でもしない限り元に戻ることはないので、とにかく現状維持することを目標に安静にしていました。

骨盤が痛い

切迫早産の症状かどうかはわからないのですが、妊娠5ヶ月あたりから横に出ている骨盤(腰骨?)が痛くて眠れないときがありました。

私は仰向けに寝るとお腹が張る感覚があったので常に横向きで寝ていましたが、お腹が重たくなってきて横向きで寝ているせいで負荷がかかっているんだろうと思っていました。

その後、徐々にどの体制でも痛くなるようになって頻繁に夜中起きていました。ただ、不思議と昼間は全然痛くありませんでした。

まとめ

結局、妊娠25週から自宅安静、33週から入院することになってしまったのですが、当時は初産で妊娠を経験したこともなく、気軽に相談する相手もおらず、「妊娠中の体調なんてこんなもんでしょ」と完全に思い込んで深く考えることもありませんでした。

旅行という出来事がなかったら定期健診以外で病院を受診するなんて考えてもいませんでした。

少しでもおかしいな、ちょっと生活しづらいなと思うことがあったら、電話でもいいので病院に相談することをお勧めします。

命を育てる大切な時期、何かあってからでは手遅れですから、妊娠中は心配性で慎重なぐらいがちょうどいいと思います。