小学生になるとまわりのお友達が持っている影響で、ゲーム機やタブレット端末を買ってもらうお子さんもいることでしょう。
でもゲームばっかりしていては、せっかくの機器がもったいないですよ。せっかくなので、知育アプリをダウンロードして遊びながら楽しく学ぶ時間を設けてみませんか?
今回は小学生におすすめな知育アプリをご紹介します。無料、有料アプリ、漢字、算数、国語ほか、自然や地理などのアプリも紹介しますので、気になるアプリがあったらチェックしてみてください。
小学生の勉強におすすめの知育アプリ
さっそく、小学生に人気、おすすめなアプリを紹介します。気に入ったアプリを見つけてくださいね。
無料アプリ
まずは無料で遊べるアプリをご紹介します。
おかねのけいさん
小学生になるとお小遣いやお年玉を使って買い物をする機会も増えてくることでしょう。このアプリではお金の計算をレベル別に学習できます。
- 実際に硬貨やお札を広げて数えているような感覚で数えられる
- 正解するとバッチが1つもらえ、不正解なら1つ没収される
- 10インチ以上のタブレットの場合は硬貨が原寸大で表示される
- お金の一覧が見られ、1円〜10000円札までの硬貨・お札をパッと見られる
原寸大な硬貨を使用しているので、わかりやすいところがいいですね。
有料アプリ
小学生手書き漢字ドリルDX – はんぷく学習シリーズ
小学生から習い始める漢字、これもアプリで学習できます。
- 指でなぞって漢字を書いていく
- 学年別にメニュー内容を選べられるので、個別対応が可能
- 書き順の指導や、なぞり書きの練習もできる
漢字は繰り返し書いて覚えるところが大きいですよね。このアプリならちょっと気になる時や確認したい時など、さっと使える所がおすすめです。
Quiver – 3D Coloring App
こちらは自分で塗った塗り絵が3Dとして浮かび上がって動く、とても楽しいアプリです。
- Quiverの公式サイトから好きな塗絵を印刷して塗る
- 塗った絵にスマホなどでアプリをかざすと絵が飛び出して動く
ただ、浮かび上がるだけでなくいろいろな動きをしてくれるので、自分の造った作品が動く喜びを味わえます。子供の想像力を豊かに育んでくれそうですね。
英語
Pinkfong ABCフォニックス
- フォニックスの童謡アニメが26話も収録
- アルファベットのなぞりがきができる
- ミニゲームなどでアルファベットや発音を学べる
アルファベットをなぞっているときも、フォニックスに基づいた発音を聴けるところや、リズミカルでテンポのよい曲が、かわいいアニメーションとともに繰り広げられる点などがおすすめです。
漢字
小学1年生漢字練習ドリル(無料小学生漢字)
- とても見やすい画面と操作性でストレスなく漢字を探せる
- レベル別のテストもある
- テストモードをクリアすると挑戦モードにトライできる
- 該当漢字を使った例文が豊富なので言葉の意味をより深く学べる
1つの漢字に必要な情報(画数、音訓読みなど)をきちんと把握できて、かつ見やすいデザインなので辞書のようにさっと調べられます。また、挑戦モードでは世界記録に挑戦できるので、世界中の人たちと1位を目指して対戦できます。
算数
おサルさんの算数 ― 空飛ぶアドベンチャー
- おサルと一緒にいろいろなステージをクリアしながら足し算・引き算・かけ、割り算を学習
- コインを集めてレアなアイテムを入手できる
横スクロールゲームのようにして使います。主人公のおサルがうまく敵にあたらないように算数の答えを出して導いてあげるのですが、マップのステージを次々にクリアして行く感覚はゲームそのもの。足し算、引き算だけでなく掛け算、割り算も入っているので、算数が得意なお子さんは次学年の予習もできますね。
国語
オノマトペ
- 擬声語(オノマトペ:フランス語)をひとつひとつ可視化したアプリ
- アニメーションでオノマトペを表現
- タッチするといろいろなギミック(仕掛け)があって引き込まれる
子供も好きなオノマトペをわかりやすく視覚化することで、言葉に興味をもつようになるアプリです。音がでないのですが、それぞれに合ったアニメーションで十分意味が伝わってきます。
その他のおすすめアプリ
国語、算数、英語以外にもおすすめな知育アプリを紹介します。
コラショと とけいづくりチャレンジ~1年生準備アプリ~
学校生活は決まった時間に従って集団行動するので、時計の読み方が大事になってきますが、このアプリは時計の読み方を楽しみながら習得できる工夫がなされています。
- 現在の時刻を音声で教えてくれる
- 時計の針をぐるぐる動かしながら時刻設定をしつつ、長針短針の役割が身につく
- 進度に合わせてアイテムやコメント、スタンプが増えていく
時計の読み方を習得する時計のおもちゃだと大きくて、自宅以外ではなかなか学びにくいところですが、このアプリならどこでもちょっとした空き時間でも取り組めます。
世界の昆虫採集
- リアルな時間帯で昆虫を架空の森などで探索・捕獲するアプリ
- 昆虫がいそうな場所に餌を仕掛けてつかまえ、生態を調べられる
- つかまえた昆虫でオリジナルの図鑑が作れる
- 日本だけでなく世界中の昆虫を探せる
虫が大好き、観察が大好きなお子さんにおすすめしたいのがこのアプリ。現実世界と時間帯が同じ架空の森で、季節ごとに変わる自然の中、昆虫を探します。昆虫を採集するとポイントがたまり、そのポイントで餌を買えます。
レアな昆虫ほどポイントが高いので、やりがいもあります。リアルタイムの中、捕獲までじっくりと待つことも学びつつ、親子一緒に楽しんでみてください。
スクラッチジュニア(ScratchJr)
2020年以降に施行されるプログラミング教育必修化もあり、現代の子供達にとってプログラミング習得が遠い存在ではないことがわかります。
そのような環境にある子供達に向けて、アプリでわかりやすく操作しながら学べるものがあります。それがスクラッチジュニアというアプリです。
”子供達(5歳以上)が自分自身で対話型の物語やゲームを作成することができる、入門用のプログラミング言語です。”
引用元: スクラッチジュニア(ScratchJr)
- 図形ブロックを指で操作しながら組み合わせてキャラクターを動かす
- 背景も選べて、その中にキャラクターを置いていきプログラミングして動かす
インターフェースやヘルプが日本語なのでわかりやすく、5歳〜7歳向けということで初めてプログラミングをするお子さんにおすすめです。
いきなり白紙から登場人物たちを動かすのは難しいので、いくつか用意されている背景(ドライブしている場面、ブロックにぶつからないようにジャンプする場面ほか)をまず用意し、そこでどう動かせばいいのかを親子一緒に考えてみてもいいですね。
Google Earth(グーグルアース)
グーグル開発のバーチャル地球儀です。
- 3Dで再現された世界中の町並みや自然を味わえる
社会などで学ぶ場所が実際どのようなものなのかを気軽に見られるところがおすすめです。小学生でも操作しながら現地の雰囲気を味わえます。
知育アプリのメリット・デメリット
知育、学習アプリを使うことにはメリットもあればデメリットもあります。ここでは両方どんな点があるのかを紹介します。
メリット
- タブレットやスマホが1台あればできるので、いつでもどこでも気軽に取り組める
- ドリルを何冊も買うのに比べ、無料版ならコスパがいい
- 更新されれば最新の情報を取得しやすい
教材や紙資料はどうしても場所をとったり片付けが必要だったりしますね。そればかりだと親も子も管理が大変ですが、アプリをバランス良く取り入れることで、管理や片付けのストレスを軽減できます。
また、無料版を選んで(広告はよく親が注意して把握しておくとして)利用すれば、教材費も押さえられます。
デメリット
知育アプリは仕掛けや工夫がいろいろあるので、長時間子供も利用しがちです。そうすると、親子間のコミュニケーションの時間が少なくなる可能性もあります。
また、無料版のアプリには定期的に広告が流れるのですが、大人向けのものも少なくありません。保護者がしっかりとその部分を把握し、対応(有料版に切り替えるなど)する必要があります。
知育アプリはツールの1つととらえよう
当たり前のことを言っていると思われるかもしれませんが、知育アプリはあくまで学習教材の1つとして親子ともに認識することが大事です。
そして学習の場をバランス良く広げて体験することをおすすめします。
- 外遊びもたくさんする
- アプリを通して得た知識について親子で話し合う
- アプリを通して得た知識を確認するために、外にでて体験してみる
(例えば、美術館や博物館で本物を観賞したり、公園で生き物を探してみるなど)
アプリで知った内容について、ぜひ親子でたくさん話し合ってみてください。そして、本当にそれが正しいのかどうか確かめてみたくなったのなら、ご家庭で、あるいはお出かけして確認してみましょう。
体験することで、子供の記憶により深く刻み込まれていきます。我が家もアプリをいくつか利用していますが、よく親子で会話しては「じゃあ、今度作ってみようか。」、あるいは「週末にお出かけして見てみよう。」という流れになることもあります。
漢字や算数アプリを利用した後も、身の回りにある物の名前を漢字ではどう書くのか、食卓に出てきた食材は家族でわけると一人いくつになるのかなどを、普段から会話の中ででてくるといいコミュニケーションになり、さらに学習の機会も増えます。
まとめ
知育アプリを利用する前に家族で「我が家のルール」を決めてから、アプリを使うといいですね。お子さんが楽しく、またママ・パパも一緒に楽しめるアプリを見つけてみてください。