1歳近くなると断乳のタイミングや進め方に悩んでいるママは多いのではないでしょうか。私も悩んだ一人です。
その際、先輩ママたちの体験談はとても役に立ちました。
この記事では、私と同じように悩んでいるママの参考になるよう、断乳を始めたきっかけから完了まで細かく体験談を紹介したいと思います。
断乳を始める準備期間に少しずつ下調べを
私の息子は1月生まれです。そのため、新年度が始まる頃(3月中)までに断乳できるようにのんびり始めようと思っていました。
息子は昼間はほとんどおっぱいを飲まなくなっていましたが、夜寝る時と、起きてしまったときにはおっぱいを飲んでいました。
年が明けた頃から断乳についての情報収集を始めました。中にはあっさりと断乳できたお子さんや、何ヶ月もかけて断乳したお子さんもいました。
そして調べている中で、いつにもまして個人差の大きいものであると感じました。なので、私は調べるというより、参考程度に頭に入れることにシフトチェンジしました。
簡単に断乳できた体験談は、これから始める断乳に希望が見える気がしたし、大変だった体験談は、頑張らなくてはと始めることの励みになりました。
しかしネガティブになってしまうのなら、やめた方がいいと思います。
断乳中、他の体験談と比べてなんでだろうと悩んでしまうととても辛くなってしまうと思います。個人差の大きいものと割り切っていきましょう。
断乳を始めるタイミング!きっかけになった出来事は1歳児検診
1歳の誕生日を迎える1週間ほど前に自治体で行われる1歳児検診がありました。
1歳児検診では、歯科検診があったのですが、そこで夜母乳を飲ませていることに対してかなりの批判を受けました。
- 「虫歯になるからかわいそう」
- 「おっぱい飲まないと寝れないのは母親がだらしないから」
- 「ご飯の量を増やせばおっぱいなんて欲しがらない」
- 「昼間は飲ませてもいいけど夜飲ませるのはやめろ、やめられないなら母親失格」
いろいろとひどいことも言われました。正直なぜそこまで言われなくてはならないのか納得がいきませんでした。
もちろん虫歯のリスクは理解していました。しかし、冬場で風邪もはやる時期。多少たりとも免疫になったり、具合が悪いときに甘えたい気持ちもわかる気がするのです。その分歯磨きを念入りにしていましたが、自己満足だと言われました。
そして息子の食べる量は尋常じゃなく、栄養士さんにこんなに食べさせてもいいのか相談したことがあるほどなのです。それを何度説明してもご飯を増やすようにしか言われませんでした。
私が思うに、ご飯をたくさん食べてもおっぱいを欲しがるのは、まだまだ甘えたいからだと思うのです。様々なことが出来るようになり、生まれたときの3倍くらいの体重に成長していてもまだ、たった1歳。甘えたい盛りなのだと思います。
しかし母親失格とまで言われるとさすがに悩みました。息子にかわいそうなことをしているのだろうか、と。
歯科検診後に保健師さんとの健康相談がありました。その際、保健師さんは私の気持ちをよく理解してくれました。そして1歳すぎてから断乳を始める人は多いということも教えてくれました。
この保健師さんがとてもいい人で、結局断乳を始めることを決意しました。それは断乳を始める目安のお話をしてくれたからです。
- 食事がよくとれていて成長曲線内にいる。
- 一人ですたすたと歩けるようになっている。
- 言っていることを理解しだしている。
息子はどれも当てはまっていました。そしてなにより、早めに始めた方が乳離れも早いということでした。
断乳に向けて準備したもの・必要なもの
断乳と戦うために味方になりそうなものを準備しました。
- •おしゃぶり
- おっぱいを忘れさせるためにいいかなと思い一応準備しました。
- •豆乳
- おっぱいの代わりに食事の際に出しました。
- •栄養ドリンク、コーヒー
- 自分自身が眠くなったときに飲むためのものです。夜は長そうだな‥と思っていたので準備しました。
- •家族の睡眠の邪魔にならない場所
- 家族の手助けは必要不可欠ですが、出来る限り睡眠を邪魔しないよう工夫しました。私の場合、キッチンに布団を敷きました。これはなかなか正解だったようで飲み物を用意したり、イスに座りながら抱っこしたりと便利でした。
- •ブランケット
- 抱っこでの寝かしつけも多くなることを考え、冬場だったため用意しました。抱っこしていると意外に汗をかいていたりするので薄手のものと厚手のものを用意しておくといいと思います。
- •抱っこ紐
- 寝かしつけには大活躍の抱っこ紐。もちろんすぐそばにおいていました。
- •息子に最後におっぱいを飲ませる時間
- これは1番重視したところです。最後に飲ませる前に息子には「これでおっぱいバイバイだよ」と説明しました。そして十分満足するまで飲ませました。
いざ断乳開始!私の断乳方法と進め方!成功までの期間は何日?
私は木曜日から始めました。これにはちゃんと理由があり、それは協力してくれる家族の休みに合わせたからです。
家族のお休みは土日でした。そのため木曜日から始めると、寝不足になったとしても金曜日1日その状態で頑張れば、仕事もお休みになるので息子を預けて少し休むことができます。
協力してくれる家族のお休みの日の2日前からというのがポイントです。体力に自信があるママは3日前でもいいかもしれませんね。
結果から言うと私は比較的に楽な方だったと思います。もちろん簡単だったとは言いません。
実際断乳している時は終わりがくるのか不安だったでしたが、思い返すと3日目までは本当に大変でしたが、乗り越えると一気に楽になり、6日目で朝までぐっすりと眠ってくれるようになりました。
•1日目(木曜)
夕方頃に最後の授乳をしました。先ほど書いた通り最後だということを説明し、思う存分飲ませました。
20時頃抱っこ紐で寝かしつけました。が、23時、(翌)1時、3時、5時、6時と泣き叫ぶように起きました。その度に抱っこ紐で寝かしつけをしましたがだいたい1時間くらいはかかりました。
もちろんほとんど寝れませんでしたが、今まで見たことのないほどの泣き叫び方に驚いて疲れより心が痛みました。
•2日目(金曜)
昼間は普段からほぼ飲まずの生活だったのでいつも通りでした。
しかし1日目と同じくらいの時間に起き、泣き叫び、1時間の寝かしつけの繰り返しでした。息子は少ない時間ながらも前日よりよく眠れていたようです。
•3日目(土曜)
昼間は家族に見ていてもらい少し睡眠を取りました。寝不足続きだったからか少しの時間でもスッキリすることが出来ました。
この日は息子も起きる回数も3回に減り、寝かしつけの時間も30〜45分くらいに減りました。しかし相変わらず泣き叫んでいて、終わりがくるのか不安になりましたが、先輩ママたちの体験談を思い出して、息子も頑張っているんだと思って乗り切りました。
•4日目(日曜)
用事があったので出かけていましたが、少しまとまって眠れていたのでそれほど疲れは感じませんでした。
夜はというと、前日同様3回起きましたが明らかに変化が出ました。
それは泣き叫ばなくなったということです。寝ぼけて起きるような感じで、案外すんなりと寝てくれました。これは完了の兆しが!と一気に気持ちが楽になりました。
•5日目(月曜)
この日も、まとまって眠れた時間があったことと気持ち的にも前向きになったのであっという間に1日すぎました。
夜起きたのは1回ほど。泣き叫ぶこともなくすぐに眠ってくれました。
•6日目
息子がおっぱいに寄ってきたので飲みたいのかな?と思いましたが、おっぱいを触りながら、バイバイするようになっていました。
これにはビックリしました。ちゃんと断乳したことを理解していたのでしょうか。夜は1度も起きることなく、朝を迎えました。
ポイント
この後たまに起きることはありますが、ほとんどが朝まで眠っていてくれています。断乳中、お風呂は家族に入れてもらうようにしておっぱいを見せないようにしましたが、見せても欲しがりません。バイバイしてます。
用意していたおしゃぶりは、嫌がって使うことはありませんでした。
逆に抱っこ紐は今までで1番大活躍でした。このときほど役に立つと思ったことはないほどです。抱っこ紐はすぐ使えるように用意しておくことをお勧めします。
断乳中泣き叫ぶ息子を前にしてもイライラしたり悲観的になることはありませんでした。息子もつらくて頑張っているということ、そして断乳を頑張っている他のママがいると言うことを思うと、穏やかに頑張ることができました。
断乳は大変で当たり前くらいの心構えでいたのもよかったのかもしれません。
断乳して良かったこと・メリット
断乳をしたことで様々な良いことがありました。
- •市販薬を飲めるようになった
- 授乳中は体調が悪くても思うように薬が飲めなかったので大変でした。
- •出掛けやすくなった
- 授乳をしなくてはならないことを考えなくてすむので、出かけられる場所が広がりました。
- •睡眠時間をとれるようになった
- 朝までぐっすりと眠れるようになってくれたので、私もよく眠れるようになりました。
- •自分の時間が取れるようになった
- 寝てくれている間に自分の時間が取れるようになりました。
正直デメリットはあまり感じていません。強いて言えば授乳できないことが寂しいのと胸がしぼんだくらいです。
私の場合、断乳して1週間もしないうちに母乳は出なくなりました。断乳してからも母乳の出がよかったり張ってしまうままも多いようですね、そういったときは、婦人科を受診してみてくださいね。
断乳してから息子の変化
断乳をしてから急に成長したように感じています。
まず、抱っこでしか眠れなかったのですが、今では添い寝ですぐ寝てくれます。重かったので助かっています。そして、聞き分けもよくなったり、好き嫌いをせずに食べるようになったり、お手伝いをしたがったり、言葉もよく出るようになりました。
断乳して1ヶ月ちょっと経ちますが、あのタイミングでの断乳は息子にあっていたのだと思います。
断乳には様々な意見が
断乳については相談する人によって意見が様々です。卒乳できるまであげた方がいいという人もいれば、早く断乳をすることを勧める人もいます。
いろんな意見があると何がいいのかわからなくなってしまいますよね。でも1番お子さんのことをわかっているのはママです。納得できなければ始める必要ないと思います。
ママが1番最適だと思うタイミングで始めるのがお子さんのためになると思います。
焦らずにママとお子さんのペースで断乳をしていきましょう。そして、周りの家族の協力は必要不可欠です。一人で頑張ろうとせず頼るときには頼ってみましょうね。