出産を控えた妊婦さんにとって、願うことは無事に子供が生まれてきますように……ですが、そのためにはなにかしたほうが良いのか、考えたことはありませんか?
私は、自分の母が安産だったので、おそらく自分も安産だろうと簡単に考えていたのですが、ある日突然おなかの中の子供が逆子だと言われてしまい、安産になるように調べて必死になって実行していました!!
今回は、そんな安産に関係するジンクスや言い伝え、おまじないのようなことをご紹介したいと思います。
昔からの言い伝え?安産のためには腹帯を巻く!!
とても多く耳にする腹帯ですが、皆さん実際に目にしたことはありますか?
昔から、犬印の腹帯を巻くと安産になるといわれていますが、これはほとんどの犬が安産であるため、犬印なのだそうです。
平安時代には、この腹帯を強く巻くことで赤ちゃんが大きく育ちすぎないように調整していたという説もあるのですが、私からすると地獄以外の何者でもないような気がします……。
そんな腹帯ですが、古くから存在しているのに平成の現代まで残っているということは……確実に安産に関係しているに違いない!! と、私は思いました。
そこで、祖母に聞いてみたのですが、所謂「腹巻のようなもの」という認識なのだそうです。
おなかを冷やすと、赤ちゃんがおなかの中で脂肪でべったりになってしまい、うまく出てくることが出来ないから、おなかを冷やさないように腹帯を巻くのだそうです。
実際に巻いてみたところ(祖母に巻いてもらいました)、膨らみ始めたおなかを支えてくれる素晴らしいものでした。大きくなったおなかを支えるためのベルトに、腹巻の機能がついた素晴らしくシンプルな布です。
おなかの膨らみが目立たない時から使えますし、腹帯を巻くと妊婦さんだとすぐに分かってもらえて親切な対応をされることもありましたので、私は強くおすすめしますよ。
安産・陣痛促進のためには運動しよう!基本は雑巾がけ・トイレ掃除
病院の先生に言われてやってみたのですが、私は安定期に入ってから雑巾でトイレ掃除をしていました。
かがんで掃除することで、安産の運動になると言われたので、同時に逆子運動も一緒に行ったところ、すぐに逆子ではなくなりました。
今思うと、病院側が出産予定日を見直さなかったことが逆子と診断された理由ではないかと思いますが、毎日のトイレ掃除は臨月まで続けましたよ。
臨月になると、私の住んでいたトイレでは動きが取れなくなってしまったので、トイレの雑巾がけはやめましたが、その代わりにフローリングを拭いていました。
では、どんな運動が安産のためになるのでしょうか?
ウォーキング・歩く!普段の散歩を少し長めにする!
妊娠から出産まで、私はほとんど具合が悪い日が続いていたのですが、それでも夕飯の材料を買いに行かなければなりませんでしたし、旦那さんの休みの日にはお散歩にも行っていました。
もともと歩くことは苦ではなかったので、調子悪いなぁ……と思いつつ、2駅分くらいは簡単に歩いていました。
私が安産の運動でやったことは「歩く」ということです。毎日、仕事帰りの旦那さんのお迎えの為に歩き、昼間は買い物に行きました。休日のお散歩は、古本屋巡りをして休みながら歩き回っていました。
階段はあまりにも高すぎる階段だけは避けて、出来るだけ使うようにしましたが、やはり臨月になると足元が見えない為、手すりのある階段のみを使うことにしました。
スクワットで陣痛を促す
これは、叔母の出産の時に行っていた方法なのですが、なかなかハードそうで私はあまりやりませんでした。
おそらく、叔母がもともとエアロビックスの先生だったのでハードな動きが出来たのでしょうが、あまりハードにやりすぎても良くないのかな、という印象でした。
運動制限をされていない方は、普段の生活の中でスクワットを意識してみると、効果的なのではないかと思います。落とした物を取るときに意識してスクワットで取る、という具合にやっていけば良いと思います。
また、臨月になると前のめりにかがむということが難しくなってしまうので、自然とスクワットのような動きになりますので、あまり本格的にしなくても大丈夫ですよ。
- あぐらをかいて座る
- バランスボールに座る
- 股関節のマッサージ・ストレッチ・体操
- 足湯・半身浴(体を温める)
- 三陰交のツボ押し(鍼やお灸)
- お迎え棒
- アロマ(ラベンダー・ジャスミン)
- 卵膜剥離(内診にて医師が行うものです)
- お腹の赤ちゃんに早く産まれるように話しかける
おまじないのような感じ?食べ物で安産に!陣痛を促す食べ物のジンクス
おなかも冷やさないで、順調に育った赤ちゃんとそろそろ対面できる!! が、予定日を過ぎても全然陣痛が来ない!!
私の場合、病院側が出産予定日の変更をしていただけなかったため、予定日から一ヶ月遅れの出産となってしまったのですが、本当に心配しました……。
そんな時に得た情報は、なんと食べ物で陣痛を促すというものでした!!
こんな素晴らしいジンクスがあったのかと衝撃を覚えたのを今でもまだ記憶しています。
では、どんな食べ物が陣痛を促進してくれるのか、ご紹介します。
焼肉やカレーで陣痛促進??本当なの?
陣痛促進で焼肉やカレーを食べるという話は結構出てきますが、実際は科学的根拠のない陣痛促進の食べ物です。
焼肉の場合、産後しばらくは食べられない食べ物だから……という理由で食べに行くとタイミングよく陣痛が来た!という妊婦さんが多いので、ジンクスのひとつになったようです。
私は、焼肉は食べませんでした。理由はただひとつ、胸焼けが酷かったからです。
臨月の時は、おなかが圧迫されてしまって、油っぽいものはフライドポテトを少しくらいしか食べることが出来ませんでしたので、焼肉は食べませんでした。
また、カレーが陣痛促進に良い食べ物だというジンクスが付いた理由のひとつは、カレーに含まれる香辛料が原因ではないかと言われています。
もちろんこれも科学的根拠はありませんが、私の場合は、陣痛が来た日のお昼ご飯に、体調が良かったためカレーうどんを作って食べて、お昼寝をしていたら陣痛が来ました……偶然でしょうかね?
オロナミンCやハーブティー
ハーブティーは、安産になるからと飲む国があるようです。
なかでもラズベリーリーフティーは子宮収縮の作用があるらしく、安産のための飲み物としては有名のようですが、これも科学的根拠はないようです。
オロナミンCが陣痛促進に作用するというのも全くありません。
恐らくは、出産の為に気合いを入れてオロナミンCを飲んだら偶然安産だった……などの理由から、オロナミンCを飲むと安産になるというジンクスが生まれたのではないでしょうか。
これは祖母の話ですが、妊娠初期からオロナミンCを飲み続けたが安産ではなく、むしろ難産だった! という結果が……。
祖母曰く、オロナミンCとたくあんしか口に入れることが出来なかったので、飲み続けたらしいのですが、オロナミンCはカフェインが多く含まれているので、赤ちゃんに影響が出てしまうこともあり、飲みすぎには注意が必要です。
- パイナップル
- ドライフルーツ
- にんにく
- 辛い食べ物 (韓国料理、タイ料理)
- 納豆
まとめ
様々な安産のためのジンクスがありますが、全てのジンクスに科学的根拠があるわけではないのです。
しかし、今まで出会った助産師さんの中には「陣痛中に食べ物を食べたり、シャワーを浴びたりすると本陣痛に入りやすくなる」という方もいらっしゃいました。
私は陣痛が来てしばらくしたら陣痛が収まってしまったので、病院で夕飯を頂いてしまい、夕飯にあったほうれん草のおひたしを食べたら本陣痛に入りましたよ。
生まれるかも!! と、思った瞬間にデザートのりんごだけは絶対に食べる! と、手を伸ばして、しっかりとりんごを食べ終えてから看護師さんを呼び、そのまま出産しました。
ほうれん草、意外と良いかもしれませんよ。