妊娠がわかって喜んだのもつかの間。迫りくるつわりの恐怖。

特に初めて妊娠される方は自分がつわりがひどいのか軽いのか、どんな苦痛が待っているのか不安ですよね。つわりの症状には規則性がなく、本当に人それぞれ。

しかも第1子と第2子でまったくつわりの症状が違ったりと、これをすれば誰もが楽になれる!症状が和らぐ!といったものが残念ながらありません。

いろいろなことを試して、自分に合ったつわりの乗り切り法を探し出すのが一番の近道です。そこで、私の2度のつわり経験をもとに症状や原因を考えて、つわり中でも食べられるものを見分けて

スポンサーリンク

私のつわりの症状について

~1人目も2人目も吐くことはなかった~

つわりの症状で一番有名なのが「嘔吐」ですよね。ドラマ等でもよくトイレや洗面所に駆け込むシーンが使われています。

私の場合は、気持ちが悪くなるものの何とか横になっていれば吐くまでは行きませんでした。つわりは軽い方だったのではないかとも思いますが、それもいろいろな対策をしていたからだと思っています。

特に辛かったのが「においづわり」

私の場合は、2回とも「においづわり」が一番ひどく、においから吐き気を催すことが多かったです。

1人目は特に人工的なにおい(香水、洗剤、体臭等の人工的に作られたにおい)がだめで、当時仕事をしていたので通勤電車の中や、社内の香水の匂いでよくトイレに駆け込んでいました。

2人目は匂いというものすべてがダメになりました。1人目のおむつ替えが特に最悪でした。それでも1人目の時の経験があるので、気分的に余裕がありました。

1人目も2人目も匂いについてはなるべく近寄らないこととマスクを必ず着用することで凌ぎました。

食前も食後も気持ち悪い

もう一つ私のつわりで特徴的だったのが、空腹でも気持ちが悪い、でも食後も気持ち悪いということです。吐いてはいませんが「吐きづわり」と「食べづわり」のミックスだったのかと思っています。

このつわりの特性から、空腹時の気持ち悪さは食べないと収まらない、食後の気持ち悪さは食べる物と量を考えれば多少でも軽減されるかもしれない、と思うようになり、いろいろと対策を立てることにしたのです。

調子が悪くなる原因を早く突き止めよう!

~まず自分が何つわりなのか?~

つわりと一言にいっても様々な種類があります。

代表的な「吐きづわり」「食べづわり」「においづわり」の他にも眠くて眠くて仕方がない「寝づわり」、唾液が絶え間なく出続ける「唾液づわり」、それに加えて、頭痛や腰痛、貧血、倦怠感等妊娠初期に出る体の不調はつわりと呼べるでしょう。

様々な症状がありすぎて、自分はどのタイプなのかなかなか特定するのが難しいと思います。

そこで私が実践したのは、「つわり日記」です。体調が悪いと思った時や妊娠前にはなかった症状を細かくメモするのです。

食べたり飲んだりした物や時間、どのように調子が悪くなったのか、トイレやお風呂、歯磨きや着替え等の普段何気ない行動もすべてメモするようにします。そうすることで、ある程度自分の調子が悪くなる原因を突き止めることができます。

例えば私の場合は、

  • 朝起きた時に空腹で気持ち悪い→寝不足だと気持ち悪さ倍増
  • 着替えやトイレ後に気持ち悪くなる→洗剤やトイレットペーパーの匂いが原因
  • お昼のお弁当や麺類と食べた時はあまり気持ち悪くならない
  • オレンジジュースとバターは気持ち悪さ最強等々

本当に細かいことから少しずつ自分がどんなつわりなのかわかるようになりました。

げっぷと後味でダメな味をさぐる

調子が悪くなる食べ物や飲み物は、単体で食べていれば特定しやすいのですが、他の物と一緒に食べていると特定するのが難しかったりします。

そんな時に目安にするのが「げっぷ」と「後味」です。

げっぷするとこみあげてくる味や匂い、いつまでたっても消えない後味があれば、おそらくそれが気持ち悪さを増幅させている原因の食材です。

嫌いなものの概念を捨てよう

つわりの時は今まで好きだったものと嫌いだったものが逆転することもよくあります。

毎日必ず口にしていたもので気持ち悪くなったり、絶対に食べられなかった物が意外と調子よく食べられたりするので、ちょっと冒険して普段食べ慣れていない食材や味に挑戦してみるのもいいと思います。

ちなみに私は納豆の匂いも味も嫌いでしたが、2人目妊娠時はたまたま主人が食べている匂いを嗅いで食べたくなり、結果つわり中救われた食材の一つになりましたよ。

原因は食べ物や飲み物の食材だけじゃない!

これも私はたまたま1人目に仕事をしていてお昼は持参のお弁当を食べていたから気づいたことなのですが、同じおかずやご飯でも夕飯に家で食べるのと、会社で冷めているお弁当で食べるのでは気持ち悪くなる度合いが違うことがありました。

それと手作りのおかずと冷凍食品でも違いがハッキリありました。食べる時間帯も、1日の疲れがたまる夕飯後は体調が悪くなる場合がほとんどですが、朝食や昼食後は日によって体調の良し悪しがありました。

そのことも踏まえて、御飯や野菜、肉類はなるべく昼食時のお弁当で、夕飯はざる蕎麦やうどん、冷し中華のローテーションで乗り切ることが出来ました。


2人目の場合は、御飯と魚が全くダメになりましたが、それ以外はあまり特定できませんでした。

しかし必ず夕方16時頃に1日の体調の悪さがピークを迎えることが分かっていたので、朝食昼食を食べられるだけ食べて、夕食は麺のみという感じでうまく調整し乗り切りました。

私がダメだったもの、助かったものまとめ

私がおすすめする一番の助かり食材!

それは玉子豆腐です!

実は1人目も2人目も無性に玉子かけごはんなら食べられる気がしていたのですが、やはり妊婦に生卵は…と思っていたので諦めていたのですが、ふと玉子豆腐を生卵の代わりにして御飯と醤油と混ぜ混ぜしてみては?と思いつき実行したところ・・・

食べやすいしこれなら米でも食べられる!ということに気が付き、かなり頻繁に食べていました。生卵に抵抗がある方は、ぜひ一度試してみてくださいね!

ダメだったもの(1人目)

  • 人工的なにおい
  • 乗り物
  • バター(バターを含んだお菓子等も含む)
  • 暖かいもの
  • オレンジジュース
  • 揚物
  • 寝不足
  • 締め付ける下着

ダメだったもの(2人目)

  • におい全般
  • 乗り物
  • ご飯(ただしいなり寿司を除く)
  • 和風だし
  • 夕方16時頃
  • 空腹
  • 暖かい部屋

助かったもの(1人目)

  • マスク
  • うどん
  • パン
  • グミ
  • カロリーメイト
  • 寿司

助かったもの(2人目)

  • マスク
  • 麺類全般
  • 味が濃い洋食(特にカレー、シチュー)
  • キムチ
  • いなり寿司
  • ポテトフライ
  • パン
  • マヨネーズ
  • 納豆

まとめ

つわりは本当に見えない出口を探しているようなもので、経験者にしかわからない辛さがあります。こうやって対策を見つけて乗り切れた私はつわりが軽い方に入るのかもしれません。

何をやってもダメで入院してしまう人もいるでしょう。でも、いろんな方の経験談を見て、「あの人はこれで大丈夫だったなら私もやってみよう」「これには気づかなかった、私もそうかもしれない」という発見が、もしかしたらつわりを軽くすることに繋がるかもしれません。

そんな風に私の体験がつわりに苦しむ誰かの役に立てればと思います。がんばってつわりを乗り切りましょう!