赤ちゃんの予防接種は種類も回数も多くて、本当に大変です。スケジュールを組むのも難しく、予防接種の種類によってはお値段が高額になるものもあります。

もしも、予防接種を受けないとどうなるのか?

成長にともなうリスクや予防接種を受けさせていないママの意見をまとめてみました。

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予防接種の接種方法には2種類あります

予防接種の接種方法には2種類あるのをご存知でしょうか?

定期接種と任意接種、この2種類です。

定期接種

定期接種とは、国が子供に対して接種をしたほうが良いとしているワクチン接種です。費用がかからず、指定の問診票で接種することが出来るものばかりです。

平成28年7月の時点での定期接種ワクチンは以下の通りです。

  • ヒブワクチン
  • B型肝炎ワクチン
  • 小児肺炎球菌ワクチン
  • BCGワクチン
  • 4種混合ワクチン
  • MRワクチン
  • 水痘ワクチン

任意接種

定期接種とは異なり、必ず接種する必要はなく、任意で接種する・しないを決めることが出来るワクチン接種です。費用は基本実費ですが、補助が出る場合もあります。

  • ロタウイルスワクチン
  • インフルエンザワクチン
  • おたふくワクチン

予防接種の種類と必要回数(1歳頃までに接種したい種類のみ)

では、予防接種の詳しい内容と必要回数をご紹介したいと思います。

ただし、予防接種スケジュールのハードな1歳頃までに接種したい種類のみにさせていただきますね。

ヒブワクチン(定期接種)

ヒブワクチンの接種スタートは生後2カ月になってからです。

全4回接種をして完了になります。

ヒブに感染してしまうと、細菌性髄膜炎や咽頭蓋炎を発症するリスクがあります。

小児用肺炎球菌ワクチン(定期接種)

小児肺炎球菌ワクチンの接種スタートは生後2カ月になってからです。

全4回接種をして完了です。

小児肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌を予防するワクチンで、肺炎や細菌性髄膜炎を予防します。

B型肝炎ワクチン(定期接種)

B型肝炎ワクチンの接種スタートは生後2カ月になってからです。

全3回接種をして完了です。

B型肝炎ワクチンはその名の通り、B型肝炎を予防します。

ロタウイルスワクチン(任意接種)

ロタウイルスワクチンはロタウイルス感染に伴う胃腸炎などの症状を予防出来ます。

ロタウイルスワクチンには2種類ワクチンがあり、1価、5価とありますが、この違いはロタウイルスの感染を予防出来る効果に違いがあります。1価よりも5価の方が予防効果を期待出来ます。

ロタウイルスワクチンの接種スタートはともに生後2カ月からです。

接種回数は1価が全2回、5価が全3回と異なります。

4種混合ワクチン(定期接種)

4種混合ワクチンの接種スタートは生後3カ月になってからです。

全4回接種をして完了です。

4種混合ワクチンは、ジフテリア、破傷風、ポリオ、百日咳を予防するワクチンです。

BCGワクチン(定期接種)

BCGワクチンの接種は5カ月~8カ月未満の期間内です。

接種回数は1回で完了です。

BCGワクチンは結核を予防します。

MRワクチン(定期接種)

MRワクチンの接種スタートは1歳の誕生日を迎えたら早めに接種します。

全2回接種をして完了です。

MRワクチンは麻疹と風疹を予防します。

インフルエンザワクチン(任意接種)

インフルエンザワクチンは医師の判断によって接種スタートは異なります。

0歳児でも接種を進める医師もおられます、逆に1歳を過ぎてからしか接種出来ませんとおっしゃられる医師もいます。インフルエンザの予防効果や副作用をしっかりと把握してからの検討が必要です。

接種する場合、13歳未満は2回接種、13歳以降は1回接種で完了です。

水痘ワクチン(定期接種)

水痘ワクチンの接種スタートは1歳の誕生日を迎えたら早めに接種します。

全2回接種をして完了です。

水痘ワクチンは水痘(みずぼうそう)を予防します。

おたふくかぜワクチン(任意接種)

おたふくワクチンの接種スタートは1歳の誕生日から1歳4カ月未満です。

全2回接種で完了します。

おたふくワクチンはおたふく(ムンプス)を予防します。

予防接種を受けないとどうなる?リスクやデメリットは何がある?

任意接種、定期接種、どの予防接種においても、絶対に接種しなくてはいけないというものではありません。

副作用が怖いから接種を見送るという事も可能ですが、予防接種を受けないために起こるリスクも頭に入れておかなくてはいけません。

保育園や幼稚園での感染リスクを高める

私たちの身の回りには本当に多くのウイルスが存在しています。完全無菌状態で生活するというのは不可能であり、ウイルスに触れると感染するリスクも当然あります。

特に保育園や幼稚園に入園すると、ウイルスの感染リスクが一気に急上昇します。

大勢の子供達が集団生活を送りますので、どうしてもウイルスに触れる機会も増えてきます。しっかり手洗いうがいをしていても、まだまだ上手に洗える子ばかりではありませんし、手洗いうがいをしたからといって完全にウイルスを除去することは出来ません。

感染、発症した時の症状が大きくなる

予防接種を受けるメリットは、病気を予防するだけではなく、感染した時の症状を抑える効果も期待出来ます。

予防接種を受けていない場合は、ウイルスが体にダイレクトに侵入してきます。最悪の場合、死に至ることもありますので、慎重に検討しなければいけません。

予防接種は必ず受けるべきか?必要性は?我が子が見送った・受けなかった予防接種

我が子は現在1歳8カ月を過ぎましたが、接種を見送った予防接種があります。

  • ロタウイルス
  • B型肝炎

ともに生後2.3カ月に接種をスタートするワクチンです。定期接種はすべて接種を済ませましたが、この2種類だけは接種をしていませんし、今後も接種する予定はありません。

ただ、これはあくまでも私の考えです。接種の必要、不必要は個人の判断だけではなく、医師と相談することを強くオススメします。

なぜ予防接種を受けなかったのか?接種しない選択をした理由

なぜロタウイルスとB型肝炎の予防接種を見送ったのかについてです。

私は元々医療従事者であり、小児科を掲げていましたので予防接種も行っていました。院長にロタウイルスやB型肝炎について、副作用などの話も詳しく聞き、接種しなくてもいいのではという結論に達しました。

実際、私の勤め先のクリニックでは、ロタウイルスとB型肝炎の接種率はあまり伸びず、むしろ接種していないママの方が多かったのも事実です。(院長が接種をおすすめしていないわけではありません)

ロタウイルスは、子供が未満児さんで保育園や幼稚園に通わせる際に感染するのを避けるために積極的に打ったほうが良いそうです。

我が子は未満児さんで保育園や幼稚園に通わせる予定はありませんでしたので、接種を見送るという結論になりました。


そしてB型肝炎は今では定期接種になりましたが、我が子の適正接種時期にはまだ任意接種でした。

任意接種の頃はママがB型肝炎のキャリア(ママがB型肝炎である)の場合に、母体感染の危険があるため接種を勧めるという院長の意見があったのが理由です。セカンドオピニオンにて、別の医師の意見も聞き納得した上での結果です。

まとめ

予防接種を受ける受けない最終判断はママとパパに託されています。

接種を見送るリスクやウイルスに感染した時のリスク、ともにしっかりと理解した上での判断をしてくださいね!迷った時は医師への相談が確実です!