赤ちゃんの誕生となると準備するものがたくさんありますが、抱っこ紐は育児グッズの活躍ランキングNo.1と言ってもいいぐらい重要な育児ツールです。

しかし一言で“抱っこ紐”といっても縦抱きのものや横抱き出来るもの、はたまたスリング等ありとあらゆる種類がありますよね。

今回は横抱きの抱っこ紐は必要なのか、使用する時期やメリット・デメリット、縦抱きだけで十分なのかというところを体験談も含めてお伝えしていきます。

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抱っこ紐は一種類ではおさまらない!

先輩ママさんに抱っこ紐のアドバイスを聞いた時に言われたことは「本当に使いやすい抱っこ紐を探していったら3種類は必要だった」と言われました。

それぞれの時期に合わせた使いやすい物を求めるとひとつでは到底おさまらない、というのが本音だそうです。

最近は横抱きだけでなく縦抱きもおんぶも出来る、いわゆる○WAYな抱っこ紐が多いのはそういった先輩ママさんの意見を取り入れているからかもしれませんね。

抱っこ紐を使い始める時期は?新生児期は兄弟の有無でかわる

最近では抱っこ紐だけでなくベビーカーでも“新生児から使える〜”という商品を目にすることも多いですよね。

それでは実際ママさんが抱っこ紐を使い始めるのは時期はいつからなのでしょうか?

第一子の外出は一ヶ月検診以降が圧倒的多数

そもそも“新生児期”とは生後一ヶ月までの期間のことをいうので実はかなり短い期間。

第一子の出産後初めての外出は一ヶ月検診だったという方が大多数を占めるようです。

産後は一ヶ月検診までのあいだ里帰りをしたり自宅で安静に過ごす時期なので、新生児の時期にお出かけをする機会はそこまで多くないように思いますので、第一子の場合だと検診時の生後一ヶ月〜二ヶ月くらいで抱っこ紐を使い始める人が多いようです。

兄弟が居る場合は産後2週間から

初産婦さんの場合は一ヶ月近く外出を控える事が出来ますが、上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいるとなると話は別。

兄弟が幼稚園や保育園に通っていれば必然的に送り迎えもしないといけなくなるので、その場合は産後2週間から、早い人は退院後すぐに外出せざるを得なかった!というママさんも多いようです。


新生児を連れて外出するかしないかは兄弟の有無によって大きく変化するようですね。

そうなると初ママさんの場合は“新生児から使えるもの”ということをそこまで気にしなくても良いのかもしれません。ただ後々、兄弟を考えているママさんは先を見越して新生児からの抱っこ紐を選んでおくのもひとつの方法です。

横抱き抱っこ紐は必要?メリット・デメリットは

それではここからは“横抱きできる抱っこ紐が必要かどうか”をご紹介致します。

横抱きのメリット・首の負担がかからない

まず横抱き出来る抱っこ紐とは、フラットな面に赤ちゃんを乗せるスタイルなので赤ちゃんの首が座らないときからでも首の負担を気にせずに使えます。

また赤ちゃんが寝てしまった時はそのままベッドに置くことができることと、寝かしつけも横抱きの抱っこ紐なら寝かしつけしやすいという声もあります。

元々フラットなので、ベッドに下ろす時に起きてしまうかも…というママさんの不安は軽減されますね。私の友人は横抱きの抱っこ紐の方がよく寝てくれたと言っていました。

横抱きのデメリット・使用期間の短さと不自由さ

横抱きのデメリットといえば「使用期間が短い」ことと、生活面において「ちょっと不自由」であることです。

使用期間は首が座れば縦抱きに変更できるので、新生児から使い始めたとしても3ヶ月程度の短い期間になります。

不自由の面では、横抱きの抱っこ紐は片手で支えておかないと赤ちゃんがブラブラ不安定になってしまうことと、支えがないと肩に紐が食い込むので長時間向きではありません。

また片手しか空かないので家事をしなくてはいけないママにとっては頭を悩ませる部分も。横抱きしていることにより赤ちゃんの頭をぶつけてしまわないかヒヤヒヤするという意見も多いです。

また買い物中では、商品を選んだりお財布を出したりする時にちょうど赤ちゃんの頭が邪魔になってしまうのであまり外出向きではないかもしれませんね。

多機能抱っこ紐とスリング

最近では一種類だけでなく多機能な抱っこ紐が人気です。

確かにせっかくならあれもこれも出来る方が良いのかな、と思ってしまいますよね。そして多機能タイプではありませんが、見た目もおしゃれなスリングにも注目が集まっています。

縦抱き・横抱き両方できる抱っこ紐

横抱きも縦抱きもできる抱っこ紐です。首が座るまでは横抱き、首が座った後は縦抱きに変えられるものです。



縦抱きメインの抱っこ紐

主に縦抱きの抱っこ紐です。最近では縦抱きだけでなく、おんぶや前抱きも出来るものも販売されています。

縦抱きメインだと首が座るまではインサートという赤ちゃんの首をガードするものを使って抱っこ紐に入れます。



スリング

輪っかに布を通して中に赤ちゃんをすっぽり入れるタイプです。ママと赤ちゃんの密着度が高く赤ちゃんの手足の自由度も程よくあるのでスリングに入れるとご機嫌が直る赤ちゃんも多いそうですよ。

持ち運びもコンパクトに収まる点も◎です。ただママが前屈みになったりすると角度によっては赤ちゃんが落下することもあるので注意が必要です。



個人的には縦抱きだけ十分だった!

私自身が使用していた抱っこ紐は縦抱きメインでおんぶも前抱きも出来るものでした。

横抱きの抱っこひもは確かに寝かしつけがラクだったり、ベッドに置くときのドキドキ感が軽減されるのは魅力的ではありますが、日常生活を送る上でママはとっても忙しいもの。

家事にしても買い物にしても“いかに両手が空けられるか”というのがかなり重要ポイントになるので、抱っこ紐を卒業するまで縦抱きの抱っこ紐には本当にお世話になりましたし、個人的な意見としては縦抱きだけでも良いのかなとも思います。

ただライフスタイルは人それぞれ違いますので、首座り前の縦抱きに抵抗があるという方は横抱きと縦抱き両方できるものを選ぶ方が良いかもしれません。

今は大抵の抱っこ紐はお店で試着出来ますので実際付けてみてママと赤ちゃんが快適に過ごせる抱っこ紐を選んでほしいと思います。