赤ちゃんの一ヶ月検診も終えて、外にお散歩に行きたいと強く思うお母さんは多いと思いますが、果たして赤ちゃんは、どのくらいから縦抱きの抱っこ紐に入れて歩いたら良いのか疑問に思うお母さんは多いと思います。

今では、縦抱きも横抱きも出来てしまう便利な抱っこ紐があるので、出来れば同じ抱っこ紐を活用したいものです。

そして、困ったことにいざ縦抱き抱っこをする!! と、いうときになって赤ちゃんが抱っこ紐を嫌がってしまうということも……。

今回は、そんな赤ちゃんの縦抱き抱っこについてのお話をしたいと思います。

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首の据わっていない赤ちゃんへの縦抱き抱っこ

現在主流の抱っこ紐は、新生児から使えるものが多く、横抱きや縦抱きの機能が付いたものが多いですよね。

凄いものだと横抱き、縦抱き、前向き、おんぶの機能まで付いているという……素晴らしいです。

しかし、そういった抱っこ紐は大抵の場合、新生児では「横抱き抱っこ」以外は使えません。また、縦抱き抱っこが出来る月齢になっても、手放しで抱っこをすることが難しいタイプのものがありますので注意が必要です。

一般的には、縦抱き抱っこ紐は首が据わってから使うことが出来ます。なので、まだ首が据わっていないときは横抱きで我慢することになります。



もし新生児から縦抱きにしたい場合は、ベビービョルンの新生児から使える縦抱き抱っこ紐を購入すると、すぐに使うことが出来ますよ。

私は、ベビービョルンを使っていました。

デメリットとしては、使える期間が短いので、すぐに新しい抱っこ紐に買い替えが必要になってしまうことです。

ベビービョルンの抱っこ紐の場合、新生児から10キロくらいまでしか使うことが出来ないので、高いお金を出してもすぐに新しい抱っこ紐を買いに行かなければならないのです。

そして、再び抱っこ紐選びに頭を悩ませるのです。

メリットはやはり、赤ちゃんの首が据わるのを待つことなく使えることと、短時間での移動でしたら縦抱き抱っこのため、狭い場所へ行くことも可能であるということです。

なので、私のように新生児から縦抱き抱っこで歩きたい方は、ベビービョルンの抱っこ紐を使うことをおすすめします。

また、縦抱き抱っこをする場合、新生児ですと2時間以上の連続使用は出来ないことが多いので、休みながら使用してください。



首が据わった生後3ヶ月~4ヶ月から縦抱き抱っこ紐

生後3ヶ月から4ヶ月くらいで首が据わる赤ちゃんですが、いよいよ縦抱き抱っこ紐の出番です。

こうなるとお母さんは、今まで狭くて通りにくい場所への買い物も楽に出来るようになりますし、抱っこ紐の種類によっては両手が空くのでとっても楽です。

でも、気をつけてください。

首が据わった赤ちゃんを縦抱き抱っこに切り替えた途端に、赤ちゃんの抱っこ紐からの落下事故が多発しています。

抱っこ紐で起こる事故

縦抱き抱っこは、抱っこ紐のメーカーによっては手で支える必要があります。

特に、横抱き抱っこと縦抱き抱っこが兼用になっているタイプのものは、縦抱き抱っこにしても赤ちゃんが抱っこ紐から落下してしまうトラブルがありますので、両手を手放しで歩くことはできません。

また、ベビービョルンの新生児から縦抱き抱っこができる抱っこ紐も、お母さんがかがむときは絶対に手を離すことは出来ません。

では、実際にどんな事故が起きているのでしょうか。

抱っこ紐の隙間から落ちてしまい怪我をしてしまう

お母さんが動くと、密着していた体が離れてしまうので、バランスを自分で取ることができない赤ちゃんは抱っこ紐の隙間から落ちてしまいますので、十分に注意が必要になります。

抱っこ紐を使用中に壊れてしまい赤ちゃんが落下してしまう

これは、どの抱っこ紐にも起こりますので、抱っこ紐を使うときは注意が必要です。

また、基本的に抱っこ紐は2時間以上の連続使用は安全基準に含まれていないため、点検が必要になりますので、使うときは壊れた箇所がないかどうかをしっかりと見てから使うことをおすすめします。

密着した抱っこ紐で赤ちゃんが窒息してしまう

縦抱き抱っこの場合、まだ小さな赤ちゃんはお母さんの胸の辺りに顔が密着してしまうので、注意が必要です。常に赤ちゃんの状態を確認しながら抱っこ紐を使ってください。



なんだか縦抱き抱っこが危ないように感じてしまう事故ばかりですが、どんな抱っこの方法でも危険は必ず傍にありますので、やはり手放しで赤ちゃんを抱っこすることはやめたほうが良いです。

また、赤ちゃんを抱っこしていても、常に赤ちゃんに異常がないかを確認することも大切なのではないかと、私は思います。

抱っこ紐をすると泣いてしまう!!

抱っこ紐を嫌がる赤ちゃんもたくさんいますので、もし抱っこ紐で泣いてしまってもお母さんは心配しなくても大丈夫です。

抱っこ紐で泣いてしまう理由のほとんどは「抱っこ紐に慣れていない」ということが原因です。

私は、娘が生まれてすぐに抱っこ紐を使ったのですが、それ以来一ヶ月検診まで使う機会がなかったため、一ヶ月検診のときに抱っこ紐を使ったら泣かれました。

あんな小さな体のどこにそんな力があるのか、海老のように仰け反ってしまい大変でした。でも、時間がたって慣れてしまえば、お母さんの体と密着している安心感からか、とても抱っこ紐が好きになりましたよ。

しかし、慣れていないことが原因ではなく別の原因がある場合もあります。

抱っこ紐を嫌がる原因

赤ちゃんが、抱っこ紐になれている筈なのに泣いてしまう場合は、原因をひとつひとつ見ていくしかありません。

焦らないで、少しずつ原因を特定していきましょう。

横抱き抱っこから縦抱き抱っこへ変えた

いままで横抱き抱っこで慣れていた赤ちゃんが、いきなり縦抱き抱っこになってしまった場合は、縦抱き抱っこに慣れていないために泣いてしまうこともあります。

抱っこ紐の種類を変えたわけでもなく、特に赤ちゃんに異変がない場合はこのタイプが多いですので、徐々に慣らしていけば大丈夫です。

抱っこが苦しい

縦抱き抱っこにすることで、お母さんの体と赤ちゃんの体が強く密着してしまい、苦しくて泣いてしまう場合があります。この場合は、抱っこ紐を緩めてあげてください。

暑くて泣いてしまう

もしかすると、洋服を着させすぎなのかもしれません。暑くなっても、寒くなっても赤ちゃんは泣きますから、汗をかいていないか確認してください。

最初は泣かなかったのに、抱っこの途中で泣いてしまった場合は、暑くて泣いてしまうことがとても多いです。

私も、夏に娘を抱っこ紐に入れたら泣かれました。きっと「暑い! 離れろ!!」ということだったのでしょう……。


抱っこ紐を装着するときは、正しい装着方法をきちんと行ってください。

もし、それでも赤ちゃんが泣いてしまう場合は、もしかしたら赤ちゃん自身の好きな抱っこの方法があるのかもしれませんので、少しずつ赤ちゃんが泣いてしまう原因を探っていきましょう。

まとめ

赤ちゃんの縦抱き抱っこは、基本的には首が据わった生後3ヶ月から4ヶ月頃から使用が出来ますが、まれに生後2ヶ月くらいで首が据わったという赤ちゃんもいます。

その場合でも3ヶ月から4ヶ月頃まで待って使用するようにしましょう。

と、いうのも赤ちゃんの首据わりの基準は、うつ伏せで頭を持ち上げて左右に振ることが出来るか出来ないのかが基準になっているそうなので、生後2ヶ月の赤ちゃんの首が据わったと思っても、実際にはきちんと首が据わっていない場合が多いという話を小児科の先生から聞いたことがあります。

また、赤ちゃんの首が据わる平均の月齢にあわせて抱っこ紐の安全基準が考えられているので、抱っこ紐の使用方法は、きちんとメーカーの取扱説明書を良く読むことをおすすめします。