なんとなく2歳まで赤ちゃんっぽかったのに、3歳になると急激に心も体も大きく成長します。なかには、お話が上手だったり「何でも自分でやりたい」というお子さんも出てくると思います。

また3歳になれば、幼稚園に通うお子さんもいらっしゃいますよね。集団での新生活スタートに向けて「3歳児健診」が重要になってきます。

そもそも健診とは子供がすくすく健康に育っているかを確認できる絶好の場所です。そこで「3歳児健診ってどんなことするの?」と疑問に思うママって多いと思います。

うちの子供の時は、約1時間ぐらいで「3歳児健診」が終わりました。「3歳児健診」が初めてのママに、目的と検査項目についてご紹介していきたいと思います。

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目的

1番の目的は、ママが気が付かない異常を早期発見することだと思います。

また、身長・体重や運動機能、発達の様子を総合的にチェックするだけでなく、同時に隠れた病気がないか、などを診てくれます。

かりにトラブルが見つかった場合は、専門機関を紹介してもらい、早期治療に励むことができます。また健診には医師だけでなく、栄養士・保健士・歯科医・心理相談員がいる自治体もあると思います。

専門的なアドバイスをもらえるチャンスなので、不安や悩みを相談できるいい機会になります。そして、少し驚くかもしれませんが、子供の健康だけを調べるものではありません。

「親子の健康を守る」という目的もあって「母子健康法」に基づき、各自治体で無料で行われているのです。

ママの育児ストレスをなるべく軽減し、子育てをサポートしてくれるという内容にもなっています。

検査項目

①身体測定

身長と体重を測ります。パンツやオムツのみになると思います。3歳にもなると、だいぶ上手に測定することができるようになりますね。

しかし、開放的になり、走り出すお子さんがまれにいるかもしれません。うちもその1人でした…前もってお洋服を脱ぐことを伝えておけばよかったと思いました。

②内科診察

地域の小児科の先生が、呼吸や喉、お腹などを診てくれます。顔見知りの先生だと、慣れもあって緊張がほぐれるかもしれませんね。

③歯科診察

地域の歯科医が、虫歯など、口の中の状態を確認してくれます。歯磨きをしていくことをおススメします。ちなみに、うちの自治体では終了後、歯ブラシをもらいました。

④視力・聴力

先に郵送された用紙があるので、家庭にて簡単な検査をしてから、再度、健診会場で検査する形になると思います。自治体によって違いがあるかと思いますが、うちの自治体は健診では大人と同じような機械での検査でした。 

視力において必要がある子供には、視能訓練士による再検査、また聴力において必要がある子供には、言語聴覚士による再検査をしてくれるようです。

⑤尿検査

尿たんぱくと尿糖の検査で、腎臓の病気の早期発見のための検査になります。当日の尿であれば容器に入れて持参できます。

また、健診会場で採取しているママも見かけました。当日中にリトマス紙のようなものに浸して、結果を出してもらえます。

オムツが取れていないお子さんは難題かもしれませんね。オムツに脱脂綿を付けておしっこを吸わせて、それを搾って採取するママもいるようです。ビニール手袋の準備が必要になるかもしれません。

また、当日無理だった場合、後日受け付けてくれる自治体もあるようです。確認してみるのもよいかと思います。

うちの子供の場合は、朝いちにトイレでコップになんとか採取することができました。いずれせよ、焦っても子供のおしっこが出ない時もありますよね。

大きな気持ちで身構えてみましょう。

⑥問診

手を使わずにひとりで階段を上ることができるか、着替えがひとりでできるか、ごっこ遊びをするかなど、母子手帳にしっかり記入してから、健診で再度、保健師さんに診てもらう形になります。

うちの自治体では、まず「お名前は~?」「ここまで何で来たの~?」という質問からスタートしました。そして、机にはクレヨンや積み木、絵カードが用意されていました。

クレヨンで丸が描けるか、積み木を高く積むことができるか、絵カードを見てどっちが大きいか小さいか?何をしているか?などを子供に質問していました。同時にコミュニケーションのはかり方もチェックしていたのだと思います。

人見知りのお子さんは、できないこともあるかと思いますが、焦らなくても大丈夫ですよ。今までたくさん子供をみてきている保健師さん達ですので、緊張も十分理解してくれることと思います。

⑦育児・栄養・心理相談

これらの検査が終了すると、相談会になります。帰宅するママもいれば、相談するママもいたりとさまざまです。

待ち時間などにコミュニケーションが広がり、ママ同士の悩みを吐き出し合う、発散の場になるかもしれません。

まとめ

健診とは親子の健康を願って、何でも相談できる場所でもあります。些細な事でももちろん大丈夫だと思います。

健診前に、頭の中で何を話したいのかまとめておいてもいいかもしれません。また、忘れないように書き出して行くのもありだと思います。

そして健診の結果は、親としては大変気になると思います。「様子をみましょう」はあくまでも「経過を観察する」というお話で、すぐに治療が必要なわけではありません。

あまり心配せず、ぜひ何でも聞ける場所で、不安要素がなくなるまで相談を続けてみてくださいね。

なるべくママの不安を取り除いて、リラックスした子育てに繋がりますよう祈っています。