離乳食を進めていくと、赤ちゃんによっては食べムラが出てくることもあります。そんなときには「だし」を使って味にアクセントをつけてみると食欲がアップする場合もあります。

「だし」の進め方や気を付けるポイントなどをまとめてみました。

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離乳食に「だし」を使うのはいつから?そもそも必要?遅すぎても問題ない?

離乳食を進めるときに多くのママが離乳食の進め方の本を参考にしています。そこにはとても丁寧に手順が書かれていますが、必ずしもその通りに進める必要はありません。

ある離乳食本には5.6カ月である離乳食初期の段階で「だし」を使ってみましょうと記載がありました。しかし、「だし」を使う上でメリットもありますし、デメリットもあります。絶対にこの時期に使い始めなくてはいけないという決まりはありません。

「だし」を使うことのメリットとは?

「だし」を使うことのメリットは、先ほどもお伝えしましたが、味にアクセントがつけられるということです。

離乳食初期の段階では、食材を柔らかくしてすり潰して出来上がりです。毎日食べ進めるうちに食べムラや全く食べなくなることもありますので、そのときに「だし」を使うことで食欲がアップすることもあります。

離乳食初期以外の段階でも、徐々に味があるものを欲するようになります。その際に「だし」は最も便利で安心できるアイテムなのです。

「だし」を使う事のデメリットとは?

「だし」を使うことでデメリットもあります。

「だし」を使いだすことによって味にアクセントができ、食が進むことがありますが、その反面、味付けなしの素材の味だけでは食事を嫌がる可能性がでてきます。

離乳食期には、初期はもちろん、中期、後期に進んでも絶対に味を付けなくてはいけないという決まりはありません。

食材本来の味を覚える時期でもありますので、あえて味を付けなくても離乳食を喜んで食べてくれているならばそちらの方が体にも良いのです。ママも「だし」の下ごしらえをする手間も省けます。

離乳食に使う「だし」はどういう種類?簡単な「だし」作り方は?

“だし”といっても、種類がたくさんありますよね。「だし」のイメージというと、かつおぶし、昆布、他には便利なだしの素などです。離乳食にはどんなタイプの「だし」をチョイスすべきか、簡単に手作りする場合の準備方法などをまとめてみますね。

かつおぶし

かぶおぶしは、魚のかつおから作りますよね。ですから、魚のアレルギーが出る可能性もあるため、離乳食初期が済んでからを目安に作っていきましょう。

  • お鍋に水を入れて、弱火にかけます。
  • 沸騰してきたら強火にしてかつおぶしをくわえます。
  • 再び煮立ったら火を止めてこし器でこして出来上がりです。

水の量はだいたい水2カップに対してかつおぶしを10gです。この量で4日分程度出来ますので、すぐに使わない分は製氷機に入れて冷凍しておくと良いでしょう。あまりたくさん作りすぎて、長く保存していると、味の質も落ちますので、注意してくださいね。


冷凍せずに、その都度作りたいというママには、こんな方法もあります。

  • 茶こしにかつおぶしを5g程度入れます。
  • そこに熱湯を1カップ程度注ぎ、5~10分つけておくと、一食分のだしが出来上がります。

冷凍ストックしておくのも便利ですが、その都度作った「だし」の方が断然味は美味しいです。赤ちゃんに美味しい「だし」で離乳食を食べさせてあげたい!そんなときに是非試してみてくださいね。

こんぶ

離乳食で初めて「だし」を使うときにはこんぶだしがオススメです。食物アレルギーの可能性が低いため、初期から使うことが出来ます。

  • 10㎝角のこんぶに水2カップを準備します。
  • まず、こんぶの表面についている汚れを水気を絞った布で拭き取ります。
  • 両端に切り込みを入れて、鍋にこんぶと水を入れて20~30分おいておきます。この段階では、まだ火を入れてないでくださいね。
  • その後、弱火にかけて沸騰してきたら取り出して完成です。

あさり

あさりのお味噌汁って本当に美味しいですよね。あさりからもしっかりと「だし」が取れて、離乳食の「だし」としても利用することが出来ます。お味噌汁、おうどん、煮物にも使えて便利です。

  • あさりのだしは、水からゆっくりと煮だします。
  • そして沸騰する直前に火を消して出来上がりです。

おそらく、離乳食で利用するためだけにあさりを準備するママはそこまで多くはいないはずです。大人のお味噌汁を作るついでに取り分けることも出来ますので、手間が省けますね。塩気が強い場合がありますので、お水を足すなど味を見て調節してみてください。

しいたけ

しいたけの「だし」は本当に簡単に作ることが出来ます。

  • 干しシイタケを5.6個準備し、2カップの水に浸します。
  • そのまま半日~1日程度放置しておくと、だんだん水に色がついてきますので、これで完成です。

残ったしいたけは離乳食の具として使っても良いですが、歯がはえていない赤ちゃんには噛み切れないので不向きです。パパ、ママの食事に使うなどすると無駄がありません。

だしの素、だしパック

仕事をしているママや料理が苦手なママにとって、「だし」を手作りするのは難しい場合もあります。そんな時は市販のだしの素やだしパックを使ってももちろんOKです!

ただし、市販のだしを購入するときに注意するポイントがあります。

  • 無添加のものか?
  • だしの原材料は何か?
  • 塩分は控えめか?

この3つです。

赤ちゃんの口に入るものなので、添加物を使用していない物を選んだ方がベターです。

そして、袋の裏に記載があるだしの素、だしパックの原材料をしっかりと確認しましょう。かつお、さば、昆布など、どんな原材料が入っているのか、アレルギーを起こす可能性はないかチェックしておきます。

そして、市販のだしはどうしても塩分が高めになってしまいます。塩分控えめのものもありますので、そちらを選びましょう。

どんな種類を購入すればよいか分からない。そんなときにはベビー用の「だし」も販売されています。ベビーフードコーナーを見ると、ほとんどの場合見つけることが出来ますので、一度チェックしてみてくださいね。

我が子はかつおぶしだしオンリーで離乳食期を終えました!

私はもともと料理が苦手で、だしは手作りで作った経験ももちろんありませんでした。しかし、見よう見まねでかつおぶしを使って「だし」をとり、離乳食期を終えることが出来ました。

かつおぶしをお鍋でグツグツ…うっすらと色が出てきて、香りが出て来たら完成です。かつおぶしを捨てるのもなんだかもったいない気がしましたので、細かく刻んで、そのまま離乳食に投入!この方法で離乳食期を乗り切りました!

離乳食を卒業してからは市販のだしを使っていますが、出来る限り薄味を心がけています。

だしを入れれば入れるほど料理はおいしくなりますが、どうしても塩分が気になります。慣れるまでは薄味で物足りない気もしますが、すぐに慣れます。私たち大人も、塩分を控えたほうが体にも良いだろうと薄味、減塩を心がけています。

まとめ

面倒そうな「だし」作りは、意外にも簡単に出来るものもあります。そして、「だし」を使うことで離乳食のレシピも増えて赤ちゃんも大喜び間違いなしです!一度挑戦してみてくださいね!