パンやうどん、クッキーやケーキなど小麦を使った食べ物はたくさんあって本当に美味しいですよね。

1日に小麦を使った食べ物を口にしない日はないくらい大活躍なものですが、離乳食ではいつから食べさせてもよいものなのでしょうか?

離乳食の食べさせ方や注意点、オススメレシピをご紹介します。

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小麦を初めて食べるときにはアレルギーに注意

小麦は私たちの食生活の中で欠かせない食材です。主食や副食、おやつなどにも小麦が使われているものも多く、これは小麦から作られていたの?と驚くこともありますよね。

そんな小麦を赤ちゃんが離乳食で食べるときには細心の注意をしなければいけません。

小麦は食物アレルギーの原因食品です。

  • 1位卵、
  • 2位牛乳、
  • そして3位が小麦

上位3位にランクインするほど食物アレルギーの危険が高い食品なのです。

初めて小麦を食べさせる時に気を付けたい離乳食の進め方

小麦を食べさせる時に注意すべきポイントがあります。

少量から徐々に量を増やす

小麦は食物アレルギーが起こりやすい食品です。

離乳食で初めて食べる食材は、スプーン小さじ1からスタートさせるのが基本ルールですが、アレルギーの可能性が高い小麦は、更に少量からスタートさせるとより安全です。量を増やしていくのも焦らずゆっくりと増やしていきましょう。

病院にすぐに行ける午前中に小麦をあげる

食物アレルギーの発作はかゆみを伴う軽度の症状から呼吸困難やアナフィラキシーショックなど、命の危険を伴う可能性もあります。

小麦を初めて食べさせるときには、万が一食物アレルギーの発作が出てしまってもすぐに病院に行けるように診察時間内に食べさせてあげるのが良いでしょう。


ちなみに、クリニックの診療時間は9時~12時、16時~19時このように午前の診察と午後の診察の間に休憩が3時間ほどあることが多いです。ですから、初めて小麦をあげる場合には昼食や夕食の時間帯ではなく、午前中の早めの時間帯が望ましいです。

万が一、昼食や夕食の時間帯に初めて小麦を食べさせてしまい、食物アレルギーの発作が起きた場合には、救急外来を掲げる大きい病院か、症状がひどければ迷わず救急車を呼んでくださいね。

小麦を食べさせる時期はモグモグ期以降がオススメ!

小麦を食べさせてあげる目安時期は、離乳食の2ステップ目であるモグモグ期以降がオススメです。

  • 生後5.6カ月頃がゴックン期、
  • 生後7.8カ月頃がモグモグ期、
  • 生後9.10.11カ月頃がカミカミ期、
  • 生後1歳頃から1歳6カ月頃がパクパク期

離乳食を始めたばかりのゴックン期は、ご飯や野菜などの、食物アレルギーの可能性の低い食べ物から始めていきます。ゴックンと上手に飲み込めるようになり、野菜をある程度試してみた後に小麦をスタートさせましょう。

小麦をあげるのは順番的に遅くても構いません。焦らずゆっくりとあげてみましょう。

どんな食材をチョイスする?離乳食で小麦を食べさせる時に良いおすすめ食材

離乳食で小麦をあげたい時にどんな食材をチョイスすれば良いのかも迷いますよね。そこで食べやすい小麦食材をご紹介していきます。

食パン

食パンはそのまま食べさせるのではなく、パン粥としてあげるのが良いでしょう。

パン粥の作り方はとても簡単です。

まず、食パンの耳を切り落とします。耳の部分は固いので、使いません。そして、小さなお鍋に少量の水をはり、パンを浸して火にかけます。ドロッとしたお粥状になれば完成です。

お水を粉ミルクにすればミルクパン粥になりますし、そこに野菜や果物のペーストを入れればバリエーションも増えます。

パン粥も多めに作って冷凍保存も出来ますので、製氷機に入れて保存すると便利ですよ!

そうめん

そうめんは細かく刻んで食べさせてあげます。目安はモグモグ期で2ミリ程度です。

そして、茹でる時間は通常よりも長めにゆでる必要があります。クタクタになるまでしっかりと茹でてあげると食べやすいです。そうめんがゆであがったら別で用意しただし汁や野菜スープに入れると美味しいですよ。

食べにくい場合には少し片栗粉を入れるととろみが出て食べやすくなります。

うどん

離乳食にとても便利な小麦食材がうどんです。ただし、うどんを選ぶ際には気を付けたいポイントがあります。

茹でた状態で売っているうどんを利用する場合には、同じ工場内で“そば”を作っている場合があります。

すると、そばアレルギーの可能性がある子がそのうどんを食べてしまうと、そばに対してアレルギー発作が起こる危険性もあります。ですから、そのような記載があるかどうかをチェックし、心配であれば乾麺を利用するのがベターです。

初めてうどんをあげる場合には、そうめん同様細かく刻んで、しっかりと茹でます。多めのだし汁に茹で上がったうどんと細かく刻んだ野菜を入れてあげれば野菜うどんの出来上がりです。

ツルツルとしたのどごしで赤ちゃんも喜んで食べてくれるのではないでしょうか。

まとめ

小麦を食べられるようになると離乳食のバリエーションも一気に増えていきます。食物アレルギーだけには注意をして楽しい離乳食ライフを送ってくださいね!