赤ちゃんの離乳食が始まってから、食材には加熱が基本でした。赤ちゃんが成長するにつれ、離乳食も幼児食へとステップアップし、徐々に大人と同じ食事が取れるようになってきます。
そこで疑問なのが、加熱していない生の物、特に生野菜はいつから与えていいものなのか、どうやってあげればよいのか悩みますよね。
そこで、生野菜の与え方やおすすめの生野菜を調べてみました。
生野菜を与える最適な時期とは?
離乳食完了後ならいつでもOK
一般的には離乳食が完了してある程度大人と同じような食事を食べられるようになってから与える場合が多いですが、1歳を過ぎて食事の進み具合を見て食べられそうなら挑戦してみましょう。
ただし、生野菜を与えるときは注意が必要です。
加熱してある野菜より消化に時間が掛かることや、これまで加熱によって死滅していた菌類がそのまま体内に入ることになるので、お子さんのお腹の調子を見ながら、与える量や野菜の種類を見極めていく必要があります。
食べない子に無理矢理与える必要はない
生野菜は必ずこの時期には食べられるようになっていなければならないというものではありません。
今までと違った堅い触感や野菜そのものの味に、食べることを嫌がるケースも多いので、大人が食べているのを見て自ら「食べたい!」という意欲が出てくるまで、無理に与える必要はありません。
アレルギーが強く出てしまう場合も
いままで加熱していたから症状が出なかった又は軽症で済んでいたため気づかなかっただけで、大丈夫だと思っていた野菜が生で食べたことによりアレルギー反応が出てしまう場合もあります。
生野菜を食べた後に湿疹が出たり、機嫌が悪く調子が悪いかも?と少しでも思ったら病院を受診することをお勧めします。
生野菜に慣れさせるためにオススメな野菜!
きゅうり
きゅうりは割と味が淡泊で、薄く切ったり細かく切ったりと様々な形状にしやすく、水分が多いので初めて生野菜を与えるにはもってこいの野菜です。
与える際は、緑の外側を包丁で削いであげると、より柔らかくなり食べやすくなります。
レタス
レタスも野菜の中では味が淡泊で、柔らかくてたべやすい葉先の部分と、芯に近づくにつれて生野菜独特のシャキシャキ感を味わえる野菜です。
キャベツ等の葉物野菜の中でもレタスの葉は柔らかいので、初めてでも食べやすく挑戦しやすい野菜でしょう。
オクラ
私が一番オススメなのがオクラです。きゅうりやレタスに比べて消化に悪いので、与える場合は細かくして少量から与えます。
なんといってもあの粘り気が他の食材と混ぜるのに大活躍!繋ぎの役割を果たしてくれるので、メインで食べるというよりは補助的な役割で生野菜が食べられ、使い勝手がよい野菜です。
我が子も生野菜が苦手でほとんど食べられませんが、苦手な食感の物を食べるときにオクラを混ぜてあげると、ツルッと食べられるので好きみたいです。
また、醤油や和風だしとの相性も抜群ですし、あのネバネバのおかげで少量の調味料で味付けができて、いろんなパターンの味付けで食べさせることができますよ!
生野菜が食べやすくなる料理!
ポテトサラダは超万能!
やっぱり初めから生野菜単体で食べさせるよりも、加熱してあるものに混ぜて食べさせることから始めるとスムーズに受け入れてくれます。
我が子に初めて食べさせた生野菜はきゅうりでしたが、ポテトサラダに混ぜて与えていました。たぶん生の野菜が入っていることに気づいていなかったと思いますが…。
ポテトサラダは万能で、ゆでたジャガイモと一緒に食べることで、生野菜独特の生臭さやシャキシャキ感がうまく消えて食べやすくなるので初めての野菜を試すときにとても役立ちます。
豆腐と一緒に食べるのもオススメ
豆腐はいろんなジャンルの調味料やソースとの相性がいいので、味付けの方法を選ばないのが生野菜と一緒に食べる最大の利点です。
また加熱する料理と違って生野菜に調味料を付けて食べる場合、その調味料の味を豆腐で柔らかくして食べさせられるといった役割もあります。
刻んだオクラに醤油をかけて豆腐と混ぜたり、細かくしたレタスやトマトと豆腐を混ぜてケチャップと粉チーズでピザのような味付けにしてみたりと、お子さんが好きな味付けでさりげなく生野菜を食べさせることができます。
大人がサラダを食べるように、子供が生野菜をそのままむしゃむしゃ好んで食べるようになるには大半の子はきっともっと先になるでしょう。
しかし、生野菜を与えることを急がなくてもよい反面、幼児食を作るのに生野菜が使えると料理が格段と楽になることも事実です。
他の物と一緒に食べることから始めて、抵抗なく生野菜が食べられるように上手にサポートしてあげましょう。