ママになって初めて存在を知る「母乳パッド」。母乳パッドは、乳房を包み込むような形状のパッドで、ブラジャーにつけて母乳を吸い取る役割を果たしてくれます。

「おっぱいのおむつ」なんて呼ばれていたりします。使い捨てタイプと布タイプが売られています。母乳パッドとは何か、いつまで使うのか、交換タイミングについて気になることをまとめて紹介します。

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母乳パッドの使い方

母乳パッドって何?

母乳パッドは下着が濡れるのを防止してくれ、都度交換することで胸が清潔に保てるアイテムです。母乳が出るようになると、ママが意識せずとも母乳が自然に出ることがあります。

例えば、授乳中に赤ちゃんが吸っている反対のおっぱいから母乳が出たり、寝ている間やお風呂などのリラックスしている間、赤ちゃんの泣き声が聞こえた時に、無意識に母乳が出ていることがあります。

こういった時に役に立つのが母乳パッドです。母乳パッドが母乳を吸収してくれ、下着や洋服を汚さなくてすみます。

また、授乳中はママの乳首も敏感で傷つきやすくなっているため、乳首を保護するために母乳パッドを使うママもいます。

いつからいつまで使う?

出産の準備品として産院から用意しておくように言われることもあります。

ですが、実際に必要になるのは母乳が出るようになってからで、出産直後は使わないママもいますし、反対に母乳の出が良くて買い足したママもいます。

母乳の出る、出ないは個人差がありますので、出産前に用意しておくなら、安い使い捨てタイプを用意しておくといいでしょう。

胸が張らなくなったり、母乳パッドが濡れなくなると、母乳パッドをいつまでつけるか悩むママも多いですよね。母乳パッドは、赤ちゃんが母乳を飲んでいる時期はつけていた方が安心です。

例えば、就寝中や赤ちゃんと離れている時間は、自然と母乳が出ることがあります。ママの身体は不思議で、赤ちゃんのことを考えるだけで母乳がでることがあります。

仕事を始めて母乳をあげる時間が減ったからと母乳パッドを取ってしまい、仕事先で下着が母乳まみれになったなんて声もよく聞きます。

また、さし乳といって吸えば母乳が出てくるタイプだと母乳パッドは必要ないケースもあります。

1日何枚必要?母乳パッドを替えるタイミングはいつ?

使い捨ての母乳パッドの場合

使い捨てタイプの場合、母乳をしっかりと吸収してくれますし、使い終わったら捨てられる手軽さがありますが、「まだ使えるかな?」とつい交換回数が減ってしまいがちになります。

母乳は栄養たっぷりで、赤ちゃんだけではなく細菌も大好物です。放置しておけば、最悪な場合、母乳パッド内で細菌が繁殖し、乳首が細菌感染起こしてしまうこともあります。

交換の目安は、1日3~5回。特に夏場は、高温多湿で細菌が繁殖しやすいので授乳の度に交換するのが理想です。またママのお風呂あがりや朝起きたときは、授乳に関係なく新しい母乳パッドに交換しましょう。

使い捨てタイプには肌に優しいタイプ、吸収力が優れているタイプ、手ごろな価格のものなどいろんなタイプが出ているので肌に合わないなと思ったら、違う種類を試してみてください。

布製は濡れたらすぐ交換、使用後すぐ洗濯を!

市販されている布製の母乳パッドは、コットン製、ポリエステル製など材料もさまざまな商品があります。肌触りがやさしいので乳首が痛い場合に布製を使う人も多いですが、使い捨てタイプに比べて蒸れやすいという欠点があります。

布製の母乳パッドは、使い捨てタイプと違い母乳の吸収量は少ないです。なので、濡れたなと感じたら交換するのが気持ちよく使い続けるポイントです。

さらに使用後、そのまま放置しているとカビが生えてしまうので、すぐに水で手洗いしておく、洗剤につけ置きするなど清潔に使いましょう。

布製の母乳パッドは、1セット(2枚)1,000円前後で売られていますが、費用を抑えるために自分で手作りしたり、使い捨てタイプと併用するママが多いです。

母乳パッドの代用品

母乳パッドを用意しなくても、タオルやガーゼを代用品として使うママもいます。ハンドタオルを4つ折りにして両方の胸にそれぞれ入れる、もしくは、フェイスタオルを長細く折って両胸をカバーする方法があります。

見た目に胸のボリュームが増す、濡れたらすぐ交換が必要なので外出する際には不向きですが、自宅で過ごすときはタオルを代用品に使うのも経済的にも、ママの肌への負担を考えてもオススメです。

母乳パッドが余ったらどうする?

賢い母乳パッドの買い方

順調に母乳育児をしていても、何らかの原因で突然母乳が出なくなったり、急に赤ちゃんが卒乳することがあります。そうすると、母乳パッドが手元に余ってしまうことになりますよね。

なので、使い捨ての母乳パッドを大量購入するのは、おすすめできません。例え、安売りセールをしていてもです。使い切る直前に一パックずつ買い足すのが、賢い母乳パッドの買い方です。

布製の母乳パッドだけで母乳育児をしたいママも多いと思いますが、初期費用はかかります。1日5回替えるとしても、洗い換え分でせめて3日分は用意したいですよね。すると15回分×2セットで、30セット必要になります。

市販品は1,000円前後しますので、費用を抑えたいなら手作りをしてみてはいかがでしょうか。母乳が染み出ないように、生理布ナプキン用などの防水性のある布を使って、お好みの柄で作ってみてください。

余った母乳パッドの意外な使い方

母乳パッドが余っても、捨てるのはもったいないです。次の子用にと置いておくママもいますが、一度開封したものはすぐ使い切ったほうが安心です。現在は、開封後でもネットフリマで売買されているようなので、打ってしまうのも一手ですね。

吸水性抜群の母乳パッド、用途は他にもあります。

例えば調理の際にでた油を吸い取ったり、窓の結露を拭き取ったり。また、わき汗シート、おりものシートとして使うことができます。粘着力が弱いので、長時間使用には向かないので注意してください。

まとめ

母乳パッドはつい交換を忘れがちになりますが、衛生面からみて濡れたら交換するのがよさそうです。1日3~5回の交換が目安です。また、使用期間については、母乳パッドが濡れることが少なくなっても、授乳期間中はつけておいた方がよさそうです。